宮崎

椎葉・五ヶ瀬

SHIIBA / GOKASE

九州山地の山に囲まれたエリアで、無人島体験や木工体験を楽しもう

宮崎県北部に位置し、九州山地の山々に抱かれ、おいしい"食"が魅力の椎葉・五ヶ瀬エリア。田舎豆腐を生のまま発酵させた、日本版チーズ「ねむらせ豆腐」や五ヶ瀬産ブドウ100%の「五ヶ瀬ワイン」などエリア内にはおいしい特産品がたくさんある。エリア内で個性的なスポットといえば、門川湾に浮かぶ無人島「乙島」だ。人の住んだことのない無人島ではあるが、予約をすればキャンプを楽しむことができる。無人島体験をしてみたい人はぜひ申し込んでみよう。また自然を満喫したい人には、宮崎県林業技術センター「森とのふれあい施設」もおすすめだ。施設内には森林の役割などを学べる「森の科学館」や、森林浴を楽しめる「森林植物園」などがある。森の科学館では各種体験を楽しめるが、なかでも木工品を指導のもとで作れる"木工体験"は非常に人気が高い。子どもから大人まで楽しめるスポットだ。

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エリアの見どころ

  • spot 01
    特産センターごかせ
    地元の米と豚の希少部位を使ったパワー飯
    宮崎といえば一般的に南国を想像するが、県北西部に位置する五ヶ瀬町はそのイメージとは少し異なる地。高い山々に囲まれ降雪量が多く、日本最南端のスキー場があることで知られている。そんな五ヶ瀬を代表するグルメが、秘伝のタレにやわらかい豚ハラミと豚肩ロースを漬け込んで焼き、キャベツと玉ねぎとともにご飯に載せた「特ホル丼」だ。国道218号の宮崎県と熊本県の境に位置する「特産センターごかせ」は、五ヶ瀬ワインや釜炒り茶といった地元の特産物や、地元農家が作った新鮮な野菜などを販売する施設。併設の食堂で1日30食限定の「特ホル丼」を提供している。あつあつご飯に載った香ばしい豚ハラミと肩ロースの甘辛い味付けが食欲をそそる、通をもうならせる人気メニューだ。
    五ヶ瀬町を代表するご当地グルメの「特ホル丼」
  • spot 02
    椎葉厳島神社
    椎葉に伝わる古のラブストーリー「鶴富姫物語」発祥の地
    壇ノ浦の戦いに敗れた平家を追討すべく、椎葉村を訪れた那須宗久により、広島県の厳島神社から、守り神を勧請し建立したとされる神社。敵方である宗久がなぜそのようなことを行ったのか。椎葉に伝わるエピソードと平家の末孫・鶴富姫とのラブストーリーを知っておこう。
    源氏の武士である那須宗久(なすむねひさ)により建立された椎葉厳島神社
  • spot 03
    鶴富屋敷(那須家住宅)
    悲恋物語の舞台にもなった歴史好きにはたまらない古民家
    鶴富屋敷は、「日本三大秘境」に数えられる宮崎県の椎葉村を代表する観光スポット。300年ほど前に建てられたと推測される建物に足を踏み入れると、まるで昔話の世界に入り込んだような気持ちになる。
    経てきた長い年月を感じられる鶴富屋敷の外観
  • spot 04
    五ヶ瀬ワイナリー
    絶景の地で造られる、地元産ブドウ100%の五ヶ瀬ワイン
    阿蘇山を望む自然豊かな五ヶ瀬町(ごかせちょう)で、地元で収穫したブドウを100%使用して造られる五ヶ瀬ワイン。ワイナリーでは試飲や醸造施設の見学ができるほか、眺めのよいレストランを併設している。
    ワイナリーを代表する白ワイン「ナイアガラ」1815円(写真中央)をはじめ、個性豊かなワインがそろう
  • spot 05
    十根川重要伝統的建造物群保存地区
    伝統的な民家と美しい石垣が織りなす歴史的景観
    十根川は、平家落人伝説が残る「日本三大秘境」のひとつ、椎葉村(しいばそん)にある山あいの集落。伝統的な建築様式の民家が並び、幾重にも続く石垣が田園風景と調和する。日本有数の2本の巨木も必見。
    山の斜面に段々畑と石垣、伝統的な家屋が並ぶ十根川(とねがわ)集落
  • spot 06
    椎葉村物産センター平家本陣
    豊かな自然がはぐくんだ山の幸・川の幸をお土産に
    平家落人伝説で知られ、「日本3大秘境」のひとつに数えられる椎葉村(しいばむら)の観光協会が運営する物産センター。販売コーナーには、柚子胡椒や干し椎茸、地元ではエノハと呼ばれるヤマメの甘露煮、地場産食材を使った焼き餅や鶴富味噌など、椎葉村の特産品がずらりと並ぶ。名物の菜豆腐(などうふ)は、昔から冠婚葬祭などで用いられてきた郷土料理。青菜のほか菜の花やフジの花、椎茸やユズなどを入れて作る珍しい豆腐だ。また販売コーナーの隣にレストランがあり、窓の外を流れる耳川(みみかわ)を眺めながら食事を楽しめる。在来種のそば粉を手打ちした「本陣そば」は、強い香りと粘りけのある独特なコシが特徴。椎葉の味を堪能するなら、そばにご飯・漬け物・菜豆腐・中鉢の付いた「本陣そば定食」(1日20食限定)がおすすめだ。定食の白飯は追加料金で、揉むとにおいを発する臭木(くさぎ)の葉を使った「くさぎな飯」に変更できる。最高級A5ランクの椎葉牛を使用した「椎葉牛丼」、耳川の上流にある上椎葉ダムにちなんだ「ダムカレー」も人気の一品だ。
    レストランでは手打ちの「本陣そば」(700円)を味わえる
  • spot 07
    えのはの家(やまめの里)
    森と清流に抱かれた古民家でヤマメ料理を味わう
    九州山地の中央部に位置する、自然豊かな五ヶ瀬町(ごかせちょう)。「ひむか神話街道」と名付けられた国道265号線から西へ、五ヶ瀬川の支流である波帰川(はきがわ)に沿って700mほど行くと、森のなかに「えのはの家」が見えてくる。「えのは」とはこの地方の言葉でヤマメのこと。美しい水と緑に恵まれたこの場所では日本で最も早くからヤマメの養殖が行われ、いつしか「やまめの里」と呼ばれるようになったそうだ。ここで生産される「五ヶ瀬やまめ」は、古生層から湧出するカルシウムの多い地下水と五ヶ瀬川源流の冷たい水を併用し、自然に近い環境で飼育していることから、宮崎県の「お魚ブランド」に指定されている。「えのはの家」は、ヤマメの養魚場や宿泊施設を営んでいる「やまめの里」にある、築50年近く経つ山家(やまが)料理旅館。玄関横の板の間がレストランとして使われており、塩焼きや刺身、しゃぶしゃぶなどのヤマメ料理を中心に、山菜やきのこといった森の恵みを味わうことができる。「日本三大秘境」のひとつに数えられる椎葉村(しいばむら)からも近いので、ドライブの途中に立ち寄ってみたい。
    塩焼き定食(1512円)。注文が入ってからていねいに焼くヤマメは、身がふっくらとして香ばしい
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旅のヒント

  1. その1

    「五ヶ瀬ワイン」は熊本県との県境に位置する「五ヶ瀬ワイナリー」で購入できる。五ヶ瀬ワインを買って、ホテルで一杯やるのも良いだろう。

  2. その2

    無人島「乙島」ではカヤックやSUP、魚釣りといったアクティビティも体験できる。やってみたい人は事前に予約・問い合わせをしよう。

  3. その3

    宮崎県林業技術センター「森とのふれあい施設」から車で約15分の位置に、高さ約70mから3段に落下する「おせりの滝」もある。セットで訪れよう。

  4. その4

    エリア内には日本最南端のスキー場「五ヶ瀬ハイランドスキー場」もある。シーズン中にエリア内を旅行するスキー・スノボ好きはぜひ検討しよう。

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