丸尾滝
水と温泉が混ざりあう、青みがかった水流
鹿児島空港からは約35分、車かバスで向かおう
「丸尾滝」は、季節を問わず美しい光景を楽しめる霧島屈指の観光スポットのひとつだ。滝の周辺に駐車場があるので、空港や駅からレンタカーを借りて向かうのもおすすめ。国道223号沿いにあり、鹿児島空港からの移動時間は約35分。「いやしの里 松苑」を通り過ぎて左折。道なりに進んでいけば丸尾滝の案内板と駐車場が見えてくる。バスで向かう場合は丸尾バス停で下車し、10分ほど歩くことになる。滝に近づくにつれて、瀑声と独特な温泉のにおいの歓迎を受けるだろう。霧島市を訪れる際は、ぜひ見ておきたいスポットのひとつだ。
滝なのに温泉のにおい? 温泉水の流れる珍しい滝
駐車場から歩いて丸尾滝を見に行くと、水が溜まっている箇所が少し青くなっていることに気づくだろう。鼻のいい人は、滝から少し硫黄の香りがすることにも気づくかもしれない。丸尾滝には上流にある硫黄谷温泉や栄之尾温泉から湧き出した温泉が混じっている。水が乳青色に見えるのはそのためだ。滝の近くには、丸尾滝に関する説明や上流に温泉があることを示す案内板がある。こちらも見てみよう。
四季折々の表情を楽しめる美しい滝
丸尾滝がある霧島市には多くの温泉があり、それを目的に訪れる人も多い。温泉が恋しくなる寒い季節に霧島市を訪れ、丸尾滝まで足を延ばす人もいるだろうが、丸尾滝自体はどの季節に訪れても景色の変化を楽しめる。春は緑が美しく、夏にはセミの声が賑やか。秋には周辺の木々の葉が色づき、冬には湯けむりが上がることも。また、夜は周辺がライトアップされ、昼間とは違った雰囲気を楽しめるだろう。さまざまな季節や時間帯に訪れて、滝の眺めを楽しみたい。
周辺には宿泊施設が多く、市内には日帰り温泉も
丸尾滝の観光が終わったら、ぐるりとまわって「霧島温泉丸尾」の信号まで戻ってみよう。丸尾滝の周辺は霧島温泉郷という温泉地帯。近くには「霧島ホテル」や「摘み草の宿こまつ」などの評判の良い宿がそろっている。国道223号沿いには「前田温泉 カジロが湯」という霧島温泉郷の立ち寄り湯がある。天然温泉かけ流しで、大浴場のほかに足湯やサウナなどもあり、旅の疲れを癒やすのにぴったりの施設。ここで休憩をとりがてら、温泉郷を探索してみよう。
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン