阿嘉島
美しい海と緑とのんびりした雰囲気が色濃く残る島
離島らしい風情が残る島
阿嘉島へのアクセスは、那覇の泊港から高速船で約50分、フェリーで約1時間30分。日帰りでも滞在時間をたっぷりとれる高速船は人気が高く、サマーシーズンは早めの予約が必要となる。船が阿嘉港に近づくと、絶景スポットとしても知られる阿嘉大橋のアーチが目に飛び込んでくる。橋の下に広がる海は、港とは思えないほど透明度が高く、しばらく眺めていると海面からウミガメが顔を出すこともあるそうだ。阿嘉島での移動は、徒歩か、港から徒歩約5分の集落にある店でレンタバイクかレンタサイクルを借りることができるので、島巡りを計画している場合は利用するとよい。レンタカーやバス、タクシーはない。お隣りの座間味島や渡嘉敷島に比べると訪れる人も少なく、そのぶん、ビーチにも集落にも離島らしいゆったりとした雰囲気が色濃く残っている。
ケラマブルーが美しいサンゴ礁の海
阿嘉島の最大の魅力は、ため息が出るほど美しいケラマブルーの海。ほとんどの人が訪れるメインビーチのニシバマは島の北側にあり、港からは徒歩20分、レンタサイクルで約10分。約1kmにわたって白い砂浜が続き、慶良間諸島でも指折りの透明度を誇る海では、色とりどりのサンゴ礁や熱帯魚を見ることができる。島内の遊泳ビーチはニシバマのみで、その他のビーチにはライフセーバーはいないので注意が必要だ。港の前には、慶良間諸島のサンゴに特化した「国立公園ビジターセンター さんごゆんたく館」が2018年(平成30)にオープン。サンゴの生態や魅力について映像や写真、豊富な資料の展示で学ぶことができ、今日の海の状況や守るべきルールについても知ることができる。カフェコーナーやテラス席もあるので、気軽に立ち寄ってみよう。
集落散歩や離島巡りもおすすめ
信号もコンビニもない阿嘉島では、何もしないぜいたくを味わいながら、とにかくのんびり過ごすのが心地よい。ときどき猫やケラマジカと出合うのどかな集落を散策したり、集落前の前浜にあるあずまやでくつろいだり、徒歩でも行ける阿嘉大橋の上や天城(あまぐすく)展望台からの絶景を眺めたり。また、橋でつながる慶留間島(げるまじま)や、その先にある外地島(ふかじじま)へのサイクリングもおすすめだ。時間に余裕があれば、ぜひ阿嘉島に1泊して夜の浜辺に寝転んでほしい。満天の星空と波の音に包まれる体験は、特別な思い出になるはずだ。阿嘉島からは、お隣りの座間味島(ざまみじま)やとの間を1日約4往復、約15分で渡れる村内航路が運航している。予約をすれば渡嘉敷島(とかしきじま)に渡ることもできるので、慶良間島内でアイランドホッピングを楽しむのもよいだろう。
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン