北茨城市歴史民俗資料館・野口雨情記念館

資料/郷土/展示/文学館

北茨城市の歴史と野口雨情の一生を展示する資料館

北茨城市歴史民俗資料館/野口雨情記念館は北茨城市の歴史と有名な童謡を多数残した野口雨情を知ることのできる資料館である。

野口雨情の銅像の前を通るとシャボン玉のメロディーが流れる} 野口雨情の銅像の前を通るとシャボン玉のメロディーが流れる

北茨城の魅力を伝えつなぐ

北茨城市歴史民俗資料館/野口雨情記念館は、1980年(昭和55)に開館した。当館には北茨城市の特色を示す民俗資料や文化財などが保存・展示してある。また、「日本三大童謡詩人」の一人である野口雨情にまつわる資料を見ることができる。北茨城市歴史民俗資料館/野口雨情記念館は、これまで多くの人に北茨城市と童謡詩人である野口雨情の魅力を伝えてきた。常磐自動車道北茨城ICから車で10分、公共交通機関だとJR常磐線磯原駅東口下車後徒歩20分で到着する立地にある。すぐそばには野口雨情生家・資料館もあり、より野口雨情の魅力や生きざまについて学ぶことができる。常時企画展もしくは特別展を行っており、訪問した際には「北茨城の偉人 幕末の志士 西丸帯刀、野口雨情との関わり」の展示を行っていた。館内には野口雨情の作詞した童謡が流れ、野口雨情がどれほど有名な童謡を作ってきたか痛感した。

野口雨情の名曲「シャボン玉」を彷彿とさせる館内} 野口雨情の名曲「シャボン玉」を彷彿とさせる館内

野口雨情の一生

野口雨情の人生は決して平坦なものではなかった。東京専門学校高等予科文学科(現早稲田大学)に入学するものの、1年で退学する。さらにその後詩人として活動し始めるがうまくいかず、新聞社で記者を務めることとなる。野口雨情の運命が変わったのは『船頭小唄』(原名『枯れすすき』)を作詞し、中山晋平に作曲を依頼した頃からである。その後、『七つの子』『赤い靴』『青い目の人形』などの名曲を生み出し、生涯で2000以上の童謡や民謡を書いたといわれている。なかでも『シャボン玉』は有名な童謡である。『シャボン玉』は亡くなってしまった野口雨情の子に対する鎮魂歌であるといわれている。童謡以外にも、全国を自らまわり、多くの地方民謡を作詞している。北は樺太、南は台湾まで、数々の地方民謡を残している。また、野口雨情はそのほかにも校歌の作詞を手がけている。現在見つかっているだけでも30作品以上あり、親子三代にわたって歌い継がれてきた歌もある。

日本を代表する詩人の雨情はこの土地で15年間暮らした} 日本を代表する詩人の雨情はこの土地で15年間暮らした

北茨城の歴史をたどる

北茨城市の歴史は旧石器時代にまでさかのぼる。北茨城市内にある旧石器時代終わり頃の細原遺跡からは、当時の人々が使った石器約200点が出土しており、その時代に多くの人間が住んでいたことを物語っている。中世になると北茨城市周辺には多くの勢力が出てくるが、そのなかでも力をもっていたのは佐竹氏だった。しかし、室町時代末期になると佐竹氏は徐々に力を落とし、代わりに力を増したのが岩城氏であった。岩城氏のあと、北茨城市周辺は徳川方の大名戸沢政盛の領地となった(諸説あり)。江戸時代になって、大津・平潟などの港が整備され、物資や文化交流のための役割を担うこととなる。江戸時代には農業や漁業などの産業も発展し、江戸時代末期には石炭の採掘も始まった。その後、明治時代となり廃藩置県によって茨城県が誕生。そして第二次世界大戦後の町村合併促進法により15番目の市として北茨城市が誕生した。本館ではこの北茨城市の歴史をパネルでたどり、学ぶことができる。北茨城市のことを学びたい人や知識を深めたい人はぜひ訪れてほしい。

展示室をつなぐ通路では北茨城市フォトコンテストで入選した作品の展示も行われていた} 展示室をつなぐ通路では北茨城市フォトコンテストで入選した作品の展示も行われていた

スポット詳細

住所
茨城県北茨城市磯原町磯原130-1 map map 地図
電話番号
0293434160
時間
9:00-16:30
休業日
月(祝の場合は翌日)、年末年始(12/29-1/1)
料金
【入館料】
[一般]320円
[学生(高校生・大学生・専門学校)]100円
[小・中学生]無料
[シニア(65歳以上)]200円(市内の方は無料)
[団体(20名以上)]大人260円、学生80円
駐車場
あり(30台)
クレジットカード
不可
電子マネー/スマートフォン決済
不可
Wi-Fi
あり(Ujo-Kinenkan.Free-Wifi)
コンセント口
なし
喫煙
不可
平均予算
【昼】1-1,000円
滞在目安時間
30-60分

情報提供: ナビタイムジャパン

クチコミ

  • 風船爆弾の1/10ミニチュア
    5.0 投稿日 : 2020.01.18
    リニューアルしました。第二展示室では北茨城の歴史関係資料や炭鉱の資料などを展示してます。入館料は一般320円です。
  • 新装オープンしました
    4.0 投稿日 : 2019.07.30
    誰もが知っている「シャボン玉」や「七つの子」の作者は磯原の生まれです。記念館は震災で被害を受けましたが最近、改築され新装オープンしたというので久しぶりに出かけてみました。展示はすべて1階に集められ、雨情の足跡が原稿、手紙、写真などから分かりやすく展示されていました。併設されている民俗資料館には「風船爆弾」の資料など珍しい展示がありました。
  • 平成30年3月末まで改修中
    3.0 投稿日 : 2018.08.28
    6月から改修とのことでその準備が始まっており、落ち着いてみることができず、残念でした。平成30年4月1日からリニューアルオープンだそうです。

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アクセス

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