まるき葡萄酒
現存する日本最古のワイナリーで日本ワインの真髄に触れる
甲州ワイン誕生の歴史を知るワイナリー
甲州ワインの里、勝沼を旅していると、2人の日本人が並んだ古い写真をよく見かける。これは、1877年(明治10)、ワインの醸造技術を学ぶため、初めてフランスに渡った土屋龍憲と高野正誠の写真だ。その1人、「まるき葡萄酒」の創業者である土屋龍憲は、フランスにおけるブドウの栽培、ワインの醸造技術、そして何よりフランス料理とワインのマリアージュ(相性のよさ)に深い感銘を受けたという。帰国後、日本固有の種である甲州ブドウを使い、和食にあう日本ワインを完成させるため、開墾と栽培の研究に尽力した。このことから、まるき葡萄酒株式会社は「現存する最古のワイナリー」と称される。
環境に配慮したサステナブルなワイン醸造
まるき葡萄酒株式会社の本社工場敷地内には、自社のブドウ畑「下岩崎ヴィンヤード」がある。勝沼地区の南部、標高420mの位置にあり、甲州ブドウ発祥の地とも呼ばれる場所だ。ここでは、白ワインに使われる甲州種や、赤ワイン用のベーリーAといった日本の伝統的品種を中心に、ブドウ栽培が行われている。特徴の1つは、羊が飼われていること。羊たちは、ブドウ畑を自由に動き回って地表を掘り起こし、雑草を食べ、排泄物を肥料とすることで、土壌を豊かにしていく。自然環境を守りながら、ワインの品質も高めていけるよう、研究が続けられている。
カーヴの見学もできるテイスティングツアー
まるき葡萄酒株式会社では、仕込み場、醸造所、樽貯蔵庫、地下貯蔵庫など、ワインの醸造過程を見学できる、無料のワイナリーツアーを行っている。ツアーの前後にワインの試飲も付き、初心者でもワインの魅力に触れられる内容となっている。まるき葡萄酒のワインをさらに深く味わいたい、という人なら、有料のテイスティングツアー(1500円)がおすすめだ。ソムリエ厳選のハイクラスワイン4種を、ブドウの品種や味わいの違いなど解説を聞きながらいただける。気に入ったワインをブティックで購入するのもいいだろう。
スポット詳細
- 住所
- 山梨県甲州市勝沼町下岩崎2488 地図
- エリア
- 勝沼・石和温泉エリア
- 電話番号
- 0553441005
- 時間
- 8:30-17:00
- 休業日
- 無休(年末年始休業)
- 料金
-
[テイスティングツアー]1名1,500円
※各ワイナリーツアーともに受け入れ時間指定、募集最低人数制限あり
※無料ツアーもあり(工場見学のみ) - 駐車場
- あり(10台)
- クレジットカード
- 可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、DISCOVER、Diners Club)
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 可(Suica、PASMO、QUICPay、iD、PayPay)
- Wi-Fi
- なし
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
情報提供: ナビタイムジャパン
クチコミ
-
- 美味しい日本酒も生産・販売しています
- まる喜が経営されている旅館「坐忘」に宿泊し、そこでまる喜のワインや日本酒を幾つか堪能しました。まず大きなライブラリーには飲み放題のまる喜ワインが数種類置かれていました。タイプの異なる2種類のワインを頂きましたが美味しかったです。また夕食時にはまる喜が山形で生産している出羽燦々を使った日本酒を頂きましたが、これもとても美味しかったです。まる喜の旅館で、まる喜産の美味しい醸造酒、ワインと日本酒を...
-
- にごりワイン
- 先日ホテルで飲んだまるきワインが美味しかったので、そのワインを買いに行きました。丁度、新酒のにごりワインが売っていて、試飲させてもらいました。デラウエアのにごりワインで少し甘口でした。甘味と酸味のバランスが良かったです。特に女性が好むように思いました。人気のワインと言うことで、発売日を待っているファンの方も多いとのことです。ワインの説明もしてくれて、品揃えも豊富でした。
-
- 老舗のワイナリー
- 関東から中央道を通って勝沼ICを降りて、事実上、もっとも近いワイナリーだと思います。国道から少し脇道に入りますが、ほんの数キロです。しかし幅員があまり広くない道路もあるので運転には注意が必要です。店舗脇に数台置ける駐車場があります。店内には自社のワインが十分な量で展示してありますし、クジなどを駆使して楽しませてくれます。ワインはもちろん美味しいです。
TripAdvisorクチコミ評価
もっと見る