西郷南洲流謫跡
奄美に身を潜めた西郷隆盛の当時の生活に思いを馳せる
西郷隆盛が3年間奄美大島に身を潜めた際に過ごした屋敷。元は西郷が子どもたちのために建てた新居で、1861年(文久元)11月20日に完成し、西郷もここで暮らし始めた。しかし、それから間もなく薩摩藩からの召喚状が届き、結局西郷がここで生活したのはわずか2か月だった。現在の家は西郷の娘、愛加那(あいかな)の養嗣子(ようしし)によって再建されたものだが、塀は当時のまま残っている。立派な茅葺き屋根の屋敷内は、2間の質素な造りになっており、西郷の遺品や直筆の書などのゆかりの品が公開されている。また、屋敷の前面に立つ勝安芳(勝海舟)の碑文が刻まれた石碑も、歴史好きにはたまらない史跡だ。屋敷から少し歩くと龍郷湾と対岸の美しい山並みを望むことのできる場所があり、西郷はその山並みを桜島に見立て眺めていたと地元では伝わっている。個人が所有・管理している施設で敷地も私有地となるため、来館の際は事前に連絡し、開館情報を確認すると確実だ。
スポット詳細
- 住所
- 鹿児島県大島郡龍郷町龍郷166 地図
- エリア
- 奄美・沖永良部エリア
- 電話番号
- 0997623368
- 時間
- 10:30-16:30
- 休業日
- 火、水
- 料金
- 入場200円(記念品・遺品の見学は要予約)
- 駐車場
- 有り(6台)
- クレジットカード
- 不可
情報提供: ナビタイムジャパン