平家の里
平家落人伝説が残る秘境で、かの時代へタイプスリップ
平家落人の安住の地・湯西川
日光市の最北部に位置する湯西川。標高700m以上の深い山間を縫うその流れはやがて鬼怒川と合流し、利根川へそそぐ。美肌の湯と呼ばれる温泉の泉質の良さは全国的にも知られ、川岸に露天風呂を備えた温泉宿が軒を連ねる。その温泉を最初に発見し、ここに集落を築いたのが、壇ノ浦の合戦に敗れて追手から逃れてきた平家の落人といわれている。落人がここに身を潜めながら暮らしていた痕跡は、焚き火をしない、のぼりをあげないなど、この地域の風習にも見られる。現在でも端午の節句に鯉のぼりをあげないのだとか。
平家の生活様式を感じさせる空間
温泉街からさらに北上した先にある平家の里は、そんな平家の生活様式を後世に残すべく再現したもの。まさしくその時代にタイムスリップしたかのような気分を味わえる空間となっている。静寂に包まれた密かなる山間の地・湯西川で、平家が落ちのびた当時の暮らしの雰囲気を感じとってみたい。
平家落人の生活の知恵を忍ぶ
冠木門(かぶきもん)を抜けて里内へ。苔むした庭、イロハモミジやクヌギなどの植栽に彩られた茅葺き屋根の建物が往時のムードを漂わせ、心がほっとするような雰囲気。里内には計8つの茅葺き屋根の建物がある。冠木門から見て最奥にある「種々(くさぐさ)伝えどころ」が里内最大の建物で、湯西川に残る伝統芸能や民話の伝承などに幅広く利用されている。館内では常時、6月に開催される「平家大祭」の様子をビデオで観られる。鎧兜の武者やきらびやかに着飾った姫が、温泉街を隔てて2km先にある神社から平家の里までの道のりを歩く「平家絵巻行列」が行われる祭りである。
「調度営みどころ」では、湯西川で盛んであった木杓子作りに使われていた道具や山の生活用具を展示。「床しどころ」では平清盛像や平敦盛像、鎧、鞍、弓などの武具や湯西川に伝わる民具を展示している。その生活の知恵をしのびつつ、栃木県最北の秘境に身を寄せた平家落人の暮らしに想いを馳せたい。
スポット詳細
- 住所
- 栃木県日光市湯西川1042 地図
- エリア
- 日光・鬼怒川・中禅寺湖エリア
- 電話番号
- 0288980126
- 時間
-
[4月-11月]8:30-17:00(最終入館16:30)
[12月-3月]9:00-16:30(最終入館16:00) - 休業日
- 無休
- 料金
-
[観覧料]大人(高校生以上)510円、小・中学生250円、未就学児無料
※30名様以上は100円引き - 駐車場
- あり(50台)
- クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 可(PayPay)
- Wi-Fi
- あり
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 英語メニュー
- あり(タイ語、中国語、台湾語のパンフレット)
- 滞在目安時間
- 30-60分
- 車椅子での入店
- 可
- 乳幼児の入店
- 可
- ペットの入店
- 可(冬季以外)
- 雨の日でも楽しめる
- はい(傘貸し出し)
情報提供: ナビタイムジャパン