熊本

菊池・山鹿

KIKUCHI / YAMAGA

豊潤な水を湛えるエリア。CM撮影も行われる渓谷で心身ともに癒やされよう

熊本県北部に位置する菊池市と山鹿市は、山鹿温泉や菊池温泉などの良質な温泉のほか、彼岸花の名所・番所の棚田や、ハイキングを楽しめる鞍岳(くらだけ)などがある、豊かな自然に恵まれた地域。菊池川流域にあり水が豊富で、米やごぼう、椎茸などの良質な農産物の生産が盛んだ。山鹿を訪れたら立ち寄りたいのが「八千代座」。1910年(明治43)に建てられた現役の芝居小屋で、さまざまな催し物を見られるほか、明治ロマンを感じる館内の見学もできる。また、自然を感じたいなら日本森林浴の森百選にも選出された「菊池渓谷」へ行こう。CM撮影の舞台にもなるほどの美しい渓谷で、特に黎明の滝は迫力満点で見ごたえがある。

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エリアの見どころ

  • spot 01
    平山温泉
    のどかな風景が広がる山の里に点在する温泉宿
    「山鹿の奥座敷」と呼ばれる平山温泉。山鹿市から近いにもかかわらず、市街とは対照的な自然に囲まれた里山の風景が広がり、温泉宿はぽつりぽつりと点在する。のんびりとした静かな環境は平山温泉のいちばんの魅力だ。
    平屋温泉の魅力はのんびりとした田舎の素朴な風景
  • spot 02
    平山温泉 湯の蔵
    日帰り温泉利用でも創作料理を個室で楽しめるプランも
    広く緑豊かな敷地でゆったりと温泉が満喫できるのは、山里に温泉宿が点在する平山温泉ならでは。「平山温泉 湯の蔵」も民家風の建物が木々の緑に隠れるように立っていて、風情を感じられる。
    ぜいたくに料理を個室で楽しめる日帰り温泉プランも
  • spot 03
    平山温泉 華の番台
    里山の風景のなかで楽しむアジアンテイストの日帰り温泉
    豊かな自然に恵まれた平山温泉の山中に、東南アジアのリゾートのような空間が広がる。インテリアからさまざまなデザインにいたるまでアジアンテイストで統一された「華の番台」は男性にも女性にも人気の日帰り温泉だ。
    温泉はバリをイメージしたデザインとなっている
  • spot 04
    道の駅 七城メロンドーム
    見ているだけでもぜいたくな気分に! メロン三昧の道の駅
    国道325号線を車で走っていると見えてくる緑色の3つのドーム屋根。近づくと細かな筋状の模様があしらわれていて、それがメロンを表現していることがわかる。メロンに特化した道の駅は多彩な商品であふれている。
    メロンドームの「メロン」は遠くからでも目立つ
  • spot 05
    菊池渓谷
    夏でも涼しく、森林浴スポットとして人気を集める
    清らかな水が森のなかを流れ、いくつもの滝や瀬をつくりだす渓谷。「日本森林浴の森百選」「日本の滝百選」「水源の森百選」など、さまざまな百選に選ばれている美しい場所で、四季折々の景観を求めて多くの観光客が訪れる。
    いくつもの滝がある気持ちのいい場所。CMの撮影も何度か行われている
  • spot 06
    道の駅 旭志 旭志ふれあいセンター 食彩館
    赤身のやわらかさと甘みも魅力の旭志牛を満喫する
    「旭志(きょくし)牛ロースステーキセット」(150g 3,000円)は、旭志牛の味が最もよくわかるメニューの1つだろう。ひと口いただくと、やわらかさと甘みの強さがまず印象に残る。脂身の味わいの強さと豊かさは想像していたものの、赤身もやわらかく、みずみずしさが保たれていて、それでいてほんのりとした甘みも感じられることに少々驚いた。もちろん、ほかにもおいしい牛肉の赤身はいろいろと存在するだろうが、全体的なバランスがよく、これほど食感がまとまっている牛肉は珍しいのではないだろうか。肉の味わいそのものは高級感があるのにリーズナブルな値段であることも、もう1つの驚きだ。食彩館は一品料理から定食メニューまで60種以上のラインナップをそろえる。旭志牛のメニューとしては、ほかにもサイコロステーキ、薄切りビーフ、ハンバーグなどがありどれも気になるところだが、最も注目したのは焼肉。じっくりと旭志牛と向かい合うには、いちばんの味わい方かもしれない。もちろん、地元の野菜や豚肉、鶏肉のメニューも豊富に用意されている。
    「旭志牛ロースステーキセット」。冷めても肉のやわらかさは変わらない
  • spot 07
    菊池温泉 宝来館
    緑の景色を眺めながらゆったり楽しめる足湯
    宝来館は菊池温泉のなかでも、最も静かな環境に立っている宿のひとつだろう。足湯に浸かっていると、目の前には通りがあるものの車の往来はほとんどなく、道の向こうに広がる緑の木々が心地よい気分にしてくれる。「化粧の湯」「美人の湯」と呼ばれる菊池温泉の泉質はアルカリ単純泉。源泉の温度は45℃。足湯でも、しばらくするとしっとりと汗がにじんでくる。宝来館の創業は1955年(昭和30)。源泉かけ流しの温泉と家庭的な温かなサービスが自慢の宝来館が、玄関横に足湯を新設したのは2017年(平成29)のことだった。観光客や地元の人たちに、気軽に利用できる憩いの場を提供したいという女将さんの想いからこの足湯は造られたという。足湯のすぐ横、館内ロビーのスペースも足湯利用者に開放されている。道の向こうの緑は正観寺(しょうかんじ)の境内の木々。正観寺は、菊池を築いた菊池一族の15代菊池武光が、14世紀半ば、菩提寺として創建した。そんな町の歴史にも思いを馳せながら足湯を楽しみたい。
    足湯からは正観寺の境内を眺められる
  • spot 08
    豊前街道
    山鹿市の歴史と文化を物語る建物が並ぶ旧街道
    山鹿市を南北に縦断する豊前街道(ぶぜんかいどう)は、町が宿場町や湯の町として賑わいを見せたかつての歴史を今に伝えている。整備された街道を歩けば、山鹿の文化、名産品がよくわかり、その繁栄ぶりに思いを馳せることができる。
    商店も住宅も豊前街道の雰囲気を大切にしている
  • spot 09
    八千代座
    坂東玉三郎もほれ込んだ江戸の面影を残す芝居小屋
    八千代座は山鹿の文化の豊かさを物語る堂々たる建物だ。芝居「小屋」とはいうものの間口は約30m、奥行きは約35mあり、約650人を収容できる。この立派な劇場では今も数々の公演が開催されている。
    なぜか懐かしい雰囲気も感じられる八千代座の舞台
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旅のヒント

  1. その1

    菊池市内・山鹿市内はレンタサイクルで観光できる。それぞれ貸し出し場所は菊池観光交流館内の観光案内所とさくら湯観光案内所。ただし、菊池観光交流館内の観光案内所の貸出台数は5台とやや少なく、先着順のため注意が必要。

  2. その2

    菊池渓谷は案内人ガイドと散策することができる(有料)。菊池渓谷についてより深く知りたい人は申し込んでみるといい。

  3. その3

    番所の棚田で棚田と彼岸花のコラボレーションを見たい人は、彼岸花が見どころの9月中旬-下旬に訪れよう。

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