沖縄

慶良間諸島

KERAMA ISLANDS

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エリアの見どころ

  • spot 01
    渡嘉敷島
    那覇から日帰りでも行ける海と緑の楽園
    渡嘉敷島(とかしきじま)は、2014年(平成26)に国立公園に指定された慶良間(けらま)諸島最大の島。世界有数の美しさを誇るサンゴ礁の海に囲まれ、ダイビングやスノーケリングなどのマリンアクティビティはもちろん、緑豊かな山々や島の歴史を感じさせるスポット、渡嘉敷ならではのグルメなどを楽しめる。
    世界中のダイバーが恋する「ケラマブルー」の海が待つ
  • spot 02
    阿波連ビーチ
    那覇から日帰りで行ける人気ビーチ
    阿波連(あはれん)ビーチは、渡嘉敷島(とかしきじま)の西海岸南部にある美しいビーチ。那覇から高速船で約40分の渡嘉敷港から路線バスで約15分というアクセスのよさも手伝って、那覇から日帰りできるビーチとして高い人気を誇る。白いパウダーサンドの向こうに広がるエメラルドブルーの海は透明度が高く、海に入るとすぐにサンゴ礁に群れ泳ぐカラフルな熱帯魚を見ることができる。ビーチはいくつかの区域に分かれており、遊泳監視区域には4月の海開きから10月末まで、9-18時に監視員が配置されている。スノーケリングにはライフジャケットの着用が必要なので、持参していない場合にはレンタルしよう。ビーチの入り口にはマリングッズのレンタルや、バナナボートなどのマリンアクティビティを受け付けるショップが並んでいる。有料シャワーやロッカー、トイレはビーチ入り口近くにある渡嘉敷村青年旅行村の施設を利用できる。また、ビーチに隣接する阿波連集落には民宿やホテル、商店、飲食店が並び、夏場は特に賑やかだ。阿波連ビーチの約1km沖にはハナレ島という無人島が浮かんでおり、バナナボートやシーカヤックで行くことができる。
    全長800mもの弓形の砂浜が続く、渡嘉敷島最大のビーチ
  • spot 03
    渡嘉志久ビーチ
    ウミガメがのんびり泳ぐ三日月型のビーチ
    渡嘉敷島(とかしきじま)の西側、ほぼ中央に位置する渡嘉志久(とかしく)ビーチは、渡嘉志久集落に隣接する天然のビーチ。渡嘉敷港からのバスは運行していないので、レンタカーかレンタバイクを利用して約10分、徒歩では約30-40分でアクセスできる。緑の山々に囲まれた白砂ビーチは遠浅で透明度が高く、湾になっているので波も穏やか。遊泳区域内にはサンゴや熱帯魚は少ないが、藻場がウミガメのエサ場になっているため、朝や夕には高い確率でウミガメに出合うことができる。サンゴ礁に群れる熱帯魚をたくさん観察したい場合には、沖で開催されるスノーケリングツアーなどに参加するのがよいだろう。人気を二分する阿波連(あはれん)ビーチに比べると人が少なめで、離島らしいのんびりとした雰囲気を味わうことができる。ビーチに隣接する緑地公園には海を見渡せるあずまやや、駐車場、有料シャワー、更衣室、トイレがある。また、ビーチフロントには宿泊施設「とかしくマリンビレッジ」があり、マリングッズのレンタルや売店は宿泊者以外でも利用できる。夕焼けの美しいビーチでもあるので、できれば日帰りではなく1泊して、満天の星空まで楽しみたい。
    波が穏やかで、比較的人も少ない静かなビーチ
  • spot 04
    座間味島
    世界が恋するケラマブルーの海が待つ島
    沖縄本島の南西約40kmに位置する座間味島(ざまみじま)は、2014年(平成26)に国立公園に指定された慶良間諸島にあり、那覇からは高速船に乗って約50分でアクセスできる。透明度の高い海では海水浴やダイビングなどのマリンアクティビティはもちろん、冬にはホエールウォッチングを楽しむこともでき、ゆったりと流れる島の時間と豊かな自然に魅了されて足繁く通うリピーターも多い。
    高月山(たかつきやま)展望台から望む、ケラマブルーのまぶしい古座間味(ふるざまみ)ビーチ
  • spot 05
    古座間味ビーチ
    透明度の高い海が広がるミシュラン2つ星のビーチ
    古座間味ビーチ(ふるざまみびーち)は、真っ白なコーラルサンドと青い海のグラデーションが美しい座間味島(ざまみじま)のメインビーチ。フランスのトラベルガイドブック『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』で2つ星を獲得しており、サマーシーズンには島外から多くの人が訪れる。座間味港からのアクセスは、船の発着にあわせて運行している村営バス(片道大人300円、小人150円)や、レンタカー、レンタバイクを利用すれば約5分、徒歩では約20-25分。弧を描くようにして約1kmにわたって広がるビーチは、波打ち際から数十メートルのところで深くなるため、スノーケリングでサンゴ礁に群れる熱帯魚を見ることができる。2019年(平成31)から、サンゴの保護のために遊泳区域内が変更になっているので、確認してから海に入るようにしよう。ビーチサイドにはトイレ、有料シャワー、更衣室のほか、サマーシーズンには軽食の提供やマリングッズのレンタル、バナナボートやスノーケリングツアーの受付などを行っている海の家がオープンしており、快適に過ごすことができる。
    気軽にシュノーケリングを楽しめるリゾートビーチ
  • spot 06
    高月山展望台
    慶良間諸島の青と緑を一望できる絶景展望台
    高月展望台(たかつきやまてんぼうだい)は、座間味島(ざまみじま)の集落の東側にあり、座間味港からは車やレンタバイクで約10分、徒歩では坂道を登って約20-30分ほどで到着する。標高約137mの高月山の頂上付近が公園になっていて、展望台を巡るための遊歩道や駐車場、トイレが整備されている。展望所は3か所あり、第1展望台からは、目の覚めるような鮮やかなコーラルブルーのなかに緑の島々が浮かぶ阿護の浦(あごのうら)を一望できる。波穏やかな湾になっている阿護の浦は、沖縄と中国との交易が行われていた時代に「風待ち港」として利用された歴史があり、現在も沖縄県内に2か所しかない、暴風雨の際の避難港に指定されている。遊歩道の中ほどにある屋根付きの休憩所からは座間味港と座間味集落が、第2展望所からは古座間味ビーチや無人島の安室島(あむろじま)、その向こうに阿嘉島(あかじま)や渡嘉敷島(とかしきじま)を望むことができる。また、亜熱帯の緑が心地よい遊歩道では、3月下旬から4月上旬にかけて紅いケラマツツジの花を見ることができる。
    慶良間諸島国立公園に指定されているエリアを一望できる
  • spot 07
    マリリンの像
    映画のモデルになった犬、マリリンの銅像
    1988年(昭和63)にヒットした映画『マリリンに逢いたい』のモデルになった犬、マリリンの像。座間味港から徒歩約10分、車で約3分のウルノサチの岬にあり、海のほうをじっと見つめて座っている。映画は、座間味島の南西3kmに位置する阿嘉島(あかじま)に住む雄犬のシロが、座間味島に住む雌犬のマリリンに会うために海峡を泳いで渡った感動的な実話が元になっている。当時、2つの島には犬が1匹もおらず、そんななかで阿嘉島にもらわれたシロが、飼い主と一緒に初めて座間味島に渡ったときに、ほぼ同時に飼われ始めたマリリンに出合い、以来たびたび海を渡って会いに行くようになったという。このニュースは、1986年(昭和61)に沖縄の新聞で最初に取り上げられ、その後、全国的に知られるようになった。映画化される前にマリリンは亡くなってしまったが、座間味島には現在もマリリンの子孫が暮らしている。また、映画にも本人役で出演した阿嘉島のシロは、2000年(平成12)に18歳で亡くなった。その一周忌にあたる2001年(平成13)、この物語を永遠に記録しようと地元の有志による実行員会が立ち上がり、寄付によって2匹の記念像が建てられた。阿嘉島には、マリリンの像と向き合う形で「シロの像」がある。
    恋しいシロが渡ってくる海をじっと見つめているマリリン像
  • spot 08
    阿嘉島
    美しい海と緑とのんびりした雰囲気が色濃く残る島
    阿嘉島(あかじま)は、慶良間諸島国立公園に浮かぶ周囲約12kmの小さな島。那覇からは高速船で約50分と日帰りも可能で、ケラマブルーに輝くサンゴ礁の海でのレジャーや、昔ながらの風情を残す集落の散策など、沖縄らしいゆったりとした時間を過ごすには最適な島だ。
    阿嘉島の玄関口、阿嘉港。ケラマブルーの海に架かる阿嘉大橋がお出迎え
  • spot 09
    阿嘉大橋・慶留間島
    絶景スポットでもある阿嘉島と慶留間島をつなぐ橋
    阿嘉大橋(あかおおはし)は、阿嘉島(あかじま)と慶留間島(げるまじま)を結ぶ全長530mの橋。橋の上から青い海や慶良間の島々を見渡すことができ、透き通る海の中を泳ぐウミガメの姿が見えることもある。レンタサイクルやレンタバイクで橋を渡って、慶留間島散策を楽しむのもおすすめだ。
    青い海の上に美しいアーチを描く阿嘉大橋。南側にはサクバルの奇岩群が見える
  • spot 10
    ニシバマ
    楽園と呼ぶにふさわしい、阿嘉島(あかじま)のメインビーチ
    ニシバマは、阿嘉島(あかじま)の北側に位置するビーチ。沖縄の方言では「北」を「ニシ」と読むため、漢字では「北浜」と書く。阿嘉港からのアクセスはレンタサイクルで約8分、徒歩で約20分。白いパウダーサンドが約700mにわたって続くビーチが美しく、透明度の高い海では、波打ち際からすぐの浅瀬でサンゴ礁や熱帯魚を見ることができる。遠浅のビーチなので、スノーケリングを楽しみたいときには満潮がおすすめだ。4月の海開きから11月下旬までは監視員が常駐しており、遊泳時間は8時30分-17時30分まで。スノーケリングをする際にはマスク、スノーケル、ライフジャケットが必要となるので、持参していない場合はレンタルしよう。サマーシーズンであれば、マリングッズのレンタルや軽食を提供する売店がビーチの入り口にオープンしている。また、2018年(平成30)にビーチの入り口に完成した「ニシバマテラス」からの眺めもすばらしく、対岸に座間味島(ざまみじま)や無人島の安室島(あむろじま)を一望することができる。
    慶良間諸島のなかでも屈指の透明度を誇るビーチ
  • spot 11
    ハテの浜
    真っ白な砂浜だけが続く久米島の絶景ビーチ
    ハテの浜(はてのはま)は、久米島の南東約3km沖にある白砂だけでできた砂州。全長約7kmの白い砂浜がコーラルブルーの海に浮かぶ風景は、東洋一の美しさともいわれる。アクセスは船のみで、泊(とまり)フィッシャリーナから約20分。上陸した浜では海水浴やスノーケリングなどのマリンアクティビティを楽しむことができる。
    青い海と空の間に白い砂浜だけが浮かぶ幻想的な風景
  • spot 12
    ミーフガー
    奇石が生み出す風景が神々しい、女性のパワースポット
    ミーフガーは、久米島空港の北側にある大和泊(やまとどまり)海岸にあり、地質的にも珍しい奇岩を観察できるスポット。地元では、女性が子宝や安産を祈願すると叶うという伝承があり、悠久の時間と自然の壮大さを感じることのできるパワースポットとしても知られている。
    2つの岩がぶつかりあって生まれた神秘的な景観
  • spot 13
    タチジャミ
    自然海岸にそびえ立つ神々しい屏風岩
    タチジャミは、久米島の北海岸にある屏風のような巨岩。漢字では「立神」と書き、島では古くから信仰の対象であった。1972年(昭和47)に久米島町の天然記念物に指定され、周辺は「タチジャミ自然公園」として整備されているので、緑豊かな遊歩道を散策しながら、タチジャミ岩のすぐ近くまで歩いて行くことができる。
    自然公園内の海岸にある高さ約40mの岩壁。近くで見ると迫力満点
  • spot 14
    久米島紬の里ユイマール館
    日本紬の発祥地で、風土にはぐくまれた染織物に触れる
    島の植物が織りなす素朴な風合いと、泥染に代表される艶やかな色調が特徴の「久米島紬」は、日本で最初の紬ともいわれる染織物。「久米島紬の里ユイマール館」では、国の重要無形文化財にも指定されている製作技術や歴史など、久米島紬の魅力にたっぷりと触れながら、工房で染織体験をすることもできる。
    入り口にある大きな糸車が目印
  • spot 15
    久米島ホタル館
    久米島の自然環境と生態系を学ぶネイチャービジターセンター
    1993年(平成5)に発見され、翌年に沖縄県の天然記念物に指定された久米島だけに生息するホタル、クメジマホタルの保護観察を目的としたビジターセンター。島の人たちの暮らしを支えてきた久米島の豊かな自然環境と生態系について学べるように、館内には昆虫やカエル、魚など身近な生物の生体展示や資料が展示され、解説員も常駐している。かつての久米島は稲作が盛んで、田仕事帰りのあぜ道をホタルの光が昼間のように明るく照らしていたという。そうした自然環境が失われつつあるなかで、2000年(平成12)にオープンしたホタル館では、地元の子どもたちとともに、10年以上にわたって浦地川で消滅したクメジマホタルの再生に取り組み、実現させた。館の周辺では、多様な生物が生息している池や滝などのビオトープ作りが現在も継続して行われており、4月初旬-下旬頃に見られるクメジマホタルの観察会など、さまざまなフィールド体験プログラムが開催されている。見て、聞いて、体験することで久米島の自然への知見を深めよう。
    浦地川沿いにある久米島ホタル館
  • spot 16
    久米の五枝の松
    地を這うような枝振りが特徴の国指定天然記念物
    樹齢180年余の五枝(ごえ)の松は、「日本の名松100選」にも選ばれているリュウキュウマツ。伊平屋島の「念頭平松」とともに「沖縄の二大名松」とも呼ばれている。特徴はその見事な枝振りで、高さ6mの一本松の幹の根元から、分岐した枝が地面を這うように広がって伸びている。その面積は250平方メートルにも及び、こうした枝の広がり方は日本国内でも珍しいため、国の天然記念物にも指定されている。松の根元まで近づくことのできる遊歩道が整備されているので、四方に広がる枝葉の様子を間近で観賞してみよう。記録によると、この松は18世紀初頭に中国から伝来した農業の神様「土帝君(トゥテークン)」を祀った際に植えられたものと言い伝えられており、根元にある祠は、現在も拝所として大切に守られている。現在の松は1839年(天保10)に2代目の松として植えられたと上江洲家(うえずけ)の「家記」に残されている。また、公園の敷地内に流れる川では、5月上旬頃に久米島にしか生息していない希少な「クメジマボタル」を観賞することができる。
    沖縄県立自然公園「五枝の松園地」として整備されており、遊歩道から松を間近に見れる
  • spot 17
    奥武島の畳石
    亀の甲羅のような岩が並ぶ不思議な風景
    畳石は、久米島の東海岸沖にある奥武島(おうじま)の景勝地。新奥武橋(しんおうばし)でつながっている奥武島に渡り、すぐ右手に見えてくる駐車場を抜けると、青い海を背にした白い砂浜に亀の甲羅のような六角形や五角形をした石が畳のように敷き詰められた風景が見えてくる。この不思議な畳石は柱状節理と呼ばれ、火山活動で噴出した安山岩質の溶岩がゆっくり冷えて固まっていく過程で発生したもの。岩の柱は束となり、深さ約100mほどまであるという。一つひとつの柱がこれだけ大きく上を歩けるところは世界的にもきわめて珍しいため、2014年(平成26)に国の天然記念物に指定された。砂に覆われている部分も含めて1000個以上にも及ぶという畳石は、潮が引くと見える範囲が広くなり、その上まで行くことができる。波や砂で削られた畳石の表面は海水で濡れた部分が滑りやすいので、足下に気をつけながら歩こう。また、右手にイーフビーチの見える奥武島の海の美しいグラデーションブルーも見どころのひとつだ。
    まるで自然がつくり出した芸術作品のよう
  • spot 18
    宇江城城跡
    久米島を一望できる天空のグスク跡
    久米島空港から車で約25分、道路標識に沿って進むと、道幅の狭い山道を登りきったところに宇江城城跡(うえぐすくじょうあと)がある。向かう道中から山の上に見えるほど、存在感を放つ城跡だ。標高約310mと、沖縄県内のグスク(沖縄の方言で城のこと)のなかでいちばん高い位置にあり、2009年(平成21)には国の史跡名勝天然記念物に指定されている。沖縄本島のグスクとは造りが異なっており、琉球石灰岩ではなく安山岩(あんざんがん)が積まれた珍しい城壁を見ることができる。また、グスクの最上階にあたる城郭まで登ると久米島のほぼ全域を見渡せるパノラマビューが広がり、ハテの浜や周辺の離島、天気のよい日には沖縄本島まで見渡すことができる。頂上に立つと、天気の悪い日でも雲の上にいるような不思議な感覚を味わうことができるので、ぜひ体感してみてほしい。見学用に鉄製のはしご階段が整備されているが、ばらつきのある段差で足場が悪いため、安定感のある靴で登ることをおすすめしたい。
    宇江城岳の山頂にあり、久米島のマチュピチュとも呼ばれている
  • spot 19
    イーフビーチ
    白い砂浜が2kmも続く、久米島が誇る天然ビーチ
    久米島空港から車で走ること約20分。島の東海岸に広がるイーフビーチは、素足に心地よいパウダーサンドの砂浜が2kmも続く、久米島が誇る天然ビーチだ。大きな駐車場や休憩用のあずまやもあり、近隣にはリゾートホテルや飲食店、ダイビングショップなどが立ち並んでいるので、観光客にとっては最も利用しやすいビーチでもある。また、朝昼晩と違った楽しみ方ができることも、このビーチの魅力のひとつ。早朝には、まだ人の少ない砂浜で、水平線から昇る朝日をゆったりと眺めるぜいたくな島時間を味わえる。日中は、エメラルドグリーンに輝く海で海水浴を満喫しよう。遠浅なので子供連れでも安心して泳ぐことができる。ただし、干潮時に膝下程度の水位しかないため、油断して沖へ出過ぎてしまうと、潮が満ちるにつれて戻れなくなることがあるので注意が必要だ。監視員はおらず、クラゲ防止ネットもないので、海に入る際には天候や体調など安全管理に十分気をつけたい。夜には満天の星空が広がり、天体観測にも最適なスポットとなる。
    海の青さと白い砂のコントラストが美しい、久米島を代表するビーチ
  • spot 20
    ゆくい処 笑島
    世界グランプリを獲得した「車海老そば」を味わえる
    車えびの養殖量が日本一の久米島には、2019年(令和元)の「にっぽんの宝物」世界大会でグランプリに輝いた沖縄そばがある。それが、「ゆくい処 笑島(わしま)」の「車海老そば」だ。エビの出汁がきいた濃厚なスープと、久米島産のえびが載っているえびづくしのそば。そこにトッピングされた、島内にしか出回っていない久米島特産の「惣慶(そけい)もやし」のシャキシャキ食感がさらにおいしさを引き立てている。また、じっくりホロホロになるまで煮込まれた「軟骨ソーキそば」や、フルーティでありながらも中辛な「マンゴーチキンカレー」もおすすめの人気メニュー。少し高台に位置するため、カウンター席からはオーシャンビューの景色を眺めることもできる。店の看板にもなっている珍しい柄の「パンダヤギ」は、店の裏に実在しているので、食後にぜひ触れ合ってみよう。店の前の坂を登ると「五枝の松」や「宇江城城跡(うえぐすくじょうあと)」などの景勝地があるので、観光途中の腹ごしらえにも最適だ。
    島の食材をふんだんに使用した、車えびの出汁が濃厚な「車海老そば」1300円
  • spot 21
    比屋定バンタ
    高さ200mの断崖絶壁にある展望台
    久米島空港から久米島一周道路を北回りに車で走って約15分。沖縄らしい赤瓦の屋根と2頭のシーサーが目印の展望台が見えてきたら、比屋定バンタに到着だ。「バンタ」とは「景色のよい断崖絶壁」を意味する沖縄の言葉で、高さ200mの断崖絶壁から見渡す風景は、思わず歓声を上げるほどの迫力がある。眼下に広がる海の青も美しく、よく晴れた日には、はての浜や、近隣の離島である粟国島(あぐにじま)や渡名喜島(となきじま)、慶良間諸島(けらましょとう)まで一望できる。展望台から見える各島の位置が記載された地図もあるので、場所を確認しながら景観を楽しみたい。高いところが苦手でなければ、展望台の2階に上がって、さらに高い位置からの絶景を堪能してほしい。よりいっそうサンゴ礁の青のグラデーションがはっきりと見え、陸地の緑とのコントラストを楽しめるはずだ。
    大きなシーサー2頭がお出迎え
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