佐賀

唐津・呼子・玄海

KARATSU / YOBUKO / GENKAI

海の幸やリアス式海岸、戦国時代の城跡など、自然と歴史を訪ねる旅のできるエリア

唐津焼で知られる唐津市の呼子(よぶこ)の朝市には、全国的に有名な「呼子のイカ」をはじめ海産物が並ぶ。イカの活造りは県外からも人々が食べに訪れるほど知名度が高い。桜やフジの名所である唐津城や秀吉が築いた名護屋城跡など、歴史ファンを魅了するスポットも豊富。美しい海岸線が続く虹の松原や国天然記念物の七ツ釜など、名所旧跡が集まっている。唐津湾に浮かぶ高島にある宝当(ほうとう)神社は、宝くじの高額当選者が数多く出ていることから人気があり、金運のパワースポットとされる。玄海町にある浜野浦の棚田の展望台からは、大小さまざまな形の棚田が玄界灘に向かって階段状に連なる様子を眺められ、沈む夕日が水面に反射して美しい。このほか、海中展望船ジーラで玄界灘の美しい海中の散歩を楽しむのもおすすめだ。

recommend spot

エリアの見どころ

  • spot 01
    虹の松原
    約100万本の松が広がる、日本三大松原のひとつ
    虹の松原は、日本三大松原のひとつにも数えられる唐津湾沿いに連なる松原。虹の弧を描くように、約100万本の松が広がる。不思議な伝説がある場所としても有名で、唐津に来たらぜひ立ち寄りたいスポットだ。
    虹の松原は日本三大松原のなかで唯一、国の特別名勝に指定されている
  • spot 02
    からつバーガー
    唐津に来たらこれははずせない! 絶品B級グルメ
    佐賀県の唐津に来たからにはぜひ食べておきたいのが、地元・唐津で愛される鉄板B級グルメ「からつバーガー」だ。創業は1961年(昭和36)、日本三大松原のひとつ「虹の松原」に面したところにあり、虹の松原や唐津城など、唐津観光をする際に立ち寄りたい。車で虹の松原を走ると、途中の駐車スペースにかわいらしいマイクロバスが停まっているのですぐにわかる。からつバーガーの特徴は、しっかり焼かれて表面はパリパリ、中はふわふわのバンズ。食べたことのない食感で、ぜひ一度は試してみたい逸品だ。全部で5種類あるバーガーのなかでいちばん人気はレタス、チーズ、ハム、玉子、パテの全具材を挟んだ「スペシャルバーガー(570円)」。少し甘めのデミグラスソースとのコラボレーションは「おいしい!」のひと言。雨の日でも、駐車場で車のナンバーを伝えておけば、できたてを車まで届けてくれる。からつバーガー以外にも、ポテト(390円)、コーヒー(250円)、ミルク(250円)、生搾りみかんジュース(時価)なども販売する。
    からつバーガーは唐津のソウルフードだ
  • spot 03
    呼子朝市
    日本三大朝市で呼子グルメを食べ歩き
    イカ漁が盛んな呼子町。港のそばで開かれる「呼子朝市」は大正時代初期から続く、日本三大朝市のひとつ。約40もの露店の軒先にずらりと並ぶ名産品とおばちゃんたちの元気な声が飛び交う光景にワクワクする。呼子に来たら必ず立ち寄りたいスポットだ。
    40軒ほどの露店の軒先にずらりと並ぶ魚介類や加工品
  • spot 04
    七ツ釜
    佐賀県屈指の絶景スポット
    佐賀県唐津市にある海食洞。玄海国定公園にあり、遊覧船で中へと入っていくこともできる。複数ある洞穴のうち最大のものは高さ3m、奥行きは110mにも及び、「屋形石の七ツ釜」として国指定の天然記念物にもなっている。
    波によって削られた玄武岩の洞窟が並ぶ七ツ釜
  • spot 05
    唐津城
    舞鶴城とも呼ばれる唐津市のシンボル
    唐津市のランドマークとして堂々とそびえる唐津城。江戸時代、唐津藩初代藩主によって築城され、5層からなる天守閣は名城の名にふさわしい姿だ。最上部は展望所になっており、玄界灘や松浦潟、唐津の街並みを一望できる。
    7年の歳月をかけて築城された唐津城
  • spot 06
    呼子大橋
    全長728m、呼子と加部島を結ぶハープの形をした美しい橋
    加部島と東松浦半島を結ぶ全長約728mの橋。ハープを2つ並べたような外見から、「ハープ橋」とも呼ばれている。橋の下には弁天島へ歩いて渡れる「弁天遊歩道」が整備されている。
    加部島と九州本土を結ぶ市道の一部である「呼子大橋」
  • spot 07
    風の見える丘公園
    眺望のすばらしい、加部島にある自然あふれる公園
    人口約500人の加部島。その南にある「風の見える丘公園」は、呼子随一の景観が見られることで知られる。園内の展望台からは玄界灘を一望することができ、その絶景はため息がでるほど美しい。
    呼子大橋を渡った加部島の南部に位置する「風の見える丘公園」
  • spot 08
    遠見番所公園
    唐津市の東松浦半島にある穴場的絶景スポット
    佐賀県北部に位置する唐津市。小川島や加部島など玄界灘に浮かぶ島々と東松浦半島からなる、自然豊かな地域だ。その半島の尖端にある「遠見番所公園」は、パノラマの海景を望むことのできる穴場の公園。
    遠目には対馬も望める「遠見番所公園」
  • spot 09
    マリンパル呼子
    呼子の美しい海を満喫できる遊覧船
    マリンパル呼子では、呼子(よぶこ)の海の生き物を観察できる海中展望船「ジーラ」や、神秘の秘境・七ツ釜(ななつがま)を手軽に探検できる七ツ釜遊覧船「イカ丸」に乗り、呼子の海を満喫できる。
    天気のいい日はエメラルドグリーンの呼子の海を堪能できる
  • spot 10
    波戸岬
    玄界灘を眺めるならここ。九州最西北端にある岬
    九州最西北端にある波戸岬は「日本の渚百選」にも選定されている絶景スポット。玄海国定公園内に位置し、岬からは視界いっぱいに玄界灘の風景が広がる。夕景の美しさでも知られ、名物「さざえのつぼ焼き」も有名。
    東経129度、北緯33度に位置する波戸岬
  • spot 11
    宝当神社
    宝くじの当選祈願はここ! 戦国時代の武将を祀る宝当神社
    年間20万の参拝者数のある神社。その名前から、宝くじの高額当選を願って参拝する人が多く、「宝くじの当たる神社」としても有名だ。宝くじ当選や金運にあずかりたい人はぜひ参拝したい。
    テレビや雑誌などでも紹介され、一躍知名度が上がった
  • spot 12
    名護屋城跡・佐賀県立名護屋城博物館
    「日本100名城」に選ばれた幻の城
    豊臣秀吉の朝鮮出兵の拠点となった名護屋城。建物はないが、当時の大坂城を凌ぐ広大な敷地に石垣や諸大名たちの陣屋といった遺跡が残り、範囲は城を中心に半径3kmにも及ぶ。わずか7年ではかなく消えた幻の名城。歴史ファンにはマストの場所だ。
    巨大な城と城下町は太閤秀吉によってわずか5か月で築かれた
  • spot 13
    見帰りの滝
    50種約4万株のアジサイの咲く、九州屈指の落差を誇る名瀑
    見帰りの滝は、「日本の滝百選」に選ばれた九州有数の落差を誇る滝。滝周辺では、初春には河津桜、初夏にはアジサイが咲き誇り、見る者を魅了する。自然に癒やされたい人におすすめしたいスポットだ。
    滝つぼの近くではひんやりした涼しい風を感じられ、夏はとても気持ちが良い
  • spot 14
    浜野浦の棚田
    海から駆け上がるように連なる造形美が目をひく棚田
    九州北西部に位置する東松浦半島。その中央に広がる絶景が浜野浦の棚田だ。玄界灘に面したリアス式の地形に合わせ、ゆるやかなカーブを描く田んぼが幾重にも重なる。「日本の棚田百選」に加え、2022年2月には「つなぐ棚田遺産」にも認定されている。
    玄界灘を背景に幾重にも重なる棚田
  • spot 15
    玄海町次世代エネルギーパーク「あすぴあ」
    地球にやさしい未来のエネルギーは何? 楽しみながら学べる施設
    太陽光や水力、風力、水素、バイオマスなど、未来のエネルギーに触れ、楽しく体験しながら学ぶことのできる、玄海町次世代エネルギーパーク『あすぴあ』。子どもから大人まで幅広い年齢層に人気のスポットだ。
    子どもも大人も体験しながらエネルギーの知識を深めよう!
  • spot 16
    河太郎 呼子店
    呼子名物「イカの活き造り」をぜいたくに味わう
    運ばれてきてもまだ足が動いているほど鮮度抜群で、キラッキラに透き通った身とコリコリとした食感。一度食べるとヤミツキになってしまうのが「呼子のイカ」だ。刺身を食べたあとのゲソなどは、後造り(あとづくり)で天ぷらや炒め物、煮付けなどにして、新鮮なイカを余すところなくおいしくいただける。職人は、イカの鮮度、うまみ、甘みを引き出すため、イカになるべくストレスを与えないよう「触らない調理」を徹底。イカに触るのは、生け簀からイカを網で取り出し、まな板に載せて捌く瞬間、その一度だけだ。そんな「イカの活き造り」の発祥であり、日本で初めての「いけす料理屋」である「河太郎」。呼子店は、眼前の漁港から水揚げした、玄界灘で獲れた鮮度抜群のイカを提供している。イカ活き造り、イカ天ぷら、イカしゅうまいなど、イカ三昧の「いか活造り定食」はぜひ味わいたい逸品だ。
    美しく透き通ったイカは、とびきり新鮮な証
  • spot 17
    中里太郎右衛門陶房
    唐津焼の歴史と伝統そして今を知ることができる陶房へ
    茶碗はよく「一楽二萩三唐津」といわれる。京都の楽焼、山口の萩焼と並ぶとされる唐津焼。その真髄に触れられる陶房の陳列館には、歴史的な逸品から日常でも使える湯呑みまでが並んでいる。
    伝統的な唐津焼のひとつ「絵唐津額皿」(7万1500円)
  • spot 18
    唐津神社
    真っ白な鳥居が目にまぶしい「唐津くんち」ゆかりの社へ
    創建は8世紀半ばとされるが、神社にまつわる歴史はさらに昔へとさかのぼる。それは朝鮮半島との関わりも深い唐津の地ならではの歴史を伝えている。御例祭は毎年11月に開かれる「唐津くんち」だ。
    すがすがしい雰囲気も漂う真っ白な唐津神社の鳥居
recommend spot

人気スポット

recommend spot

旅のヒント

  1. その1

    旅の拠点はJR唐津駅が便利。昭和バスの循環バスが運行しており、唐津駅から唐津城までは約8分、虹ノ松原までは約12分で行くことができる。

  2. その2

    呼子へは唐津駅の近くにある唐津バスセンター(大手口)からバスで約30分。1時間に1〜3本程度運行。運行間隔は時間帯によって異なるので注意が必要だ。

  3. その3

    浜野浦の棚田へはJR唐津駅から玄海町方面へ車で約30分。バス利用の場合は唐津バスセンター(大手口)から出ている昭和バスを利用する。

recommend spot

関連記事

記事一覧
recommend spot

モデルプラン

佐賀のその他のエリア

+ -
back
open

唐津・呼子・玄海エリア