碁石海岸
遊歩道を散策しながら青い海と碁石浜の絶景を楽しもう
一周40分ほどのお手軽散策を楽しもう
「碁石海岸」は、大船渡市末崎(まっさき)半島の東南端約6kmにわたる海岸線。周辺には景勝地や天然記念物があり、一帯が国立公園に指定されている。碁石海岸では遊歩道を散策しよう。一周約7.5kmのロングコースもあるが、約40分で一周できるショートコースが一般的。碁石海岸インフォメーションセンターを起点に、海岸沿いを碁石岬まで歩き、陸地側を一周して戻るコースだ。ほとんどが平坦で歩きやすく、コース上には「乱曝谷(らんぼうや)」「雷岩」「千代島」など「碁石八景」と呼ばれる見ごたえのあるスポットが点在。インフォメーションセンターから徒歩15分ほど、碁石岬の手前では「恋する灯台」に認定された「碁石埼灯台」が出迎えてくれる。
太平洋の迫力に圧倒される
碁石埼灯台の先に進むと、いよいよこのコース最大の見どころ、「碁石岬」にたどり着く。岬の端に張り出した展望台からは、さえぎるものがない太平洋の大海原が眺められ、まさに圧巻。ゴツゴツした岩の上に立つ展望台だが、海の迫力に圧倒され、海原に浮かんでいるような錯覚さえ覚える。ここがコースの折り返し地点。後半は「えびす浜」と呼ばれる小さな浜を経由するが、その後は陸側のルートになっているので、海岸の絶景を楽しみたい人は来た道を戻ろう。整備された遊歩道には休憩スペースがたくさんあるので、休憩しながらゆっくり楽しめる。インフォメーションセンターに戻ると、スタッフの「お帰りなさい」という明るい声がけに、元気も回復する。
充実のキャンプサイトもある
インフォメーションセンターを出て右側に進むと、そこは「碁石海岸キャンプ場」。オートサイトとフリーサイトの両方が完備され、炊事棟やトイレ、シャワーも利用できる。オートサイトにはAC電源、流し台とかまどが完備されており、ビギナーから本格的アウトドア派まで、自然を満喫することができる。帰りには碁石海岸の象徴ともいえる、「碁石浜」でひと休み。ここも碁石八景のひとつで、黒い玉砂利が一面に敷き詰められた海岸。この玉砂利は、伊達藩(現在の宮城県仙台市)の殿様に献上されたともいわれている。碁石浜で海を眺めていると、時間がゆっくり感じられる。碁石海岸のなかでも、代表的な癒やしスポットだ。
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン