洒水の滝
轟々と音を立てる水しぶきが圧巻!神奈川最大の落差を誇る滝
県道726号線から滝沢川に沿うように山へと分け入ると、洒水の滝(しゃすいのたき)遊歩道へと続く駐車場に出る。車はここまで。滝までは6分ほど歩くと到着する。遊歩道といっても自然のままの石が転がっていたり、苔むした土に足をとられることもある。歩きやすい靴で出かけよう。洒水の滝は三段の滝で、一の滝は落差69m、二の滝は16m、三の滝は29m。古くから相模国最大の滝として知られ、『新編相模国風土記稿』では、「蛇水(じゃすい)の滝」と記されている。遊歩道は左右にそびえる大木が影をつくり、見上げると空が狭い。遊歩道の全長は118m、その先に地上40mの観瀑台が造られている。2004年(平成16)に落石が発生し、遊歩道の階段などが損傷したため、従来の遊歩道はずっと立ち入り禁止になっていたが、新たな遊歩道が完成し、2022年(令和4)4月8日に一般開放した。「洒水」とは仏教用語で、浄水を散らして身を清め道場を清める行為をいう。鎌倉時代の名僧文覚上人(もんがくしょうにん)が百日間滝に打たれる荒行を積んだ地でもあると伝えられる。
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情報提供: ナビタイムジャパン