笠間日動美術館
印象派からエコール・ド・パリの巨匠たちの作品を鑑賞できる笠間随一の美術館
1人の画商のコレクションから始まった
1972年(昭和47)、銀座の日動画廊創業者である長谷川夫妻により、長谷川家のゆかりの地である笠間に創立された。印象派の巨匠たちの作品から世界的にも珍しいパレットコレクション、日本人洋画家の作品まで幅広く展示。展示品を通じ、画商だった長谷川氏と画家の当時の交流が垣間見られる点もおもしろい。
日本の近代絵画に影響を与えた印象派の作品
フランス館は、モネ、ドガ、ルノワール、ゴッホ、セザンヌといった印象派の巨匠たちから、キュビズムの創始者ピカソの作品までが常設展示されているほか、画家をモデルとした肖像彫刻もいたるところに設置されている。まだ名が売れる前のアンディ・ウォーホルが長谷川夫人をモデルとして描いた『C婦人像』もこちらに展示されている。1階にはミュージアムショップがあり、ダリの描いた歪んだ時計をモチーフとしたグッズなども販売している。
世界的にも珍しいパレットコレクション
パレット館に所狭しと並ぶパレットの数々は、ここでしか見ることができない貴重なコレクション。著名画家たちが長谷川氏の古稀を祝って愛用のパレットを寄贈したことがきっかけとなり、現在ではここに飾りきれないほどのパレット画を所蔵する。美しい絵を添えたものから油絵の具がそのままこびりついたものまで、画家の個性が詰まったパレットは、それ自体で見ごたえのあるアートとなっている。持ち手の穴の位置で、利き手がどちらだったのかがわかるのもおもしろい。
親交のあった日本洋画家のコレクション
金山平三、佐竹徳、鴨居玲といった日本人洋画家のコレクションも多数所蔵。また、自画像の画家と称される鴨居玲の作品は、コレクションの柱のひとつとなっている。企画展示館に常設されている鴨居玲の部屋では、多くの素描や資料のほか、未完の作品『最後の晩餐』の構想のために鴨居が手に入れた大型テーブルや、愛用していた英国製のアンティーク家具、身の周りの品々などを間近に鑑賞することができる。
スポット詳細
- 住所
- 茨城県笠間市笠間978-4 地図
- エリア
- 水戸・笠間エリア
- 電話番号
- 0296722160
- 時間
- 9:30-17:00(最終入館16:30)
- 休業日
- 月(祝の場合は翌日)
- 料金
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【入館料】
[大人]1,000円
[65歳以上]800円
[高校生・大学生]700円
[小・中学生]無料
※企画展は料金変更あり、要問合せ - 駐車場
- あり(180台、2ヶ所あり)
- クレジットカード
- 可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、銀聯、DISCOVER、Diners Club)
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- Wi-Fi
- あり
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 可
- 平均予算
- 【昼】1-1,000円
- 滞在目安時間
- 120分以上
- 車椅子での入店
- 可
- 乳幼児の入店
- 可
- 雨の日でも楽しめる
- はい
情報提供: ナビタイムジャパン
クチコミ
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- ウォーホルのC夫人像
- 板谷波山が展示されていた茨城陶芸美術館のついでに見学しました。ウォーホルのC夫人像が面白いと思いました。新美術館で開催されたキミコパワーズ夫妻のコレクション展を見ていたのでC夫人像を見た時ウォーホルが随分塗っている、と思いました。珍しいものを見ました。
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- 最高のコレクションと最低の客
- 画廊経営者が開設した美術館で、その洋画コレクションの質と量は間違いなく国内TOPレベルだ。ずっと行きたかったが、なんせ場所が場所だけにその機会に恵まれず。2022年は開館50周年ということで記念企画展開催。これはもう行くしかないと、上京の機会があったのを利用して、笠間まで大遠征を行った。足は当然、公共交通機関利用。本来なら秋葉原から出る笠間行きの高速バスがあるのだが、コロナのせいで大幅減便...
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- シルバニアファミリー展を見学
- 子供の希望でシルバニアファミリー展を見に訪れました。シルバニア展はそれはそれで見ごたえがありましたが、常設展示もよさそうでした。もう少し時間を設けて見学すればよかったです。遠いのであまりしょっちゅうはいけないのですが、機会を見つけて再訪してみたいです。
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