向井千秋記念子ども科学館

博物館/科学館

知的好奇心を刺激、宇宙への夢が広がる科学館

館林市出身の女性宇宙飛行士・向井千秋さんが名誉館長を務める科学館。宇宙や科学の不思議を楽しく学べる展示が充実しており、子どもはもちろん大人の知的好奇心も存分に満たしてくれるスポットだ。

子ども連れに大人気。中学生以下は入館無料} 子ども連れに大人気。中学生以下は入館無料

貴重な展示物で宇宙を身近に体感

館内には4つの展示室があり、館林の自然をテーマにしたジオラマをはじめ、電気や光など身近な科学の原理を学べる実験装置、かつて館林市にあった「大西飛行場」のオーナー大西勇一さんの自作飛行機「スバルプレン(実物)」などバラエティに富んだ展示で楽しませてくれる。やはり見逃せないのは向井千秋さんと宇宙に関連する展示だろう。1952年(昭和27)に館林市で生まれた向井さんは、中学3年生の時に医師を志して上京。心臓外科医として活躍しながら宇宙飛行士への転身を果たし、1994年(平成6)に打ち上げられたスペースシャトル「コロンビア」に、アジア人初の女性宇宙飛行士として搭乗。1998年(平成10)には「ディスカバリー」で2度目の宇宙飛行に成功している。2階の第4展示室には、向井さんの生い立ちや2度の宇宙飛行に関する貴重な資料や品々がそろう。スペースシャトルの模型や船内で使用していた生活用品をはじめ、幼稚園のアルバムや小学校時代の読書感想文、中学校の卒業式の送辞など向井さんの人柄に触れられる展示もあり、遠い存在だった宇宙が少し身近に感じられる。

第4展示室の入り口にある虹のアーチ} 第4展示室の入り口にある虹のアーチ

スペースシャトルの宇宙実験室を再現したジオラマ} スペースシャトルの宇宙実験室を再現したジオラマ

「ムーンウォーカー」で気分は宇宙飛行士!

子どもでも科学を直感的に体験できる展示が豊富なのが同館の魅力。中でもいちばん人気は月面重力を擬似体験できる「ムーンウォーカー」だ。身長110cm以上、体重70kg未満であれば年齢制限はなし。体重の軽い子どもよりも、体重のある大人のほうが重力の違いを感じられるため、童心に帰ってはしゃぐ大人も多いとか。ヘルメットをかぶり、シートベルトをしっかり締めて体験スタート。月面での重力は地球の約6分の1。単純に計算すると地球上で50cm飛べれば、月面では3m飛べることになる。係員から簡単なレクチャーを受けて一歩足を踏み出すと、ビヨーンと体が浮き上がる感覚に驚く。最初はぎこちないがコツを掴めば、ふわりふわりと月面を散歩するような気分を味わえる。体験が終わったらその場でジャンプしてみよう。体がずしりと重く感じられる。体験できるのは9時から16時まで。1時間につき6名限定で、各体験時間枠の10分前から整理券が配布される。土・日曜は争奪戦必至なので覚悟しておこう。

体験時間は準備の時間を除いて約5分} 体験時間は準備の時間を除いて約5分

自転車を漕ぐと模型電車が動く発電トレイン} 自転車を漕ぐと模型電車が動く発電トレイン

親子で楽しむプラネタリウム

学校の長期休みと土・日曜、祝日に投影されるプラネタリウムも見どころのひとつ。入館料とは別に観覧料が必要だが、群馬県最大といわれる直径23mの大型ドームいっぱいに広がる映像は見ごたえ満点だ。人気アニメやかわいいキャラクターが登場する子ども向け番組も用意されており、プラネタリウムデビューにもぴったり。星空写真家・プラネタリウム映像クリエイターとして活躍するKAGAYAさんの最新作「水の惑星-星の旅シリーズ-」は、世界各地で撮影された星空のタイムラプス映像と、心地よい水中映像がスクリーンいっぱいに広がる。映像美に感動すること間違いなしの見逃せないプログラムだ(投影内容・スケジュールは公式サイトで要確認)。5階には口径20cmの望遠鏡が設置された天体観測室があり「公開天文台」や「夜間天体観望会」などイベント時のみ入ることができる。ほかにも「サイエンスショー」、「理科工作教室」など科学への興味を深めてくれる催し物が充実。事前申し込みが必要な企画もあるが、当日先着で参加できるものもあるので、公式サイトをチェックして出かけよう。

プラネタリウム観覧料は高校生以上550円、小・中学生220円} プラネタリウム観覧料は高校生以上550円、小・中学生220円

宇宙を旅したツツジを見られるスポット

同館はツツジの名所として知られる「つつじが岡公園」のすぐ近くにあり、周りには無料駐車場が点在している。車で来館する場合は徒歩1分の「市営尾曵駐車場」が便利だ。館内に飲食スペースはないので、ランチをとるなら「つつじが岡公園」内にあるカフェレストランがおすすめ。広々とした大芝生広場で、お弁当を広げるものいいだろう。夏場は水遊びが楽しめる大徒渉池があり子どもに大人気だ。園内には向井さんが1994年(平成6)の初飛行の際に宇宙に持っていったツツジの種を発芽・育成した「宇宙ツツジ」コーナーもある。例年4月上旬から5月上旬が見頃。

「つつじが岡公園」の大芝生広場。開放感たっぷり} 「つつじが岡公園」の大芝生広場。開放感たっぷり

スポット詳細

住所
群馬県館林市城町2-2 map map 地図
エリア
東部エリア
電話番号
0276751515
時間
9:00-17:00(最終入館16:30)
休業日
月、祝の翌日(土日除く)、年末年始
料金
【入館料】
[大人]330円
[中学生以下]無料

【プラネタリウム観覧料】
[大人]550円
[小中学生]220円

【プラネタリウム観覧付入館券】
[大人]800円

【共通パスポート券】
[大人]700円
※城沼周辺の魅力を体験できるおすすめ周遊エリア「わくわく里沼ビレッジ」内にある、向井千秋記念子ども科学館(プラネタリウムは除く)、田山花袋記念文学館、つつじ映像学習館で使える『共通パスポート券』を各施設で販売しています。発行日と翌日の2日間(休館日を除く)であれば何度でも入館が可能です。
駐車場
あり(240台)
※当館東側交差点の市営尾曳駐車場(無料)をご利用ください
クレジットカード
不可
電子マネー/スマートフォン決済
可(PayPay)
※電子マネーはミュージアムショップのみ利用可
Wi-Fi
あり
コンセント口
なし
喫煙
不可
滞在目安時間
60-120分
車椅子での入店
乳幼児の入店
雨の日でも楽しめる
はい

情報提供: ナビタイムジャパン

クチコミ

  • 館林出身の日本人初の女性宇宙飛行士向井千秋さん
    4.0 投稿日 : 2019.08.13
    館林の主だった観光スポットの目玉となる施設は、館林城址周辺に集中していますが、こちらの科学館もそのうちの一つ。地元館林出身の日本初の宇宙飛行士、向井千秋さんに関連する展示や、群馬県最大規模のプラネタリウムなどもあって、子連れで行っても楽しめますよ。入館料はプラネタリウムの料金は別で320円。中学生以下は無料でした。
  • 遠くなったが・・・・
    5.0 投稿日 : 2019.06.25
    日本発の女性宇宙飛行士、向井千秋さん。私の世代には、記憶に強く残っていますが、子供世代にはわからないかな・・・・・・。でも、宇宙全体の博物館になっているので、誰でも楽しめると思います。
  • 群馬県立館林美術館とは一転。
    2.0 投稿日 : 2019.04.15
    歴史があり、威厳のある施設なのですが、プラネタリウムにばかりお金をかけすぎて、ほかの展示物がお粗末になっております。残念。そして、恥ずかしい。

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アクセス

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最寄り

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