サッポロビール博物館

その他の工場見学/実演

開拓使による北海道のビール造りの歴史がわかる博物館

日本で最も歴史のあるビールの博物館「サッポロビール博物館」。明治時代に建てられたレンガ造りの旧札幌麦酒製麦場で、建物のなかでは日本におけるビールの歴史を学べる。見学後には、工場直送のビールを味わおう。

レンガ造りのサッポロビール博物館。隣にはサッポロビール園もある} レンガ造りのサッポロビール博物館。隣にはサッポロビール園もある

ビールを味わうならバスやJRで来館を

サッポロビール博物館とサッポロビール園のある「サッポロガーデンパーク」。駐車場もあるが、ビールを飲むことを前提で訪れるならば公共交通機関を利用しよう。JR札幌駅の北口から出ているバス「サッポロビール園アリオ線」か、札幌駅近くの東急百貨店南口から出ているバス「サッポロファクトリー線」に乗ろう。15分ほどで到着する。JR利用の場合は、JR札幌駅の次の駅であるJR苗穂駅北口から徒歩8分ほど。タクシーでも札幌駅からだと料金は1000円ほどだ。敷地の隣には、大型商業施設のアリオや北海道日本ハムファイターズの室内練習場がある。

車の場合は、通りに面して出ているこの看板が目印} 車の場合は、通りに面して出ているこの看板が目印

明治期に建てられたレンガの美しい建造物

サッポロビール博物館がある苗穂エリアは、明治期に産業の町として栄えた。博物館の建物は、1890年(明治23)に製糖会社の工場として建てられた貴重なもの。1905年(明治38)からは、札幌麦酒会社の製麦所として60年間稼働していた。床面積3263.93平方メートルもの大規模なレンガ造りの歴史的建造物が、札幌の中心部に残っていること自体が貴重であり、「札幌苗穂地区の工場・記念館群」の施設のひとつとして北海道遺産にも選ばれている。ツタの這う壁面もあり、夏は緑、秋には紅葉がレンガと相まって美しい。撮影スポットとしても人気だ。

「麦とホップを製すればビールという酒になる」と書かれた樽は、北海道でビール造りが始まったときに実際に書かれたものを再現} 「麦とホップを製すればビールという酒になる」と書かれた樽は、北海道でビール造りが始まったときに実際に書かれたものを再現

開拓使とビールの歴史に触れられる

サッポロビール博物館は無料の自由見学も可能だが、せっかくならばガイド付きの「プレミアムツアー」(約50分1,000円、試飲付き、要予約)に参加を。自由見学では入ることのできないウェイティングラウンジを利用でき、プレミアムシアターでは開拓使や日本のビールの歴史に関する映像を鑑賞できる。開拓使の事業がいかに近代日本の礎を築いたかということもわかり、興味深い。さらに開拓使時代から始まるサッポロビールの歴史がわかりやすく展示されているギャラリーも、ガイドの説明があることでより楽しめる。

館内にある巨大なビール煮沸釜。2003年(平成15)まで実際に使われていた} 館内にある巨大なビール煮沸釜。2003年(平成15)まで実際に使われていた

ギャラリーにはサッポロビールの歴代ポスターやラベルも数多く展示} ギャラリーにはサッポロビールの歴代ポスターやラベルも数多く展示

ここでしか飲めない復刻ビールも!

ツアーの最後は、テイスティングのできる「スターホール」へ。プレミアムツアーの参加者は、札幌開拓使麦酒醸造所で造られた「復刻札幌製麦酒」と、「サッポロ黒ラベル」の試飲が付いている。「復刻札幌製麦酒」は、開拓使時代のレシピをもとに再現した一杯。情熱をもってビール造りに励んだ開拓使や醸造技師たちに思いを馳せながら味わいたい。自由見学の場合も、サッポロビール北海道工場直送の北海道限定「クラシック」(400円)や、札幌開拓使麦酒醸造所直送の「開拓使麦酒」(450円)などのビールを味わえる。また、ミュージアムショップでは、オリジナルグッズなどを販売。

プレミアムツアーの試飲「復刻札幌製麦酒」(左)と「サッポロ黒ラベル」} プレミアムツアーの試飲「復刻札幌製麦酒」(左)と「サッポロ黒ラベル」

スポット詳細

住所
北海道札幌市東区北7条東9-1-1 map map 地図
電話番号
0117481876
時間
11:00-18:00(最終入館17:30)
休業日
月(祝の場合は翌日)、年末年始、臨時休館日
料金
【見学料】無料

【プレミアムツアー】
[一般(20歳以上)]1,000円
[中学生-20歳未満]500円
[小学生未満]無料
※事前予約制
駐車場
あり
※博物館利用の方は6時間無料
クレジットカード
可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、DISCOVER、Diners Club)
電子マネー/スマートフォン決済
可(Suica、PASMO、QUICPay、iD、nanaco、WAON、楽天Edy、au WALLET、Apple Pay、PayPay、楽天ペイ、d払い、auPAY、ALIPAY)
Wi-Fi
なし
コンセント口
なし
喫煙
不可
英語メニュー
あり
平均予算
【昼】1-1,000円
滞在目安時間
30-60分
車椅子での入店
乳幼児の入店

情報提供: ナビタイムジャパン

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クチコミ

  • 北海道産業遺産
    4.0 投稿日 : 2022.11.13
    有料のツアーに参加しました。基本的に無料の見学エリアの方がメインになっています。有料の場合は6K映像シアターで、サッポロビールの歴史を見る事が出来、無料見学エリアでガイドの説明が聞けます。当然ながら、予約必須です。
  • JTBと博物館の対応にガッカリ
    1.0 投稿日 : 2022.08.26
    JTBでプレミアムチケットを購入して、サッポロビール博物館のプレミヤムツアーを登録いたしましたが、一ヶ月前位から予約日を指定しなければいけないとの事でしたか、JTBが何も知らせてくれず、見学当日は、無料の自由見学に廻されました。コロナ禍にせっかく北海道に行き思い出をつくりたかったのですが、JTBと博物館の対応にガッカリです。
  • 赤煉瓦造りの建物
    4.0 投稿日 : 2022.07.17
    時計台前から北海道中央バスでサッポロビール園へ行きました。赤煉瓦造りの建物と樽に書かれた「麦とホップを製すればビールという酒になる」という文字、開拓使館の煙突と歴史を感じる場所です。サッポロビール博物館は自由見学しました。

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アクセス

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最寄り

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