千葉県立中央博物館

博物館/科学館

千葉の自然と歴史を学べる総合博物館

1989年(平成元)にオープンした「房総の自然と人間」を常設展示のテーマとしている総合博物館。豊富な資料と精密な模型、実物の展示により、千葉の自然と人々の関わりを深く学ぶことができる。講座や観察会も頻繁に行われており、研究の現場に触れるチャンスもある。

化石や岩石標本も豊富で、チバニアンについても学ぶことができる「房総の地学展示室」} 化石や岩石標本も豊富で、チバニアンについても学ぶことができる「房総の地学展示室」

常設展示は3つの柱がテーマ

「房総の自然誌」「房総の歴史」「自然と人間のかかわり」の3つを柱とした常設展示を行っており、房総の自然誌には「房総の地学」「房総の生物」「海洋」「生物の分類」「小動物展示室」の5室が含まれている。見学の順番としては、入り口に最も近い「房総の地学」展示室からスタートし、時計回りに巡るといい。中央部には企画展示室が設けられている。講座や観察会もたびたび行われ、日曜には30分程度のミュージアムトークも実施されている。ウェブサイトの情報も詳細なので、訪問前にチェックしておくといい。

「房総の生物」展示室の清澄山の照葉樹林ジオラマ。多様な自然が見られる東大千葉演習林を忠実に再現したこだわりの展示} 「房総の生物」展示室の清澄山の照葉樹林ジオラマ。多様な自然が見られる東大千葉演習林を忠実に再現したこだわりの展示

「生物の分類」展示室にはクジラの骨格標本が飾られている。ツチクジラやコビレゴンドウは、死骸を博物館の敷地内に埋めるところからスタートして作り上げたもの} 「生物の分類」展示室にはクジラの骨格標本が飾られている。ツチクジラやコビレゴンドウは、死骸を博物館の敷地内に埋めるところからスタートして作り上げたもの

細部にこだわった精緻な模型の数々

化石や岩石、地層、骨格やはく製標本などの実物展示も多いが、精密に作られた模型も見物だ。特に「生物の分類」展示室の菌類や藻類などの拡大立体模型は、学生時代にこれがあれば理解も深まっただろうと思わされるもの。「房総の歴史」展示室には、遺跡から出土した骨角器やイルカの骨をもとに、縄文時代のイルカ漁を再現したジオラマがある。「自然と人間のかかわり」展示室のジオラマも航空写真を見ているかのようだ。

平面イラストで見ていたものが3Dになるとわかりやすい!} 平面イラストで見ていたものが3Dになるとわかりやすい!

「房総の歴史」展示室にある、縄文時代のイルカ漁のジオラマ} 「房総の歴史」展示室にある、縄文時代のイルカ漁のジオラマ

ノーアイディアで巡るなら

目的のものがない、何を見たらいいかわからない、という方には、次のポイントの見学をおすすめしたい。まずは「房総の地学」展示室。恐竜の骨の化石かもしれないと考えられる骨片と、博物館の研究員も深くかかわったチバニアンの展示がある。ユニークなのは「生物の分類」展示室。分類方法の考え方を紹介し、実際に分類展示されている標本も圧倒的な数だ。「房総の生物」展示室では、ハチの巣丸ごとの標本や清澄山のジオラマをじっくりと見たい。これらは本館の展示室だが、屋外には広い敷地を使った「生態園」もある。豊富な展示物のおかげで学校で学んだ記憶がよみがえる展示物が多く、楽しめる。「自然と人間のかかわり」の展示では、身近な場所でこんなことが起きているのか、という発見もあるだろう。時間をたっぷり取って訪れたい場所だ。

生物を採集し、標本化、分類していく博物館の仕事を模型を用いながら解説してくれる「生物の分類」展示室} 生物を採集し、標本化、分類していく博物館の仕事を模型を用いながら解説してくれる「生物の分類」展示室

「生態園」には房総で見られる代表的な植生を再現した森林や草地、池などが造られ、生き物の生態をじかに観察するチャンスがある} 「生態園」には房総で見られる代表的な植生を再現した森林や草地、池などが造られ、生き物の生態をじかに観察するチャンスがある

スポット詳細

住所
千葉県千葉市中央区青葉町955-2 map map 地図
エリア
ベイエリア
電話番号
0432653111
時間
9:00-16:30(入館は16:00まで)
休業日
月(祝の場合は翌平日)、年末年始(12/28-1/4)
料金
【通常期間】
[一般]300円
[高校生・大学生]150円
[65歳以上と中学生以下]無料

【企画展・特別展開催期間】
別料金のためホームページをご確認ください。
駐車場
あり(普通車127台(うち障がい者用2台)、大型車8台)
※有料
クレジットカード
可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、Diners Club)
電子マネー/スマートフォン決済
可(Suica、PASMO、QUICPay、nanaco、WAON、楽天Edy、PayPay、楽天ペイ、メルPAY、d払い、auPAY、ALIPAY、交通系電子マネー Jcoin WeChatPay)
Wi-Fi
あり(Chibahaku)
コンセント口
なし
喫煙
不可
平均予算
【昼】1-1,000円
【夜】1-1,000円
滞在目安時間
60-120分
車椅子での入店
乳幼児の入店
雨の日でも楽しめる
はい(生態園は荒天時休園)

情報提供: ナビタイムジャパン

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クチコミ

  • 公園の中に規模の小さい博物館
    3.0 投稿日 : 2021.11.25
    県立博物館なので,千葉県の歴史と自然史の展示でした。館内は暗めで,展示数は多いとはいえず,他の県立や市立の博物館と比べて見劣りします.歴史を辿っていくと,展示数や説明が膨大になるので仕方ないかな.入場は安くて公園の中にあるので,天気の良い日なら,近くに住んでいる人は楽しめると思います.少し離れたところから,わざわざこの博物館に行く必要はないかぁと思いました。
  • のんびり、ゆっくりできる。
    4.0 投稿日 : 2020.02.26
    青葉の森の中にあり、併設の生態園とともにゆっくりとすごすことができる。県立なので、常設展示は300円でみることができる。
  • 充実の展示
    5.0 投稿日 : 2020.01.05
    県立博物館だけあって入館料は非常にリーズナブルです。反面、展示は非常に充実しており地学や歴史に興味がある方であれば非常に楽しめると思います。駆け足で見て1時間30分くらい。ゆっくり見るなら3時間くらいをみたほうがいいかもしれません。

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アクセス

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