星野リゾートリゾナーレ八ヶ岳「ピーマン通り」

リゾナーレ八ヶ岳の中央に延びるヨーロッパの街並み

自然の恵みを生かし、自然を遊び尽くすことをコンセプトとして誕生した星野リゾートリゾナーレ八ヶ岳の中央を貫くショッピングストリート。テーマ性の高い19軒の高級マルシェが軒を連ねる。

イタリアの山岳都市をイメージしてデザインされた星野リゾートリゾナーレ八ヶ岳ピーマン通り

中央自動車道小淵沢ICから車で5分の場所にある星野リゾートリゾナーレ八ヶ岳。その中央部を貫く全長150mのショッピングストリートがピーマン通りだ。街はヨーロッパ、それも中世の面影を残したイタリアの山岳都市をイメージしてデザインされ、石畳を思わせる道にはパラソルやフラワーポットが並べられて、マーケットが立つ彼の国の広場を彷彿させてくれる。定期的に取り換えられる飾り付けもこの通りの大きな魅力で、季節感を大切にするヨーロッパの雰囲気を味わうことができる。定期的に開催されるイベントもチェックしておこう。秋のハロウィンではカボチャのコスチュームがレンタルできるなど、お祭りを心ゆくまで楽しめる素敵な演出が用意されている。

毎年12月に開催される「ワインリゾートクリスマス」では、ワインボトルを使ったイルミネーションが現れる

南フランスから直輸入されたワインと食材、雑貨を扱う「アルピーユ」。ワインだけでも700種類がそろえられている

ピーマン通りの1階部分には19軒の専門ショップが並んでいる。レストラン、カフェ、輸入雑貨店、陶器店、フラワーショップと、お店のカテゴリーはバラエティ豊かだが、どの店もクオリティが高く、街並みには高級感が漂っている。写真で紹介した「アルピーユ」は南フランス生まれのオーナーが出店した念願の1号店。安全と健康にこだわった食材選びには、レストラン専門学校で学び、フランスとイギリスで修行したオーナーの豊かな経験が生かされている。

「アルピーユ」食品コーナー。南フランス生まれのオーナーが厳選した品物がずらりと並ぶ

「ル・プティー・ニース」雑貨コーナー。日本の風土にマッチするナチュラルな品物がそろえられている

ピーマン通りに並ぶ建物の上層部分は宿泊施設となっている。客室は、どれも十分な広さを備えている。室内インテリアが、ワインを思わせるボルドーカラーにコーディネートされていることも特徴で、コルクをモチーフにしたスツールや、オリジナルのワインタンブラーが、ワンランク上の居住空間をつくり出している。好きな場所に配置できるマットやクッションも備えられているので、自分流の配置を楽しんでみたい。部屋のタイプも、レイアウト、広さがさまざまに異なり、平屋タイプのものとメゾネットタイプのものがラインナップされている。好みと、人数にあわせてチョイスしよう。

さまざまな広さで造られた「レジデンス」。1人から4人まで宿泊できる

福島県で実際に使われていたゴンドラをワーキングスペースとして活用

星野リゾートリゾナーレのコンセプトは「大人のためのファミリーリゾート」。このテーマに沿って、ここでは、大人も子どもも夢中になるアクティビティがたくさん用意されている。その1つが、地上5mから7mの高さに造られたフィールドアスレチックコース「森の空中散歩」で滑車やロープを使って空中の移動が楽しめる。2021年(令和3)に誕生した「森のクライミングウォール」は難易度別に6つのコースが用意され、ボルダリングと同じように手がかりを探しながら、木の壁を高さ10mまで登る大人でも夢中になること間違いなしのアクティビティだ。また、地下には全天候型の室内プール「イルマーレ」も造られており、部屋とプールを何度も往復する家族連れも多いのだとか。一日があっという間に終わってしまうかもしれない。

屋外に誕生した高さ10mの「森のクライミングウォール」。身長が110cmに達したら利用OK。童心に帰って遊ぼう