羽生水郷公園
希少な食虫植物「ムジナモ」が国内で唯一自生する
水辺の生物と自然をテーマにした公園
日本三大河川のひとつである利根川や荒川(あらかわ)が流れる埼玉県は、県土に対しての河川面積が広く、国内有数の「川の国」として知られる。これらの大河から分かれる支流や用水は田畑を潤す貴重な水源として活用され、人々は古くから河川とともに生活し文化をはぐくんできた。そうした豊かな水と自然、人をつなぐ場として、羽生水郷公園は1981年(昭和56)に開設。園内では季節ごとにさまざまな花が見られ、またバードウォッチングやカヌー体験(3~11月の土・日曜と祝日のみ)などで自然と触れ合うことができる。
子どもと一緒に訪れるなら「コバトン広場」へ
公園の駐車場は、南側と北側の2か所にある。公園マップはウェブサイトから入手できるので、目的地に近いほうに駐車するとよい。園内にある「さいたま水族館」へ行くなら、北側駐車場のほうが近い。ここでは、公園のメインエントランスに近い南側駐車場からスタートしよう。駐車場から、公園をぐるりと囲む水堀を渡ったところが「花の広場」。サルスベリや藤が植えられ、四季折々の花々が迎えてくれる。左側に見えるのは「コバトン広場」。タワーやすべり台など大型遊具が置かれ、子どもたちに大人気の場所だ。さらにその奥には、幼児向けの遊具がある「わんぱく広場」とバーベキュー場が広がっている。
季節ごとに異なる風景を楽しみながら散策
「花の広場」をまっすぐ進むと、正面に「三田ヶ谷池」が見えてくる。2001年(平成13)に完成した円形の人工池で、3か所に展望台が設けられている。冬はカモなどの水鳥が飛来し、夏はスイレンやハスが水面を彩る。池の西側には広々とした「多目的広場」と「健康の広場」があり、休日には家族連れやスポーツを楽しむ人たちで賑わう。「三田ヶ谷池」を一周したら、公園の東側へと足を進めよう。「かたらいの丘」や「水生植物園」、「宝蔵寺沼」、「水鳥の池」など、水辺の植物や生物を観察しながらの散策が楽しい。
国の天然記念物に指定されたムジナモの自生地
「宝蔵寺沼」の東側には、日本で唯一のムジナモの自生地が広がる。ムジナモはモウセンゴケ科の多年生植物で、ミジンコやボウフラなど水中の小動物を捕らえて栄養にする。世界的にみても、ロシアやルーマニア、オーストラリアなど限られた地域にしか自生していない、たいへん貴重な食中植物だ。自生地は立ち入り禁止だが、展望デッキから見渡すことができる。また、「宝蔵寺沼」の北側にある「さいたま水族館」ではムジナモが常設展示されているので、公園散策のあとはこちらにも立ち寄ってみたい。
スポット詳細
- 住所
- 埼玉県羽生市三田ヶ谷751-1 地図
- エリア
- 東部エリア
- 電話番号
- 0485651010
- 時間
-
[公園部分]常時開放
[水族館]9:30-17:00(12・1月は9:30-16:30まで)
※入館は終了時間の30分前まで - 休業日
-
[公園部分]無休
【水族館】
[4-6月・9月]第2・第4月
[7月]7/11、7/19
[10月]10/11、10/24
[11月]11/15
[12月]12/12、12/29-12/31
[1月]1/1、1/10
[2月]2/13
[3月]3/13、3/20
※上記の日程は令和4年4月-令和5年3月に該当いたします。 - 料金
- 無料(一部有料施設あり)
- 駐車場
- あり(1,100台)
- クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- Wi-Fi
- なし
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 可(園内バーベキュー広場付近1か所のみ)
- 滞在目安時間
- 60-120分
情報提供: ナビタイムジャパン
このスポットを紹介している記事
-
- 大人のお出かけにおすすめ!埼玉の穴場観光スポット13選
- 埼玉 | 観光
-
トリップノート
-
- 子供とお出かけ!埼玉の子連れ向けスポット12選
- 埼玉 | 観光
-
トリップノート
-
- のんびりお散歩が楽しめる!埼玉のおすすめ散歩スポット21選
- 埼玉 | 観光
-
トリップノート
-
- 疲れた時に行きたい!埼玉のおすすめ癒しスポット22選
- 埼玉 | 観光
-
トリップノート
-
- 埼玉県のおすすめキャンプ場&バーベキュー場20選!おしゃれなグランピング施設も
- 埼玉 | ガイド
-
るるぶ&more.
-
- 【群馬周辺】冬の風物詩・白鳥と渡り鳥が見られるオススメスポット
- 全国 | ガイド
-
トリップノート
-
- 関東のおすすめ花見スポット・名所118選
- 全国 | 定番スポット
-
TravelBook