法善寺横丁
江戸から賑わう横丁で先人が愛したグルメを満喫しよう
上方文化と縁ある石畳の一本道へ
千日前商店街を北へ上がり、道頓堀通りの1本手前の路地に足を踏み入れると、下町情緒あふれる江戸の街並みにタイムスリップ! 東西に続く長さ80m、幅3mに満たない石畳は打ち水で光り、ほのかに線香が香る法善寺横丁がお出迎え。その歴史は江戸時代にさかのぼり、法善寺の境内で参拝客相手に開かれた露店がルーツだそう。その後、明治から昭和初期にかけては、2つの寄席で落語を楽しむ人々で賑わうように。同時期には道頓堀の芝居小屋にも客が集まり、2つのエリアで上方文化が生まれ育っていった。役者や落語家をはじめ、上方文化を築いた著名人たちが足繁く通った飲食店は今なお現役。食通もうなるグルメを楽しめると全国のファンが足を運ぶ浪速のグルメスポットだ。
看板から始まる法善寺歴史探訪
法善寺横丁を巡るときは、まず東西の入り口にある看板に注目を。どちらも昭和の上方演芸会の重鎮が手がけている。東は横丁にあるバーの常連だった落語家の3代目桂春団治が、西は人気喜劇役者として語り継がれる藤山寛美が筆をとった。西側の「法善寺横丁」の字をよく見ると、「善」の一画が抜けているのに気づくはず。「わしはそない善い人間やないさかいに」と字を崩した説や、酒豪としても有名な藤山寛美が「酒がもう1本足らんで!」という意味を込めたなど諸説あり。何にせよ、その粋な計らいには天晴れのひと言だ。横丁から法善寺の境内へ延びる細道を抜けると、法善寺横丁の名を全国に知らしめた小説『夫婦善哉』の舞台に早変わり。のちにはドラマ化もされ、物語の中心となった甘味処「夫婦善哉」は現在も営業しているので、憩いのひとときを過ごしてみて。
浪速を代表するレトロなグルメスポットへ
100mにも満たない横丁内には、串カツやお好み焼きなど大阪グルメのほか、寿司処、老舗割烹などが勢ぞろい。なかには、昭和から時代を超えて大阪芸人が通い続ける隠れ家バーや、ミシュランガイド常連の割烹も。舌の肥えた先人たちが認めるだけあって、「法善寺横丁の店なら間違いない」と食いだおれの街・大阪でも厚い信頼を寄せられている。また、1人3万円以上の高級店から1000円以下で楽しめるリーズナブルなグルメを一挙に楽しめるのも同エリアならでは。楽屋飯として重宝されてきた食堂のカツ丼や、『夫婦善哉』を執筆した作家お気に入りの老舗洋食店のカレーなど多彩なラインナップだ。境内の水掛不動尊で悪い気を断ち切り、歴史に思いを馳せながら、シーンに合わせてグルメを満喫。法善寺横丁の定番観光コースをぜひ体験しよう。
スポット詳細
- 住所
- 大阪府大阪市中央区難波1付近 地図
- エリア
- 心斎橋・なんばエリア
情報提供: ナビタイムジャパン
このスポットを紹介している記事
アクセス
地図最寄り
- NEARBY HOTELS -
周辺のホテル
- NEARBY RESERVED PARKING -
周辺の予約制駐車場
【予約制】akippa ラウンドワンスタジアム千日前店駐車場【高さ155cmまで / 機械式】
68m
【予約制】akippa ラウンドワンスタジアム千日前店駐車場【夕方パック:17:00-23:59】※高さ155cmまで
68m
【予約制】akippa SC千日前パーキング【機械式:ハイルーフ車対応】【平日のみ:8:00-23:00】
93m