かつて、”オジ様達の聖地”と呼ばれた「飲み屋横丁」。しかし近年、そんな哀愁漂う飲み屋街に訪れる女子たちが急上昇中なのをご存じでしょうか?
数ある飲み屋街の中から押さえておきたい定番スポット、粋に楽しむ極意をこっそり教えちゃいます。これを読めばあなたも横丁ホッパー!
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摩天楼の中で輝く!昭和ノスタルジー【新宿 思い出横丁】
超高層ビルが立ち並ぶ新宿西口に、昭和の時代をそのまま残した一角こそ「思い出横丁」。ここを知らず横丁は語れないでしょう。
人気の秘密は、ずばり「人情」「うまさ」「安さ」。
歴史は遡り戦後の闇市、戸板一枚で区切った露天商のマーケットが始まりでその造りは今も受け継がれています。当時人気だったのが、牛や豚のモツ。そこからモツ焼き屋が広まり、現在も思い出横丁には「焼き鳥」や「もつ焼き」の名店が集まっています。思い出横丁エントランス
路地にはお店がぎっしり
焼き鳥の香りに誘われます
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02
ワイガヤムード溢れる!大人の社交場【恵比寿横丁】
住みたい街No.1こと恵比寿、スタイリッシュ感漂うこの街にも横丁の存在が。昭和時代に栄えた「山下ショッピングセンター」跡地に、個性的な飲食店が集まってできたのが恵比寿横丁。一店舗2~5坪程度で、約20店舗が肩を寄せ合います。
中に入ってまず最初に感じるのは人の熱気!週末は特に混んでいて、お店に入れず横丁前に人が溢れかえる事も。人一人が辛うじて通れる程の狭い通路を、皆声を掛け合いながら通ります。更には、お客さんからお客さんへと料理を手渡す光景も。気が付けば見知らぬ人と乾杯していたり... 思わぬ素敵な出会いがあるかもしれません。恵比寿横丁エントランス
席を探すのが困難なほどの込み具合
素敵な出会いがあるかも
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03
他と一線を画す。お洒落な路地裏【吉祥寺 ハモニカ横丁】
お洒落で個性的な街「吉祥寺」。駅を出てすぐの細い路地にあるのが「ハーモニカ横丁」です。小さなお店が所狭しと立ち並ぶ様を、楽器のハーモニカの吹き口に例えたことから、その名は由来しています。
レトロな居酒屋から、スタイリッシュなバルまで、魅力は ”新旧共存” にあるのでしょう。その数なんと約100店舗!
横丁と言えば、夜行くイメージですが、実はこちら ”朝市” も開催しているんです。(毎月第3日曜日)
無料試食・試飲などもできるのでお得感満載♪ 早起きして、定食やサンドイッチ、朝市限定メニューを楽しむ休日も良いのではないでしょうか。レトロかわいい横丁は、歩くだけでも楽しいですね
おしゃれな人はココに集まる!
ハーモニカ横丁エントランス
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04
芸能人遭遇率高め!?昭和モダン【新橋 有楽町ガード下】
”サラリーマン天国”というイメージが強いガード下。しかし一歩足を踏み入れると、どこか異国情緒漂う不思議な魅力がそこにはあります。
ビールケースを椅子にして飲むような赤提灯系の飲み屋に、近年よく見受けられるのが ”ガード下女子”の姿。彼女たちは、「バリバリ働き、ぐびぐび飲む」。
そんな現代社会が垣間見れるガード下に、実は芸能人もよく訪れるといいます。それも納得、周辺には東京宝塚劇場や帝国劇場など多くの劇場が立ち並ぶエリア。公演の帰り、「ちょいと一杯ひっかけに」立ち寄るのかもしれませんね。哀愁漂う雰囲気に酔いしれよう
働く女子達の”第二の我が家”となりつつあるガード下
時代を感じる、ディープな有楽町
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05
これぞ下町に根付く ”酒場文化”【浅草 ホッピー通り】
通称 ”煮込み通り” の愛称で親しまれる浅草のホッピー通りは、その名の通り「煮込み」の名店が立ち並びます。
昼間からホッピー片手にトロトロのモツ煮を楽しむのが醍醐味。下町ならではの庶民的な雰囲気で、サラリーマンからお一人様、観光客に地元の老婦人…様々な客層を魅了します。
若干強引にテントを路上にはみ出みだすことで、どの店も敷地を拡張している光景は、他ではなかなか見られないのではないでしょうか?呼び込みの人の威勢の良い声に誘われれば、ふらっと一杯ひっかけたくなる事間違いなし。庶民派で温かいムード溢れる 浅草ホッピー通り
冬でもあったか♡ ホッピー&モツ煮=最強コラボ
下町の人情に触れよう
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渋さに惚れる!若者トレンド街の秘境【渋谷のんべい横丁】
若者文化のシンボルであり、常に流行最先端を走り続ける「渋谷」。そんな街でひと際異色を放つ場所が「のんべい横丁」です。
古き良き時代を思わせるこちらの通りは渋谷のイメージとは対照的で、一見相容れないように思えます。しかし今、このディープスポットが多くの若者に支持されているのです。
その理由も訪れれば納得。まず足を踏み入れて感じるのは、意外なまでの落ち着き。渋谷の慌ただしさを忘れさせてくれます。更にお洒落なビストロやバーがアクセントとなり、女性や若者にも入りやすい雰囲気となっています。
たまには渋谷で ”秘境飲み” なんてのもいいかもしれません。本当に最新ファッション発信地の渋谷!?と思う程渋~い
大人女子ならではのスポット
このレトロ感が、若者には逆に新鮮なのかもしれませんね
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07
東京のど真ん中、新宿のディープなスポット【ゴールデン街】
新宿歌舞伎町の後ろにあり、約200の小さなお店が集まってできているのが「ゴールデン街」。その狭い通路と一つ一つのお店の看板、そこに入っていく人、すべてが合わさって独特の雰囲気を醸し出しています。
お店のほとんどは午後9時以降のオープンで、深夜になるほど人も増え賑わっていくのが特徴です。一見さんお断りのお店もあり、本当にディープな部分の東京を見ているような感覚。
芸能関係・政治関係の人も立ち寄るという噂なので、もしかしたらここでしか聞けない話が聞けるかもしれませんね。ゴールデン街
周辺の予約制駐車場
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楽しい雰囲気に包まれてご機嫌♪【アメ横商店街】
「アメ横」とは上野駅から御徒町駅までの約500メートルの高架下商店街。食料品や衣類、雑貨店などのありとあらゆる業種の店が立ち並び、歳末の正月用品を買いに求める人でごった返す風景は、歳末の風物詩にもなっている有名な場所!
食べ歩きグルメや盛りに盛られた海鮮丼、安くて美味しいグルメが揃うこの街は、若者から観光客、地元の人まで様々な人が集います。
美味しい食べ物の香りと人々の笑い声が飛び交う、ワイワイとした楽しい雰囲気の中、いつもの会話も弾むこと間違いなしです!アメ横商店街
夜でもこの賑わいよう!
ついつい会話もお酒も進みます♪
浅草・上野(アメ横) グルメツアー(英語ガイド付き)
¥13,000
更新日:2024/04/19
周辺の予約制駐車場
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大人のための出会いがあるかも?【銀座コリドー街】
JR有楽町駅と新橋駅の高架下の飲食店街一帯が「コリドー街」。おしゃれなお店が多く、華やかな雰囲気の飲み屋街です。夜になると周辺で働いている会社帰りのサラリーマンやOLで賑わい、スーツ姿の人が目立ちます。
また、ここは男女の出会いが多いことでも有名な場所。同性同士で楽しむより、新しい出会いを求めて飲みに来る人が多いそうで、美女やお金持ちの男性の姿もちらほら。
ちょっとおしゃれをして出かければ、声をかけられていつもと違った刺激的な夜が楽しめるかもしれません!最近テレビやメディアでも話題になっています
- 銀座コリドー街
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- 東京都中央区銀座
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東京名物”もんじゃ”を食べるならココ【月島もんじゃストリート】
明治中期に隅田川河口の中州を埋め立てて誕生したのが、ここ「月島」。
当時の月島は子供が多く、賑わっていたのが駄菓子屋でした。駄菓子屋の店の奥で、メリケン粉(小麦粉)を溶いて薄く焼いたものに、醤油や蜜をつけて食べていたものが「もんじゃ焼き」の始まりだといいます。
月島にはもんじゃ屋が75店ほどあり、それぞれ焼き方も具材も味も異なります。たくさん食べ歩いてとっておきのお店を見つけたいですね。 -
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役者・ミュージシャンの街・下北沢の【鈴なり横丁】
下北沢駅から歩いて約10分、ネオンの文字が目立つ「鈴なり横丁」。2Fには 「ザ・スズナリ」「シアター711」という劇場があり、1F部分には10件ほどのお店がぎゅっと集まっています。
入りずらいイメージですが、意外にオープンな雰囲気で女性一人でも楽しめるという噂。気さくなママさんがいるスナックに挑戦してみるものアリ!役者やミュージシャンが多いことで有名な下北沢だけあって、ここに集う人もそういった関係の人が多いんだそうです。
昼間は下北沢でお買い物やグルメを楽しんで、夜はここでどっぷりと夜の雰囲気につかりましょう。ネオンの看板が目印です
奥にはたこ焼き屋さんが!
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昭和レトロな雰囲気に誘われて…【大井町東小路店街】
大井町駅の東口からすぐのところにあるのが「東小路飲食店街」。所狭しと並んだお店の数々が昭和レトロな雰囲気です。
平日でも人が多く、仕事帰りのサラリーマンや地元の常連客で賑わっています。激安の立ち飲み屋をはじめ、がっつり食べられるやきとんのお店、ママがいるスナック、人気のラーメン店まであり、ここで一晩がっつり楽しめます!
最近では、このノスタルジックな雰囲気が新鮮だと若者も多く訪れます。おいしそうな香りがたまりません
真っ赤なちょうちんが雰囲気抜群
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個性もジャンルもばらばらなお店がぎゅっと!【高円寺ガード下】
高円寺といえば古着屋さんや古い商店街、個性的な人が多く集まる街。そんな高円寺のガード下の飲み屋街にはちょっと変わったお店がたくさん。
おしゃれ外観のスタンディングバーから昼から飲める安くておいしい田老修居酒屋、タコスや外国の料理を専門とした飲み屋まで、ひとつひとつのお店もとっても個性が豊か!ちょっとお店を変えればまたガラッと雰囲気も変わるので、何件でもはしごしたくなるのが魅力です。
地元の人と仲良くなって、その人のおすすめのお店を聞くのも手ですね!ガード下なので雨でも安心!
新しい友達ができそう
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お散歩途中にちょいと一杯♪程よい地元感が落ち着く【三軒茶屋すずらん通】
三軒茶屋駅のすぐ近く、キャロットタワーのそばにある細い路地。焼肉に居酒屋、焼き鳥屋などが立ち並び、近くを通るとおいしそうな香りが漂ってきます。
住宅が多いこの地域らしく、地元の人が集まってワイワイとお酒を楽しんでいる姿が印象的。お散歩途中でも立ち寄れる手軽さもあって、ペットを連れて一杯楽しんでいる方も。
近くにはラーメン屋やうどん店など締めにぴったりのお店も揃い、酔いつぶれるには最適!程よい地元感にリラックスしてしまいます。
国道246号線と世田谷通りに囲まれたディープな飲み屋街、「三角地帯」もおすすめです!三軒茶屋すずらん通は三軒茶屋駅の「三茶パティオ口」からすぐ
部屋着でもふらっと来れてしまいそう
周辺の予約制駐車場
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6店舗ほどのこぢんまりさが逆にいい!【自由が丘横丁】
お洒落さんが集まる街”自由が丘”。横丁のイメージはあまりありませんが、実は街の真ん中にその存在が。
「自由が丘横丁」は、小さなお店が6店舗ほど集合したとても小さく、まだ新しい横丁。全部で一つの建物のような作りになっており、親しみやすく、毎日通いたくなるような普段使いできるお店が揃います。
全部が近くにあるので気軽にお店を変えやすいのも魅力!来ているお客さんもとってもフレンドリーなので、ひとりで来ても楽しめること間違いなしです♪自由が丘横丁 エントランス
流石自由が丘!ここまでおしゃれな雰囲気です
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『おまけ』超ディープな上級者向け【歌舞伎町レッドのれん街】
新宿駅から徒歩約5分。新宿センター街の「思い出の抜け道」という黄色い看板が目印のちょっと怪しい通りがあります。そこを抜けると真っ赤な光で染まった「歌舞伎町レッドのれん街」が。
こちらは、鉄板や串カツ、牛タン、バーなど2フロアに7軒が集まった赤提灯横丁。
周辺は一見さんお断りのお店や、屋台のような中華屋さんなど知る人ぞ知るディープなお店が。人通りが多い道から一本外れているので、人が少なく怪しい雰囲気が漂います。
ディープな東京を覗きたいなら、ここで間違いなし!「思い出の抜け道」が目印です
本当に真っ赤!別の国に来たかと錯覚してしまいます
狭い路地に見たこともないようなお店がずらり
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粋な横丁ホッパーなら知っておきたい ”横丁流儀”
その1)大人数で行くべからず
その2)長居はするべからず
先に来た人が、後からきた人に席を譲るというのが暗黙のルールなのだとか。
その3)店の扉が開いている=誰でもウェルカム。閉め切っている=一見さんお断り。(という合図であることが多いらしい)
その4) チャージ料金は前もって確認すべし
基本的にどのお店もチャージがかかるので、お店に入る前に確認しておくと安心でしょう。店の前に看板で書かれていることもあります。
その5)一晩に2、3軒ははしごすべし
横丁ホッピングの醍醐味ははしご酒。店を出るとき店員さんも「行ってらっしゃい~」と送り出してくれます。
最後に... ゆるふわコミュニケーションを楽しむべし!
初めて入るお店で何をオーダーしようか迷っていると、常連さんがおすすめメニューを教えてくれたり… なんてことも。狭いお店だからこそ会話が生まれやすく、そんな人情味溢れるのも又横丁の良さなのかもしれません。”横丁ルネサンス”を体験しよう!