東京国立博物館

博物館/科学館

コレクションの質・量ともに日本最大級の博物館

1872年(明治5)、「湯島聖堂」で開催された展覧会が発祥。日本と東洋の美術や考古学など、さまざまな分野の文化財を収集し展示するとともに、保存、修理、管理、調査研究や教育普及事業も行う。日本で最も長い歴史をもつ博物館だ。

現在の本館は、銀座和光(旧服部時計店)を手がけた渡辺仁の設計} 現在の本館は、銀座和光(旧服部時計店)を手がけた渡辺仁の設計

日本で最初の博覧会をきっかけに博物館が誕生

「トーハク」の愛称をもつ東京国立博物館(以下、トーハク)。その歴史は1872年(明治5)3月10日、御茶ノ水の「湯島聖堂大成殿」で開催された博覧会から始まる。日本で最初の博覧会は翌年、オーストリアで開催されるウィーン万国博覧会の参加準備も兼ねて、全国に展示品の出品を呼びかけた。集まったものは、文化財や歴史ある神社仏閣の所蔵品など600点以上。なかには名古屋の金の鯱(しゃちほこ)もあり、入場制限が出るほどの人気だったという。これがきっかけで恒久的に展示をする博物館が誕生した。その後、内山下町(現在の千代田区内幸町)に移転。1881年(明治14)には、「鹿鳴館」を手がけたジョサイア・コンドル設計の博物館新館(旧本館)が上野公園内に竣工し、翌1882年(明治15)に開館。さらに1908年(明治41)には、古代ギリシャ・ローマ様式の「表慶館」が完成した。関東大震災による被災を受けたのち、現在の本館が開館したのは1938年(昭和13)。上野公園の一角に本館、表慶館、東洋館、法隆寺宝物館など7つの建物のほか庭園・茶室も有する、日本最大級の博物館になっている。

本館(右)と表慶館はどちらも重要文化財に指定されている} 本館(右)と表慶館はどちらも重要文化財に指定されている

まずは本館で本物の日本美術史にふれる

初めてのトーハクでまず訪れたいのが、日本の美術、工芸、歴史資料などを展示する本館。コンドルが設計した旧本館は関東大震災により大きな被害を受け、その後、昭和天皇の行幸を仰いで開館したのが現在の展示館だ。コンクリートの建築に瓦屋根を載せ、日本趣味を基調とする東洋式を強く打ち出しているのが特徴で、1930年代に多く用いられた和洋折衷の「帝冠様式」の代表的建築とされている。1階では彫刻、陶磁、刀剣など、ひとつの分野の作品をじっくり鑑賞でき、2階では縄文時代から江戸時代まで、時代を追って日本美術の流れを知ることができる。吹き抜けのエントランスは、大理石の階段が圧巻。ステンドグラス、壁時計などの装飾も素晴らしく、思わず見とれてしまう。本館は2001年(平成13)、重要文化財に指定されている。

本館では日本の美術史をじっくりたどってみたい} 本館では日本の美術史をじっくりたどってみたい

本館エントランスの階段はCMやドラマにも登場する名物スポット} 本館エントランスの階段はCMやドラマにも登場する名物スポット

洋風建築が美しい表慶館と、アジア・エジプトの名品が並ぶ東洋館

トーハクで最も古い建造物が、白い外壁に緑色のドーム屋根が美しい「表慶館」。1900年(明治33)の皇太子(のちの大正天皇)の成婚を記念して、1909年(明治42)に開館したものだ。コンドルの弟子で、「赤坂迎賓館」なども手がけた宮廷建築家の片山東熊(とうくま)が設計を担当した。特別展、イベント開催時以外は休館中だが、美しい外観を見るだけでも価値がある。「東洋美術をめぐる旅」をコンセプトにしているのが「東洋館」。地下1階から地上5階に、中国、朝鮮半島、東アジア、さらに西域、インド・エジプトなどの美術と工芸、考古学遺物などを展示する。実際にアジアからエジプトまで旅する気分を味わえるのが楽しい。ほかにも、話題の特別展開催とともに考古の展示をする「平成館」、トーハクが所蔵する法隆寺献納宝物を保存・展示する「法隆寺宝物館」、洋画家・黒田清輝の作品を展示する「黒田記念館」、四季折々の花を楽しめる庭園や茶室など、見どころは尽きない。主要館にはレストラン、カフェ、ミュージアムショップがあり、博物館全体がひとつの街のよう。美術鑑賞三昧の一日を過ごすのにぴったりの場所だ。

平成館1階の考古展示室では古墳時代の埴輪が人気} 平成館1階の考古展示室では古墳時代の埴輪が人気

「鳥獣戯画」の手拭い(1100円)、「はにわソックス」(440円)、尾形光琳作・国宝「八橋蒔絵螺鈿硯箱(やつはしまきえらでんすずりばこ)」モチーフの缶入りクッキー(1080円)} 「鳥獣戯画」の手拭い(1100円)、「はにわソックス」(440円)、尾形光琳作・国宝「八橋蒔絵螺鈿硯箱(やつはしまきえらでんすずりばこ)」モチーフの缶入りクッキー(1080円)

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スポット詳細

住所
東京都台東区上野公園13-9 map map 地図
電話番号
05055418600
時間
9:30-17:00(最終入館16:30)
休業日
月(祝日の場合は翌平日)
※時期により変動あり
料金
【入館料】
[一般]1,000円
[大学生]500円

※特別展は別途
※高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方は総合文化展については無料(入館の際に年齢のわかるものをご提示ください)
※障がい者とその介護者1名は無料(入館の際に障がい者手帳等をご提示ください)
駐車場
なし
クレジットカード
可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、DISCOVER、Diners Club)
Wi-Fi
あり
喫煙
可(指定場所に限る)
英語メニュー
あり(日英併記)
備考
[公式HP]https://www.tnm.jp/

※電話番号はハローダイヤルへ繋がります。
お知らせ
・営業時間は諸事情により変更する場合がございます。詳細は公式HP等でご確認ください。

・2022/4/1より事前予約なしでご入館いただけます(2022/3/31までは事前予約<日時指定券>推奨です)。

情報提供: ナビタイムジャパン

アニメスポット情報

アニメ・時をかける少女に登場する、間宮千昭がタイムリープしてまで見たかった絵画がある美術館のモデル。また、刀剣乱舞の刀剣男士のモチーフとなった刀も数多く所蔵している。

※ナビタイム調べ

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