丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
猪熊弦一郎のこだわりが細部まで散りばめられた美術館
丸亀駅前のシンボルとして
駅から街に降り立つと目に飛び込んでくるのは、大きな壁画とオブジェで構成されたゲートプラザ。その正面に据えられた大壁画は建築を手がけた谷口吉生氏と猪熊が2人で協議し、美術館の顔として猪熊弦一郎が描き上げたもの。近づいてみると白大理石に黒い石を埋め込んだもので、時を経ても決して色褪せないひとつの作品として仕上げられているので、ぜひ近づいて確かめてみてほしい。今や丸亀市を象徴する街の景観のひとつとして、市民の毎日を、そして遠方から訪れる人を楽しませている。
昭和の日本を代表する洋画家、猪熊弦一郎の芸術に触れる場所
香川県に生まれ、1993年(平成5)にその生涯を終えるまで、画家として数々の作品を残してきた猪熊弦一郎。この「丸亀市猪熊弦一郎現代美術館」(通称MIMOCA)には約2万点の作品が寄贈されており、常設展やカフェ、無料で立ち寄れる空間に展示されている。猪熊自身が目指したかったのは気軽に立ち寄り、美しい空間でいい作品を見て、新鮮な刺激を受けて心が元気になる場所であること。その思いに沿うように、大人はもちろん子どもに配慮したさまざまな提案がなされ実施されている。またアーティストが存命中に自身の美術館のコンセプトワークをして作りあげるというのも極めて珍しいもの。
どこを切り取っても画になる美しさ
美術館の内部は、常設展・企画展を開催する3つの表情違いの展示室で作品を鑑賞するという楽しみ方のみならず、さまざまな形で芸術に触れられる試みがある。2階のアートセンターの図書室では現代美術を中心とした書籍や雑誌を閲覧可能。講演会やコンサートが行えるミュージアムホール、子供の感性や創造力を育むためのワークショップなどを行う造形スタジオが構えられている。3階奥にある「カフェMIMOCA」の窓から見える景観も、作品のひとつになっている。天気や時間で光の入り方が異なる美術館内の、それぞれの表情もまた味わい深いものがあるので、その建築美をも合わせて楽しんでみたい。
スポット詳細
- 住所
- 香川県丸亀市浜町80-1 地図
- エリア
- 坂出・丸亀エリア
- 電話番号
- 0877247755
- 時間
- 10:00-18:00(最終入館17:30)
- 休業日
- 月、年末(12/25-31)、他展示替えによる休館
- 料金
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[常設展入館料]一般300円、大学生200円
※高校生以下または18歳未満・丸亀市内在住の65歳以上の方・各種障害者手帳をお持ちの方(ご本人と同伴の介護者1名)は無料
※企画展は企画展ごとに定める - 駐車場
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なし
※JR丸亀駅地下駐車場利用によって2時間無料
※受付1Fにて駐車券をご提示ください。 - クレジットカード
- 可(VISA、MasterCard、JCB、Diners Club、その他)
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 可(Suica、PASMO、QUICPay、iD、WAON、その他)
- 車椅子での入店
- 可
情報提供: ナビタイムジャパン
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クチコミ
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- 現代アートの作品を堪能
- 観光で来館しました。企画展まで見るとやや高額にはなりますが、展示作品の質が非常に高いなと感じられました。企画展では「第1回 MIMOCA EYE...
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- 素敵な美術館
- あいにく雨が降ってしまったこともあり、美術館へ行くことにした。丸亀駅を降りたらすぐ美しい建物と大きなオブジェが見えてワクワクする。猪俣弦一郎さんの作品と谷口吉生さんの設計が空間に一体感があり、どこを切り取っても素敵だった。カフェもショップも図書館もオシャレでした。
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- 館員に自覚がない
- 館員の態度がひどく悪かったです。駐車場の券を機械が認識しなかったのですが、どうにかなりませんか?と聞いたら「機械なんだからそんなこと言われても困ります」とケンもホロロ。丁寧に聞いたはずですが。もう少し社会人として職員としての自覚を持ってほしいです。
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