芭蕉翁記念館
伊賀に生を受けた俳聖・松尾芭蕉を顕彰する記念館
上野公園の一角にたたずむ
伊賀上野城や伊賀流忍者博物館などの施設がある、上野公園の公園東口付近にたたずむ俳人・松尾芭蕉の記念館。上野公園第1駐車場から、徒歩すぐの場所にある。館内の芭蕉文庫には芭蕉の真蹟(自身が書いたと認められる筆跡)をはじめ、近世から現代に至る連歌俳諧に関する資料などが数多く保存されており、展示室ではこれらの資料の一部を展示している。「旅人と我名呼ばれむ初しぐれ」や「古里や臍のを泣にとしのくれ」などの名句が、芭蕉直筆で書かれた色紙はとても貴重だ。
伊賀は俳人・松尾芭蕉の原点
伊賀国に生まれた松尾芭蕉は、伊勢や伊賀を治めていた藤堂家に仕えていた藤堂新七郎家の良忠(よしただ)に仕えたとされる。北村季吟(きたむらきぎん)に俳句を学び、蝉吟(せんぎん)という俳号を持っていた良忠の影響もあってか、19歳の頃から俳句をたしなみ、29歳で初めて上野天満宮(伊賀市)に句集を奉納したとされる。東北・北陸を巡って美濃の大垣へと入る、約2400kmにも及ぶ旅を綴った『おくのほそ道』でも有名。「閑さや岩にしみ入る蝉の声」や、「五月雨をあつめて早し最上川」などの旅の句は特に広く知られている。
展示物から松尾芭蕉の生涯をたどる
記念館には句のみではなく芭蕉の人となりや人物関係に焦点をあてた展示もあって、とても興味深い。また、年に4回企画展も開催されており、さまざまな角度から芭蕉の生涯に迫っている。不定期でギャラリートークも開催されるなど、俳句ファンは特に注目だ。見学後は、同じく上野公園内にある俳聖殿へと向かおう。芭蕉翁の生誕300年を記念して1942年(昭和17)に建てられた八角堂で、芭蕉の旅姿を表現している。殿内には等身大の伊賀焼の芭蕉座像が安置され、命日の10月12日の芭蕉祭で公開。国の重要文化財にも指定されている。
スポット詳細
- 住所
- 三重県伊賀市上野丸之内117-13 地図
- エリア
- 伊賀・上野エリア
- 電話番号
- 0595212219
- 時間
- 8:30-17:00(最終入館受付16:30)
- 休業日
-
展示替え期間、年末年始
このほか、都合により臨時休館することがあります。 - 料金
-
【入館料(個人)】
[大人(大学生以上)]300円
[小中高生]100円(引率者は無料)
【入館料(団体)】
[大人(大学生以上)]200円
[小中高生]60円(引率者は無料)
※団体割引は20名以上
※未就学児・障がい者手帳をお持ちの方は無料 - 駐車場
-
あり(上野公園の駐車場を利用)
※1回600円 - クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- Wi-Fi
- あり(ICT Free Wi-fi)
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
情報提供: ナビタイムジャパン
クチコミ
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- 松尾芭蕉直筆の展示物がありました。
- 入館料300円。学芸員に時間的余裕があれば説明を聞くことができるようでした。簡単な案内をお願いして展示物の数点の説明してもらいました。芭蕉直筆の短冊には見入ってしまいました。
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- 芭蕉も絵を描くんですね
- 伊賀上野城の上野公園内にある資料館ですが、展示室1室の「こじんまり」とした資料館です。入館料は300円ですが、蓑虫庵との共通券を購入すれば500円です。 芭蕉フアンなら必見の場所?と思いますが、一寸展示作品が少ない気がしないでもないですね。その中で、初めて知った事ですが、芭蕉も絵を描いたんですね。芭蕉の弟子の「許六」を芭蕉が「師」として絵を教わったとの事。芭蕉の描いた「万菊丸いびきの図」は...
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- 万人向けの資料館ではありません
- 上野市駅から徒歩10分弱。上野公園(伊賀上野城跡)内にある芭蕉の資料館。入館料300円。1959年築の建物は城戸武男による設計で、直線基調のシンプルなデザインである。建物に入って左手には「奥の細道」など芭蕉が旅した足跡を表す電光パネルが設置されている。展示室は1室のみで展示物は少ないので、芭蕉に興味のある人以外は物足りないかもしれない。
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