福州園

庭園

4.0

那覇・首里エリア

那覇の中心部にある都会のオアシス。アジアとのつながりを感じさせる中国式庭園

中国福州市と那覇市の友好都市締結10周年を記念して、1992年(平成4)に開園した中国式庭園。那覇空港から車で10分、ゆいレール県庁駅前より徒歩10分と那覇の都心にありながら、緑豊かな都会のオアシスで、心癒やされる時間を過ごせる。

あずまやから欧治池(おうやいけ)を望む。水と緑に癒やされる庭園

那覇市久米に位置する「福州園」。那覇市と中国福建省福州市の、友好都市締結10周年の記念事業で建設された中国様式の庭園だ。総面積8500平方メートルの園内には、春景色、夏景色、秋・冬景色を表す「明・穏・華」の3部で構成された空間が広がっている。那覇の中心部にありながら、水と緑がいっぱいで、散策しながら中国の伝統的な庭園空間を楽しめる。2022年(令和4)にリニューアルオープンし、夜間は異国情緒のある夜の美観をコンセプトにライトアップされた幻想空間になる。昼だけでなく、夜もぜひ訪れてみてほしい。

日没から営業時間の午後9時までライトアップされる

設計から施工まで福州市の職人により、福州市の資材を使用して建設された

園内で最もダイナミックな景観。福州の名勝「冶山(やざん)」水景を表現している

庭園のコンセプト「歩けるアート」の言葉どおり、園内にはさまざまな建築物に加え、龍柱・八仙人など石造彫刻などが配置されている。建築物についてはすべて福州市の木材で造られており、出入口は東西南北に設け、各門ともそれぞれ違う様式を施していたりと、中国の伝統様式を細かく再現しているところも見どころのひとつ。そのなかでも、福州園の代表的な建築物である「東冶堂(とうやどう)」は、龍柱を擁した中国福州地方の堂宇(どうう)で、現地の景色を忠実に再現している。ほかにも、四季折々を表現する風景は、小川の渓流と静かな池からなり、まるで中国を訪れたかのような気分を味わえる。

所どころにかわいらしい精緻な石彫刻が。自分の好きな彫刻を探してみて

冶山・冶亭(やてい)からの景色。周りはビルに囲まれ、那覇の町なかにいることを実感

2つの塔が並ぶ双塔の様子は、典型的な福州の景観

そもそも、ここ福州園が建設された背景には、琉球王国時代の歴史が大きく関係している。かつて琉球王国として独立国だった沖縄は、中国や東南アジア各国と外交関係を結び、14-16世紀には「大交易時代」と呼ばれる黄金期を築いていた。その琉球の外交や交易を支えたのが、中国福建省から移り住み、ここ福州園も位置する那覇市久米(くめ)に住んでいた「久米村人(くにんだんちゅ)」。その久米村の歴史を学べる施設が、すぐ隣にある「クニンダテラス」だ。タッチパネルで歴史を学べ、展示されている模型や館内の「歴史すごろく」や「かるた」で楽しく遊ぶこともできる。周辺には、孔子廟をはじめとした文化遺産や史跡もあるので、興味ある方はぜひ散策してみてほしい。

クニンダテラス内にある進貢船(琉球王国の官船)の模型。琉球王国と中国の交易の歴史を学ぼう

スポット詳細

住所: 沖縄県那覇市久米2-29-19 地図
エリア: 那覇・首里エリア
電話番号: 0989436978
時間: 9:00-21:00(入場締切20:30)
休業日: 水(祝日の場合は翌日)
料金: 【観覧料】
[昼の部(9:00-18:00)]
大人200円、小人100円
※団体割引(20名以上)大人160円、小人80円

[夜の部(18:00-21:00)]
大人300円、小人150円
※団体割引(20名以上)大人240円、小人120円
駐車場: あり(50台)
※100円/時間(1時間割引)
クレジットカード: 可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、銀聯、DISCOVER、Diners Club)
電子マネー/スマートフォン決済: 可(Suica、PASMO、QUICPay、iD、nanaco、WAON、楽天Edy、au WALLET、Apple Pay、Google Pay、PayPay、楽天ペイ、LINE Pay、メルPAY、d払い、auPAY、ALIPAY)
Wi-Fi: なし
コンセント口: なし
喫煙: 不可(園内禁煙、喫煙場所あり)
ハラル対応: あり
英語メニュー: あり
平均予算: 【昼】1-1,000円
滞在目安時間: 30-60分
車椅子での入店: 可
乳幼児の入店: 可
ペットの入店: 可
雨の日でも楽しめる: はい
備考: ※令和4年7月にリニューアルオープン。

情報提供：ナビタイムジャパン

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クチコミ

思った以上にゆっくりできた「福州園」でした。

投稿日 : 2023.05.26

思った以上にゆっくりできた「福州園」でした。「中国式庭園」だそうです。入場料も安く、人も少なくゆっくりできました。なんだか、琉球王国時代、中国の福建省（福州市）からこの周辺に移住してきた人々がことの始まりで、月日がたち、長年の歴史を踏まえて1992年に「福州園」とい名前で開園したそうですよ。
こんな近くに

投稿日 : 2021.01.29

那覇には、もう何度も来ているのに、県庁近くにこんな庭園があるのを初めて知った。入場者が少なく、ゆっくりと落ち着いた雰囲気の中で、こじんまりとした庭園を散歩すると、ほっと一息入れられる。琉球国の衣装を着付ける場所があり、カップルが仲良く写真を撮っていた。駐車場は、道を隔てたところに３０分無料の所がある。レストラン、資料館が閉鎖されていたことが残念。せっかくの施設を活用すれば良いのにと思う。
中国式庭園

投稿日 : 2020.07.24

庭園に入ると本当に中国に行ったような雰囲気な庭園でした。入園料も200円とリーズナブルです。管理や手入れがあまり良くなかったので改善されたらもっとオススメできると思います。