水天宮

神社

4.0

久留米・柳川エリア

全国にある「水天宮」の総本宮。子授けや安産の神様としても有名

水天宮は水の神様、子授けや安産の神様として有名な神社。年間を通してさまざまな祭儀が行われ、筑後川花火大会など、特徴のある祭りも数多く行われることで知られる。

水天宮社殿。子授け、安産祈願、水の安全の祈願など、多くの人が参拝する

全国各地にある「水天宮」の総本宮が久留米の水天宮だ。九州最大の一級河川「筑後川」のすぐ近くにあり、境内から河川の眺めを堪能することもできる。水天宮で祀られているのは水神と子授け、安産の神。境内は農業や漁業、船舶関係者や子授けや安産を願う人で賑わう。もともと水天宮は、安徳天皇の母に仕えていた女官・按察使局伊勢(あぜちのつぼねいせ)が、1190年(建久元)に現在の筑後川の辺りだった鷺野ヶ原(さぎのがはら)に逃れたところから始まっている。その後、戦乱を避けるために数度社殿を移し、1650年(慶安3)に久留米藩2代目藩主・有馬忠頼によって現在の地に移された。

水天宮の案内。由来や歴史について詳しく記載

大木を従えた境内までの参道

水天宮境内には明治維新で活躍し、水天宮第22代目宮司でもあった眞木和泉守保臣を祀る「眞木神社」以外にも、「水神社」「秋葉神社」「千代松神社」があるため、合わせて参拝しておきたい。境内には有名な俳人・高浜虚子が筑後川を眺めながら詠んだ句が刻まれている句碑や、自分の痛い部分と狛犬の同じところをなでれば痛みが取れるといわれる「肥前狛犬」などもあり、見どころは尽きない。そのほか眞木和泉守の遺品や遺墨(いぼく)などを展示している「眞木和泉守記念館」も訪ねておきたいスポットだ(「眞木和泉守記念館」は電話予約が必要)。境内入り口の鳥居にある「水天宮」の文字は明治時代の海軍指揮官・東郷平八郎の揮毫で、こちらも歴史ファンなら必見。

「眞木神社」には、眞木和泉守だけでなく、明治維新の際に亡くなった一門や門下生なども祀られている

水天宮の鳥居脇には越後川が流れる

夏の楽しみといえば花火大会。筑後地区を代表する花火大会「筑後川花火大会」は1650年(慶安3)の水天宮落成祝賀が始まりだ。そのため、現在でも毎年8月になると、水天宮から近い場所で花火が打ち上げられ、観覧スポットとして多くの人が集まる。また、冬から春にかけては境内のツバキの花が咲き誇る季節。40種類のツバキの花は見る人の心をなごませてくれる。水天宮にツバキの花が多いのは、水天宮に祀られている安徳天皇と恋仲だった女性、藤原種継の娘である玉江姫が好きな花だったからという言い伝えもある。水天宮は祈願に訪れるだけでなく、一年中いつ来ても楽しめる神社だ。

池上に架かる橋を渡ると水天宮が現れる

水天宮には肥前狛犬以外に4対の狛犬がいる。こちらは太鼓橋先、中門の前の狛犬

スポット詳細

住所: 福岡県久留米市瀬下町265-1 地図
エリア: 久留米・柳川エリア
電話番号: 0942323207
時間: [開門時間]9:00-17:00
休業日: 無休
駐車場: あり(100台)
クレジットカード: 不可
電子マネー/スマートフォン決済: 不可
Wi-Fi: なし
コンセント口: なし
喫煙: 不可
車椅子での入店: 可
乳幼児の入店: 可
ペットの入店: 可
雨の日でも楽しめる: はい

情報提供：ナビタイムジャパン

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クチコミ

筑後川のすぐ脇

投稿日 : 2021.11.10

ＪＲ久留米駅から徒歩で１０分ほど。西鉄久留米からだとバス利用か。筑後川の左岸に位置しています。源平合戦の壇ノ浦の戦い後にできた神社なので意外と新しいと思います。神社周辺には特に飲食店や売店はないですね。
水天宮総本山

投稿日 : 2021.03.08

二月の戌の日に伺いました。朝一番で伺いましたが、他にも結構お客さんがいらっしゃいました。腹帯を購入して、お祓いをお願いしました。きっと安産になると思いました。
友達と祈願に来ました。

投稿日 : 2020.02.02

不妊治療をしていた友達と、水天宮に、お参りをしました。ここのお社は子宝の神様で有名だと知人から聞きました。