玉原高原

大自然を感じながら、さまざまな森歩きコースを堪能

玉原高原(たんばらこうげん)は「小尾瀬(こおぜ)」とも称される自然あふれるエリア。手つかずの自然を気軽に体感できるうえ都心からのアクセスもよいとあって、ハイキングや森林浴のスポットとして隠れた人気を誇る。

木道の敷かれた玉原湿原は気軽な散策コース

玉原高原をつくりだす植生の特徴は大きく2つある。1つは、ミズバショウなどが咲く湿原地帯、そして数ある樹種のなかでもその大きく麗しい姿から森の女王と呼ばれる「ブナ」が林立する地域だ。一帯には散策や登山のための道が整備されており、1時間程度で気軽に回れる玉原湿原を周遊するコース、鹿俣山に登りブナ平をまわる約5時間のコースなど、玉原高原をさまざまな角度から楽しめるようになっている。

年間を通してさまざまな花々を観察することができる

子ども連れやシニアでも難なく散策を楽しむには玉原湿原の木道がおすすめ。散策の起点となるセンターハウスから湿原への入り口までの移動時間を入れても1時間程度で周回でき、起伏も少ない。途中には、ブナの森から湧き出る水でのどを潤せるスポットもあり、ひと口で身も心も自然で満たされた気分に。

多様性あふれる湿原では、自然を学ぶ教育活動も盛ん

都心からのアクセスのよさもあり、冬場は良質の雪を求めて多くのスキーヤーやスノーボーダで賑わう「たんばらスキーパーク」。コンパクトなスキー場ながら、ファミリーで安心して滑れるコースが多く、手軽にウインタースポーツを楽しみたい層に人気が高い。初夏からはスキー場の斜面を利用した「たんばらラベンダーパーク」がオープン。カップルからファミリーまで一年中楽しめる施設として年々注目度が増しているので、ドライブの行き先候補に入れてみてはどうだろう。

湿原に向かう途中にはブナ林からの湧水が出ている場所がある