群馬県立ぐんま天文台

博物館/科学館

宇宙に想いをめぐらす星降る山の天文台

群馬県高山村を代表する観光スポットが「県立ぐんま天文台」。1999年(平成11)に、群馬県の人口200万人突破を記念し子持山の山腹に造られて以来、ここでしか見られない美しい星空を求めて全国から天文ファンが訪れている。

山の上に立つ2つの大型望遠鏡が印象的な天文台} 山の上に立つ2つの大型望遠鏡が印象的な天文台

地域ぐるみで実現する「星が主役の村」づくり

群馬県北西部に位置する高山村は、周辺に1000m級の山々が連なる人口4000人ほどの小さな村。豊かな自然と昔ながらの農村風景が魅力で、自然に寄り添う暮らしの原風景を目にすることができる。そんな高山村の愛称は「星降る故郷」。高原の澄んだ空気と雄大な自然を生かした「満天の星空」が地域いちばんの自慢だ。その美しい星空を守るために全村一丸となった取り組みが行われており、天体観測に適した環境を維持するため、22時以降は屋外照明を極力消灯することなどを定めた「光環境条例」が制定されている。

国内でも珍しい口径150cmの大型反射望遠鏡} 国内でも珍しい口径150cmの大型反射望遠鏡

国内では珍しい観察者にやさしい巨大望遠鏡

県立ぐんま天文台が天文ファンの間でも人気の高い理由の1つは、同天文台が誇る「150cm望遠鏡」。これは凹面鏡と凸面鏡を組み合せて光を集める反射式望遠鏡で、日本で5番目の大きさとなる。通常、大型の望遠鏡のほとんどは研究専用で、来館者が目で直接のぞくことができない。しかし入館者が自分の目で星を観察することができ、入館者自らが観望できる望遠鏡としては、ここ県立ぐんま天文台の望遠鏡は実に日本で3番目の大きさとなる。本館2階の展示室では、望遠鏡や分光器などの観測装置の模型が、わかりやすい解説とともに展示されている。なかでも目玉の1つとなっているのが、太陽望遠鏡スペース 。屋外に設置された口径30cm太陽望遠鏡がとらえた太陽の姿が1mの大きさで投影され、リアルタイムで観察できる。太陽表面の細かな様子まで観察が可能で、黒点、白斑、粒状斑などが見られる。また、光を7色に分けて投影できる分光器も備えており、太陽の発する光をより身近に感じることができる。

太陽のリアルタイムの様子を観測できる} 太陽のリアルタイムの様子を観測できる

星空観察の初心者から上級者まで楽しめる

大口径の望遠鏡以外にも、口径15cmの屈折式望遠鏡と口径25-30cmの反射式望遠鏡を電動式赤道儀に乗せコンピューターで制御可能とした観察用望遠鏡を完備。この望遠鏡を使用し、自分で操作する観測体験時間や昼間の星の観察会などのイベントを行っている。屋外には印象的なモニュメントがある。これは季節ごとの日の出、日の入りの位置を示すイギリスの古代遺跡ストーンヘンジと日時計や星時計の役割を果たすインドの遺跡ジャンタル・マンタルを再現したもの。実際に太陽や月の動きを観察することができる。観測体験時間(観測機器の貸し切り状況)について、詳しくは県立ぐんま天文台の公式ウェブサイト等で確認してから出かけることをおすすめする。

観測用の望遠鏡は6台} 観測用の望遠鏡は6台

晴れた日にはランチにぴったりの屋外モニュメントスペース} 晴れた日にはランチにぴったりの屋外モニュメントスペース

吹き抜けの気持ちよい館内でゆっくり展示を見られる} 吹き抜けの気持ちよい館内でゆっくり展示を見られる

スポット詳細

住所
群馬県吾妻郡高山村中山6860-86 map map 地図
電話番号
0279705300
時間
【施設見学】
10:00-17:00(最終受付16:30)
[11-2月]10:00-16:00(最終受付15:30)

【天体観望(土日祝)】
19:00-22:00(最終受付21:30)
[11-2月]18:00-21:00(最終受付20:30)
休業日
月(祝の場合は翌平日)、年末年始
料金
【入場料】
[大人]300円
[大学生・高校生]200円
駐車場
あり(100台)
クレジットカード
可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、銀聯、DISCOVER、Diners Club、その他)
電子マネー/スマートフォン決済
可(Suica、PASMO、QUICPay、iD、Apple Pay)
Wi-Fi
あり(独自のフリーWifi)
コンセント口
なし
喫煙
不可
平均予算
【昼】1-1,000円
【夜】1-1,000円
滞在目安時間
30-60分
車椅子での入店
乳幼児の入店
雨の日でも楽しめる
はい(雨天時等は天体観測はできません)

情報提供: ナビタイムジャパン

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クチコミ

  • 一日中楽しめる。
    4.0 投稿日 : 2020.02.09
    夜間観望会へ寄らせていただいています。暖かい時期は天気に恵まれないことが多く、屋内でのトピックが中心になる事もあります。寒い時期は条件が良いときが多く、沢山の惑星や恒星が見られますが、望遠鏡ドームはとても寒いので、大袈裟な位の防寒対策が必要です。また、庭?ではボランティアの方が小型の望遠鏡を使ったりPCを使ったりしながら天体観測の面白さ?を教えてくれます。天体観測にあまり興味がなくても...
  • 美しい天体写真に魅入った!
    5.0 投稿日 : 2019.08.16
    行楽途中に偶然訪れたぐんま天文台。コンクリート打ちっ放しの館内に飾られた天体写真の美しさに思わず魅入ってしまった。まさかインドで見たジャンタル・マンタルが再現されていたのにもビックリ。次回は是非、夜の天体観測に訪れたい
  • 眺めのいいところです
    5.0 投稿日 : 2018.08.07
    県立ぐんま天文台を訪問。駐車場から約600mの遊歩道を歩くとストーンヘンジなどのモニュメントが見えてきます。入場料は大人¥300。望遠鏡の仕組みや知識、そして150cm,75cmの大型望遠鏡を見ることができます。今度は夜に行って見たいです。が、昼間の景色も最高ですよ。

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アクセス

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最寄り

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