甘味茶屋 ぶどうの木
香川の郷土料理、「白味噌あん餅雑煮」をいつでも味わえる
親から子へと受け継がれてきた家庭の味
地域の食文化を色濃く映す郷土料理、雑煮。そんななかでも近年メディアで取り上げられて知名度が上がっているのが、香川の「白味噌あん餅雑煮」。イリコなどを使った和風出汁で白味噌を溶き、甘いあんこの入った丸餅を浮かべた真っ白い見た目の雑煮だ。この「白味噌あん餅雑煮」の発祥は江戸時代から明治時代といわれている。当時、讃岐ではサトウキビ栽培が盛んで良質な砂糖が作られていたが、貴重品で庶民がなかなか口にできるものではなかった。それを年に一度、正月くらいはおいしいものをと雑煮に取り入れるようになったというのが有力な説。正月らしく縁起のいい紅白ということで輪切りにした大根やニンジンを入れ、餅の上には青海苔を載せることが多いが、具材は家庭によって多少のアレンジが加えられているようだ。
一年中「白味噌あん餅雑煮」を食べられる
香川県内でも「白味噌あん餅雑煮」を食べない地域もあり、香川で生まれ育っていても一度も食べたことがない人も多くいる。だがやはりこれを食べて育った人にとっては懐かしい思い出の味。ぶどうの木は、1996年(平成8)のオープン当初から「白味噌あん餅雑煮」を看板メニューとしていて、正月だけでなく一年中いつでも提供している。その味は店主が幼い頃から慣れ親しんだ家庭の味を再現。出汁にはイリコではなくかつお節を使い、地元の味噌蔵から仕入れた白味噌をあわせ、餅もあんこも手作りにこだわっているのが特徴だ。県外で暮らす香川出身者で、帰省するたびに立ち寄るという客も多いが、近年は観光目的で県外から訪れる客も増えたそう。初めて食べる人は味のイメージがつかずこわごわ口にするが、「意外とおいしい」「案外好きかも」という感想がほとんど。白味噌の塩気にあんこの甘さがあわさった「あまじょっぱい」味は、やみつきになるおいしさだ。
あんみつなど和の甘味が充実
「白味噌あん餅雑煮」は一日中単品でオーダーできるほか、11時30分~14時30分のランチタイムにはご飯と小さなおかず、ドリンクとデザートが付いて950円のランチセットも提供されている。そのほか、ぜんざいやあんみつ、あべかわ餅など和の甘味や、パフェや夏限定のかき氷も種類豊富で、どれも手作りにこだわって作られている。民芸調の落ち着いた店内は、1人でも居心地よく過ごせる雰囲気で、周辺の商店街でショッピングを楽しんだあとにちょっと甘いものでひと息入れたいときにもおすすめだ。街の喧騒をしばしの間忘れられる静かな和の空間で、手づくりの甘味を堪能してほしい。
スポット詳細
- 住所
- 香川県高松市百間町2-1 地図
- エリア
- 高松エリア
- 電話番号
- 0878222042
- 時間
-
10:00-20:00
[日]10:00-16:00 - 休業日
- 月(祝日の場合は翌日休み)
- 駐車場
- なし
- クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 可(PayPay、LINE Pay、メルPAY、d払い)
- Wi-Fi
- なし
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 英語メニュー
- あり
- 平均予算
- 【昼】1-1,000円
- 滞在目安時間
- 30-60分
- 車椅子での入店
- 可
- 乳幼児の入店
- 可
情報提供: ナビタイムジャパン
クチコミ
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- あんもち雑煮は持ち帰り、発送もできます
- 年末に行きましたが、店内のお客さんはほとんどがあんもち雑煮を注文していました。またお餅と味噌がセットになったもちかえりタイプのものもあり、お土産用に買っていったり地方に発送するお客さんもひっきりなしに訪れていました。
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- あんもち雑煮
- 開店直後に訪問しました。客席は、まばらな状態でした。名物は、あんもち雑煮。白みその雑煮に、あんこ入りのお餅が入っています。先入観としては、ありあえない組み合わせでしたが、食べてみれば、結構おいしいです。
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- あんもち雑煮は結構なボリューム
- 午後4時くらいの中途半端な時間に訪れました。あんもち雑煮をおやつの感覚で食べようと思ったのですが、これが結構なボリューム。白みそのお雑煮で、中に大きなあんこ入りのお餅が一つ。これが大きくて、一食食べた気になります。夕食が必要なくなりました。関東人だと白みそ自体が珍しいし、1日歩いて疲れた体にはその甘さが染み渡るようで美味しかった。もうちょっと有名になってもいいのではないでしょうか。箸休めに...
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