西宮市大谷記念美術館

美術館

4.0

阪神間エリア

水と緑の調和が美しい日本庭園を持つ美術館で非日常を楽しむ

故・大谷竹次郎氏が愛蔵した数々の美術作品を公開するべく始まった美術館。年数回行われる展覧会はもちろん、青々とした緑と流れる滝を楽しめる優美な庭園を持つ美術館として親しまれている。

この庭園を目当てに海外から訪れる人も

西宮の閑静な住宅街のなかに溶け込む、西宮市大谷記念美術館。西宮市が故・大谷竹次郎氏(元・昭和電極社長)から譲り受けた土地建物と美術品をもとに、1972年(昭和47)に開館した。エントランスロビーに足を踏み入れるとすぐ目に飛び込んでくるのは、大きな窓の先にある、水と緑の調和が見事な日本庭園。まるで額縁に飾られた絵画のような美しい庭園の姿にほれぼれしてしまう。現在の建物は1991年(平成3)の増改築工事を行ったものだが、和風邸宅の良さはそのままに、庭園からやわらかな陽の光が差し込む開放的なロビーが印象的な空間になっている。

日本庭園の大パノラマを満喫

住宅街に溶け込む緑が印象的な美術館

開館当初のコレクションは、ルオー、クールベなどのフランス近代絵画や日本近代洋画、近代日本画が中心だったが、地元作家の作品や版画などの収集にも力を入れ、現在では1200点以上の作品を所蔵。年間を通して、日本の近代美術史に関わる展覧会のほか、デザイン展など絵画以外の作品の展覧会も行っている。なかでも人気を博しているのが、1978年(昭和53)から毎年恒例となっている「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」。子ども向けの本のために制作された5点1組のイラストを用意すれば誰でも応募でき、世界中の新人イラストレーターの登竜門としても知られるコンクールの入選作を鑑賞することができる。

プロダクトデザインの展覧会なども開催

展覧会を楽しんだあとは、外へ出て敷地内を散策しよう。実はエントランスロビーで訪れる人の目を楽しませてくれる庭園は、建物をぐるりと囲むような回遊式庭園になっている。点在する石灯籠や五重塔、巨大な庭石は故・大谷竹次郎氏が集めたもの。さらには、個性豊かな現代美術の立体作品も常設されていて、庭園だけでも十分に満足できる。また、松の緑をバックに四季折々の花が庭を彩る様子を楽しみにしている人も多く、特に1月後半の蝋梅(ろうばい)開花時期には小ぶりでかわいらしい黄色い花とともに、甘く上品な香りが庭を包み込む。

穏やかな水の流れに癒やされよう

澄んだ音色を響かせる水琴窟(すいきんくつ)

少し歩くだけでまったく違う雰囲気になる

スポット詳細

住所: 兵庫県西宮市中浜町4-38 地図
エリア: 阪神間エリア
電話番号: 0798330164
時間: 10:00-17:00(入館は16:30まで)
休業日: 水(祝日の場合は開館、翌日休館)、展示入替期間
料金: [入館料]1,200円
※展覧会により異なる
駐車場: あり(15台)
クレジットカード: 可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX)
電子マネー/スマートフォン決済: 可(PayPay、楽天ペイ、メルPAY、d払い、auPAY)
Wi-Fi: なし
コンセント口: なし
喫煙: 不可
滞在目安時間: 60-120分
車椅子での入店: 可
乳幼児の入店: 可

情報提供：ナビタイムジャパン

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クチコミ

佐藤健寿展

投稿日 : 2022.05.03

阪神電鉄香枦園駅から徒歩10分ほど。佐藤健寿展を観賞。住宅街の中にある美術館で、もともとは個人の邸宅であったものを美術館としています。庭園もよく手入れされていて見所です。この規模の美術館にしては展覧会の企画もよく、カフェもあります。ロビーからの庭園の眺めもよし。
バウハウス展

投稿日 : 2019.11.22

初めて大谷記念美術館に行ったバウハウス展がとても面白かった阪急列車でも大々的に広告していたのでよく頑張った！という印象庭園も素敵で次回はカフェの利用もしてみたい
道に気を付けて

投稿日 : 2019.05.08

駅から行くならば駅を出るときに駅員さんにどちらに行けばいいかを聞きましょう。左右を間違えていくとたどり着けません。阪神高速を渡ったあたりで案内の看板が目に入ります。なければ道が間違っているかも。ちょっとわかりにくい場所にあります。さてこちら、私が行った展示がそうだったのか、日本画だったのですが結構皆さんおしゃべりしながら絵を見ていました。係員も特に注意をすることはなく、これならお子さん...