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徳島
日和佐周辺
AROUND HIWASA
穏やかな海とノスタルジックな街並みが心をリフレッシュさせてくれる南国エリア
豊かな海や山に抱かれた美波町(みなみちょう・旧日和佐町)は、四国を代表する南国情緒あふれるスポットのひとつ。徳島県の南部に位置し、マリンブルーの太平洋に抱かれた街並みには、穏やかでゆったりとした時間が流れる。古くからウミガメが上陸する街として知られ、室戸阿南海岸国定公園に属する大浜海岸や「日和佐うみがめ博物館カレッタ」など、ウミガメに関連する観光スポットが有名。2009年(平成21)には連続テレビ小説『ウェルかめ』の舞台にもなった。山側には四国八十八箇所霊場・第23番札所の薬王寺(やくおうじ)があり、巡礼中のお遍路さんの姿も旅の雰囲気を盛り上げてくれるだろう。門前町にはカフェやラーメン店などが出店して以降、訪れる人々の休息地となっている。車でのお出かけはもちろん、バイクでのツーリングにも適したエリアだ。
エリアの見どころ
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日和佐うみがめ博物館カレッタ
- 世界的にも珍しいウミガメの博物館
- 世界的にも珍しいウミガメをテーマにした博物館には、年齢を問わず楽しめるゾーンがいっぱい。展示・体験コーナーや実際に泳ぐウミガメとの触れ合いを通じ、進化や歴史、生態系などを楽しく学ぼう。
- スポットの詳細
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日和佐うみがめ博物館カレッタ
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室戸阿南海岸国定公園
- 太平洋の海岸線に広がる多彩な風景に抱かれて
- 徳島県南部から高知県室戸岬までの海岸一帯は、室戸阿南海岸国定公園として指定されている。断崖絶壁やリアス式の海岸、穏やかな砂浜など、バラエティ豊かな大海原の風景を目に焼き付けよう。
- スポットの詳細
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室戸阿南海岸国定公園
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海中観光船ブルーマリン
- 船底に広がる竹ヶ島海域公園の神秘
- 徳島県の南西部に位置する海陽町。その沿岸に浮かぶ竹ヶ島は、沖合100mに浮かぶ小さな島だ。室戸阿南海岸国定公園内にあり、北西部は竹ヶ島海域公園に指定されている。透明度の高い海の中は、熱帯魚やサンゴをはじめとする豊かな海洋生態系の宝庫。群生するサンゴ礁は約20種類にも及び、エダミドリイシサンゴの世界最北端の生息地としても知られる。海中観光船 ブルーマリンでは、竹ヶ島海域公園を約40分でクルージング。ガラス張りの船内からは海中の様子を観察することができるため、親子連れにも人気の体験スポットとなっている。また、季節によっても生態系が変化していくので、どんな時期でも見どころが満載。施設内の水族館でも地元の魚やサンゴを飼育しており、生命の神秘を間近で見ることができる。未来に残したい風景を、その目で確かめてほしい。
- スポットの詳細
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海中観光船ブルーマリン
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レストラン&ファーマーズショップ「odori」
- 阿波尾鶏(あわおどり)の美味しさを堪能
- 徳島発祥の観光名物といえば、阿波踊り。その名を拝借した、徳島生まれの高級地鶏が阿波尾鶏(あわおどり)だ。県内で古くから飼育していた赤笹系軍鶏(あかざさけいしゃも)を、ブロイラー専用種の雌系統の品種と交雑することでつくり出された地鶏で、深いコクとコシを備えた味わいが特徴。自然豊かな徳島県南部は、県内でも有数の生産地のひとつとなっている。国道55号沿いにあるレストラン&ファーマーズショップ「odori」では、阿波尾鶏と地元の新鮮な野菜が食べられるお店をコンセプトに多彩なメニューを用意。ハンバーグやカレーなど、阿波尾鶏の素材を生かした数々の料理を味わうことができる。大浜海岸に上陸するウミガメから着想を得た「ウミガメバーガー」も人気。この地で育まれた地鶏のおいしさを存分に味わい、しっかりとエネルギーを補給してから次の観光地に向かおう。
- スポットの詳細
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レストラン&ファーマーズショップ「odori」
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薬王寺門前町
- 霊場の目前に延びるローカルストリート
- 四国八十八箇所霊場第23番札所であり、厄除けの祈願寺として知られる「薬王寺」。お寺の目前には、土産物店や飲食店が顔をそろえる門前町が東へと延びている。桜町通(さくらまちどおり)と名付けられたストリートには、個性的なカフェやラーメン店などもオープンしており、お遍路さんや若者にも人気。近年では薬王寺門前町商店組合が中心となり、町を活性化させるための取り組みを進めている。薬王寺方面から通りを進んでいくと、JRの高架下に薬王寺の仁王像をモチーフにした巨大トリックアートが出現。壁から飛び出すように描かれた左右2体の仁王像とともに、記念写真を撮影することができる。ノスタルジックな街並みを散策しながら、近代的なアートとのコラボレーションを楽しもう。なお、薬王寺方面から門前町を抜けて15分ほど歩けば、ウミガメの産卵で有名な大浜海岸の景色を楽しむこともできる。さらに門前町から徒歩数分の場所に産直館などを備えた道の駅もあるので、休憩場所として活用してほしい。
- スポットの詳細
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薬王寺門前町
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モラスコむぎ
- 世界中の貝が集まる資料館
- 1986年(昭和61)に貝の資料館として開館した「モラスコむぎ」。世界中から集めた貝や化石の標本約2000種6000点を所蔵する「貝の資料館」として、長年にわたって多くの観光客を迎え入れてきた。展示棟と管理棟の2つの建物があり、それぞれの外観は巻貝と二枚貝をイメージしたデザインとなっている。館内には、牟岐町大島の内湾に生息する千年サンゴの模型をはじめ、日本や世界に生息する貝の標本やライフスタイルの解説、生きている化石の仲間や、おもしろい名前の付いた貝の紹介など、さまざまな視点から貝の世界の奥深さを学ぶことができる。また、吹き抜けの中央ホールでは無垢材の椅子やテーブルが設置されており、ゆっくりと休憩することも可能だ。施設は「四国八十八景」に認定された「松が磯」の海と隣接しており、美しい太平洋を眺めながら自由な時間を過ごすことも可能。近年、施設内にコワーキングスペースや多目的スペースが増設され、町内外の人が利用する施設としてパワーアップしている。
- スポットの詳細
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モラスコむぎ
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In Between Blues
- 太平洋に抱かれた藍染めスタジオ
- 世界に誇る藍染め文化を継承する日本。徳島は、江戸時代に藍染めの染料となる蒅(すくも)の一大生産地として発展した歴史をもち、古来より伝わる技法を生かして作られた蒅は阿波藍(あわあい)と呼ばれてきた。徳島での藍染め体験施設は県央部(吉野川沿岸)に集中するが、同店は県南部で藍染め体験のできる数少ない施設のひとつ。工房の窓からは海陽町の雄大な海を見渡すことができ、海と空が描き出す青いグラデーションから豊かなインスピレーションを得ながら、自分だけの作品づくりを楽しむことができる。店主の永原レキ氏は、藍とサーフィン、遍路などの文化を結ぶことで、地元に新たな可能性を切り拓くことを目標に活動中。環境省アンバサダーにも就任し、地方の自然環境や歴史文化の価値を徳島から世界に発信している。店内には、オリジナルの藍染め商品も多数販売。美しいグラデーションが印象的な藍染めのサーフボードや、国外ブランドとのコラボレーションによるオリジナルキャップなど、ここでしか手に入れることのできないグッズが並べられている。店は不定休となっているため、足を運ぶ際には必ず予約をしておこう。
- スポットの詳細
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In Between Blues
人気スポット
旅のヒント
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その1
JR四国を利用して牟岐線で向かう場合は、最寄り駅は日和佐駅となる。門前町や薬王寺までは徒歩約7分。大浜海岸や「日和佐うみがめ博物館カレッタ」までは約17分となっている。
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その2
徳島駅からJR牟岐線を利用する場合、日和佐駅までの所要時間は約1時間30分。道中に通過する一級河川の那賀川やローカルな山間部の風景を、汽車の車窓から眺める旅も一興だ。
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その3
自家用車やレンタカーで訪れる場合は、道の駅「日和佐」の無料駐車場がおすすめ。観光シーズンには混み合うため注意が必要。
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その4
京阪神から高速バスで向かう場合は、徳島駅から汽車やレンタカーに乗り換えるのが便利。そこからは徒歩やタクシーでの移動となる。