大森和蝋燭屋

お土産

江戸時代から200年続く愛媛・内子にたったひとつ残る和蠟燭屋

今では全国でも数えるほどになった和蠟燭の作り手。7代目・大森亮太郎さんが1匁(もんめ、3.75g)の和蠟燭を「ツヤ出し」しているところ} 今では全国でも数えるほどになった和蠟燭の作り手。7代目・大森亮太郎さんが1匁(もんめ、3.75g)の和蠟燭を「ツヤ出し」しているところ

かつて木蠟生産で栄えた町、愛媛県内子町。八日市・護国地区には、木蠟で財をなした商家や古民家が今なお軒を連ねる。そんな伝統的な町並みを本町通りに向かって下る坂道の途中にあるのが、大森和蠟燭屋(おおもりわろうそくや)だ。木蠟作りが盛んだった江戸時代の創業。6代目と7代目の親子職人が昔ながらの製法で和蠟燭を作り続ける。暖簾をくぐれば、職人が土間から続く板間に腰掛け、黙々と作業する風景を見られる。和蠟燭作りは、原料にハゼの実を蒸したものを圧搾し絞った状態の生蠟(きろう)を使う。ミツロウやパラフィン蠟と比べ、融点の低さが特徴で、温度管理が肝になるという。40~45℃に溶かした蠟を素手ですくい上げ、灯芯にすりつけては乾かす「生掛け」を何度も繰り返し、50℃の蠟で「ツヤ出し」をし、「芯出し」「切りそろえ」をしたら完成だ。色も絵もつけず素材の質感を残した和蠟燭はまるで樹木のよう。上から見ると、蠟を丹念に重ねた跡が年輪のようにも見える。大きくてやさしい炎に、すすが少なく蠟が垂れないのが特徴。店頭には多彩なサイズの和蠟燭がそろう(1匁1本297円-)。内子のお土産を買いに、蠟の微妙な温度変化があやなす手仕事を見に、立ち寄ってみては。

「生掛け」の工程。重ね塗りし、蠟燭を大きくするには熟練の技が必要} 「生掛け」の工程。重ね塗りし、蠟燭を大きくするには熟練の技が必要

いちばん大きい和蠟燭だと14時間も燃え続ける。蠟をはじめ、灯芯に使う竹、和紙、灯芯草、真綿もすべて自然由来の素材を使用} いちばん大きい和蠟燭だと14時間も燃え続ける。蠟をはじめ、灯芯に使う竹、和紙、灯芯草、真綿もすべて自然由来の素材を使用

赤い暖簾と黄色の提灯が目印の大森和蠟燭屋} 赤い暖簾と黄色の提灯が目印の大森和蠟燭屋

スポット詳細

住所
愛媛県喜多郡内子町内子2214 map map 地図
エリア
内子エリア
電話番号
0893430385
時間
9:00-17:00
休業日
火、金
駐車場
なし(近隣の公共駐車場をご利用ください)
クレジットカード
不可

情報提供: ナビタイムジャパン

クチコミ

  • 古い町並みにある和蝋燭の店
    4.0 投稿日 : 2020.12.03
    実際に作っている作業が見学できるのでお勧めです。材料や工程、品物について説明してくださるので和蝋燭の良い学習になりました。
  • 上等な和蝋燭
    4.0 投稿日 : 2020.08.16
    お店の方から丁寧にろうそくの説明をしていただきました。お盆前だったので実家の仏様のお土産として蝋燭を購入しました。一本から販売していてとても親切です。
  • 義母と母へのお土産に
    5.0 投稿日 : 2020.03.31
    仏壇用に蝋燭立てと木蝋とを、義母と母とに購入しました。我が家には仏壇はありませんが、同じものを買い夕食時に使ってみたら雰囲気が出て良かったです。普通の蝋燭と、こちらの木蝋との違いを丁寧にご説明くださるので、家族でよく聞いて、子供たちが両祖母へと説明をすることができました。店頭でご説明くださった通りに燃えた芯を摘んで火を消すと、立ち昇る煙が殆ど出ません。購入後に奥まで入らせて頂き昔ながらの町屋の造...

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アクセス

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