龍頭の滝
空海が修行したと伝えられる2本の滝
美馬ICから国道438号線に出て南下。大きな交差点を右折して県道12号線へ入り「滝寺(たきじ)」の標識がある交差点を右折して北上する。道なりに進んでいった三野町加茂野宮(みのちょうかものみや)の奥が、2本の滝へと続く遊歩道だ。タイルが貼られた場所からは、約3分ほどで一の滝である「竜頭(りゅうず)の滝」に到着する。天長年間に空海が修行の場として滞在した伝説が残っており、龍神が祀られているという。突き出た岩によってふた筋に分かれた水が再びひと筋になり、まっすぐに流れ落ちる様子が美しい。その脇にある標識を頼りに、さらに遊歩道を登っていくこと約8分。水音が聞こえてくれば、二の滝である「金剛の滝」はもうすぐだ。こちらは滝つぼのそばにあずまやが整備されており、ゆっくりと滝を眺めることができる。周囲を木々に囲まれた金剛の滝は、景観の美しさでも知られており、秋が深まっていくに従って、見事な紅葉に包まれるそうだ。四季折々、それぞれに趣のある姿を見られるが、本領を発揮するのは11月に入ってからだろう。時間があれば、近隣にある滝寺にも立ち寄ってみてほしい。
スポット詳細
- 住所
- 徳島県三好市三野町加茂野宮 地図
- エリア
- 祖谷・大歩危小歩危エリア
情報提供: ナビタイムジャパン