書寫山圓教寺
西の比叡山で1000余年の歴史の重みを体感する
ロープウェイからの絶景も見どころ
古くから祈りの山として親しまれていた書写山。そのふもとから山上まで延びる全方位ガラス張りのロープウェイに乗り、約4分間の空中散歩から始まる。標高371mの場所にあり、西の比叡山とも呼ばれる圓教寺は966年(康保3)、性空上人(しょうくうしょうにん)によって開創され、西国三十三霊場の第二十七番札所として全国から数多くの参拝者が訪れている。背筋が伸びるような独特の空気感を放つ境内を歩いて、仏教の世界に飛び込もう。
山中に広がる広大な境内を歩く
深い森のなかに広がる境内には、国や県の重要文化財などに指定された建造物が数多く点在している。四季折々の景観を見せてくれる自然あふれる境内には、6本の参道が延びていて、歩きながら山を登るほか、志納所前から境内の中心部である摩尼殿(まにでん)までのルートを有料マイクロバスで移動する方法もある。志納所から入るとすぐに、大きな存在感を醸し出す「慈悲の鐘」があり、そこからふた手に分かれる山道を登って、境内の奥まで進んで行こう。
重要文化財など貴重な建造物に囲まれて
マイクロバスの停留所近くには、登録有形文化財である摩尼殿があり、根の張っている生木の幹に観音像が刻まれたことから、岩山に懸造(かけづくり)で建てられている。そこから西へ参道を歩いていくと、室町時代に建てられた大講堂、食堂(しきどう)、常行堂(じょうぎょうどう)からなる3つの堂が。コの字形に向かい合う3つの建物がそれぞれ国指定重要文化財に指定されていて、裏側に進むと、性空上人を祀る開山堂が建つ奥の院が広がっている。境内は広く山道になっているので、時間に余裕をもって参拝しよう。
スポット詳細
- 住所
- 兵庫県姫路市書写2968 地図
- エリア
- 播磨(姫路・龍野・赤穂)エリア
- 電話番号
- 0792663327
- 備考
- ※カーナビをご利用の際は[書写の里美術工芸(tel:079-267-0301)]と検索して下さい。
情報提供: ナビタイムジャパン
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クチコミ
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- ロープウェイから徒歩
- ロープウェイ駅から歩きました。30分ほどだったと思います。8月だったので暑かったのですが、木陰もあったのでペースを緩めに歩きました。摩尼殿まで来ると建物の中で多少休憩できるエリアがありました。大講堂と食堂は大きな建物でした。2階の外側廊下に腰掛けると風が気持ちの良いものでした。
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- 深山を感じる中にある歴史と信仰を感じる
- 書写山圓教寺は姫路市郊外の標高371mの書写山山上にある。ロープウエイが利用できる。966年に性空上人によって開かれた天台宗の古寺で、西の比叡山と称され、西国三十三霊場の第二十七番札所。境内には国の重要文化財が多く、京都の清水寺に似た「摩尼殿」や重要文化財の「大講堂」「食堂」「常光堂」「開山堂」「護法堂」など。映画「ラストサムライ」やNHK大河ドラマ「黒田官兵衛」などのロケ地にもなり、弁慶も若い頃...
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- 3つの堂に囲まれた有名な中庭
- 山上から送迎車で送ってもらうと、最初に目に入るのが、摩尼殿という清水寺を思わせる立派な建物。そこの脇を通り抜け少し登ると、有名な中庭が出現する。歴史を感じさせる3つの堂が中庭を囲み、それが山の景色と一体となって非常に良い絵でした。
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