手賀沼
水鳥たちが集まる市民の憩いの場
手賀沼の歴史と自然環境
手賀沼は印旛沼や霞ケ浦とともに海とつながっていた。東京湾に注いでいた利根川を銚子方向に変える工事が江戸時代に行われたことをきっかけに湖沼化した。手賀沼周辺は江戸時代から干拓事業が行われていたが、利根川が氾濫するたびに手賀沼に水が逆流し洪水の被害が生じていた。第二次世界大戦後の干拓事業では機械式排水が取り入れられ、現在の手賀沼の形になっている。昭和30年代の手賀沼は水底が見えるほどきれいだったが、周辺エリアの人口急増や生活・工業排水の流入により水質汚濁が急激に進んでしまった。現在は水質保全計画が策定され、着実に水質改善が行われている。
手賀沼を楽しむ拠点は?
手賀沼へのアクセスがよく観光向け施設が集中しているのは我孫子市のエリアだ。JR我孫子駅南口に観光情報発信基地である我孫子インフォメーションセンター「アビシルベ」があるので、最初にここに立ち寄って情報収集するといい。我孫子駅から目指すポイントは2か所。徒歩10分ほどでたどりつく手賀沼公園は子ども連れで遊ぶことができる遊具などがそろい、特に公園内を運行しているミニ鉄道やボート遊びが人気。手賀沼公園から東に25分ほど歩いた場所にある手賀沼親水広場には、農産物直売所やレストラン、プラネタリウムなどが入る施設「水の館」があり、買い物や飲食を楽しむことができる。鳥の博物館も手賀沼親水広場の近くにあるので、車でアクセスできるならまずは手賀沼親水広場を目指すといい。水の館の2階には手賀沼の歴史がわかる展示コーナーがあり、散策用の資料をピックアップできる。
周辺散策やサイクリングも楽しめる
手賀沼公園の周辺には文化人縁の場所が多く、歴史をたどる散策ができる。白樺派の作家柳宗悦や志賀直哉、武者小路実篤も我孫子に住んでいた。彼らの活動の軌跡は白樺文学館で見ることができる。手賀沼公園から手賀沼親水広場に向かう途中に邸宅や別荘跡、記念館などが多い。手賀沼には鳥の姿も多いのでバードウォッチングを楽しむのもいい。鳥の博物館で手賀沼の鳥たちや自然について学ぶこともできる。手賀沼の周囲は自転車も通行できる遊歩道が整備されており、平日の昼間でも散歩やサイクリングを楽しむ人々の姿が絶えない。土・日曜、祝日は我孫子市側でレンタサイクルを借りることもできる。釣り堀やキャンプ場もあるので、ゆっくりと滞在して手賀沼を楽しむのもいいだろう。
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン
アクセス
地図最寄り
- NEARBY HOTELS -
周辺のホテル
- NEARBY RESERVED PARKING -
周辺の予約制駐車場
【予約制】akippa パーラードラゴン駐車場【0:00-9:00のみ】
1790m