徳島

日和佐周辺

AROUND HIWASA

穏やかな海とノスタルジックな街並みが心をリフレッシュさせてくれる南国エリア

豊かな海や山に抱かれた美波町(みなみちょう・旧日和佐町)は、四国を代表する南国情緒あふれるスポットのひとつ。徳島県の南部に位置し、マリンブルーの太平洋に抱かれた街並みには、穏やかでゆったりとした時間が流れる。古くからウミガメが上陸する街として知られ、室戸阿南海岸国定公園に属する大浜海岸や「日和佐うみがめ博物館カレッタ」など、ウミガメに関連する観光スポットが有名。2009年(平成21)には連続テレビ小説『ウェルかめ』の舞台にもなった。山側には四国八十八箇所霊場・第23番札所の薬王寺(やくおうじ)があり、巡礼中のお遍路さんの姿も旅の雰囲気を盛り上げてくれるだろう。門前町にはカフェやラーメン店などが出店して以降、訪れる人々の休息地となっている。車でのお出かけはもちろん、バイクでのツーリングにも適したエリアだ。

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エリアの見どころ

  • spot 01
    大浜海岸
    「日本の渚百選」に選ばれたウミガメのふるさと
    太平洋に面する美波町(みなみちょう)には、ウミガメが産卵のために訪れる海岸として有名な大浜海岸がある。「日本の渚百選」にも選定された風光明媚な眺めは、きっと大切な思い出になるだろう。
    南国を思わせる景色の広がる大浜海岸
  • spot 02
    日和佐うみがめ博物館カレッタ
    世界的にも珍しいウミガメの博物館
    世界的にも珍しいウミガメをテーマにした博物館には、年齢を問わず楽しめるゾーンがいっぱい。展示・体験コーナーや実際に泳ぐウミガメとの触れ合いを通じ、進化や歴史、生態系などを楽しく学ぼう。
    ウミガメの電話ボックスが観光客をお出迎え
  • spot 03
    薬王寺
    年間100万人が訪れる厄除けの祈願時
    その名のとおり、厄除けの祈願寺として多くの参拝者が訪れる四国八十八箇所霊場・第23番札所「薬王寺」。門前町の象徴でもある仁王門をくぐれば、多くのお堂や像が旅人たちを出迎えてくれる。
    薬王寺の頂上にそびえる瑜祇塔(ゆぎとう)
  • spot 04
    室戸阿南海岸国定公園
    太平洋の海岸線に広がる多彩な風景に抱かれて
    徳島県南部から高知県室戸岬までの海岸一帯は、室戸阿南海岸国定公園として指定されている。断崖絶壁やリアス式の海岸、穏やかな砂浜など、バラエティ豊かな大海原の風景を目に焼き付けよう。
    南阿波サンライン「第4展望台」からの眺め
  • spot 05
    海中観光船ブルーマリン
    船底に広がる竹ヶ島海域公園の神秘
    徳島県の南西部に位置する海陽町。その沿岸に浮かぶ竹ヶ島は、沖合100mに浮かぶ小さな島だ。室戸阿南海岸国定公園内にあり、北西部は竹ヶ島海域公園に指定されている。透明度の高い海の中は、熱帯魚やサンゴをはじめとする豊かな海洋生態系の宝庫。群生するサンゴ礁は約20種類にも及び、エダミドリイシサンゴの世界最北端の生息地としても知られる。海中観光船 ブルーマリンでは、竹ヶ島海域公園を約40分でクルージング。ガラス張りの船内からは海中の様子を観察することができるため、親子連れにも人気の体験スポットとなっている。また、季節によっても生態系が変化していくので、どんな時期でも見どころが満載。施設内の水族館でも地元の魚やサンゴを飼育しており、生命の神秘を間近で見ることができる。未来に残したい風景を、その目で確かめてほしい。
    船底に展望室を備えたブルーマリン
  • spot 06
    出羽島
    太平洋に浮かぶ昭和ノスタルジー
    徳島県南部の太平洋にぽっかりと浮かぶ「出羽島」。牟岐港(むぎこう)から定期戦で15分の沖合にある周囲約4kmの小さな島は、昭和ノスタルジーを思わせる、穏やかで懐かしい風景に包まれている。
    定期船から見た出羽島
  • spot 07
    レストラン&ファーマーズショップ「odori」
    阿波尾鶏(あわおどり)の美味しさを堪能
    徳島発祥の観光名物といえば、阿波踊り。その名を拝借した、徳島生まれの高級地鶏が阿波尾鶏(あわおどり)だ。県内で古くから飼育していた赤笹系軍鶏(あかざさけいしゃも)を、ブロイラー専用種の雌系統の品種と交雑することでつくり出された地鶏で、深いコクとコシを備えた味わいが特徴。自然豊かな徳島県南部は、県内でも有数の生産地のひとつとなっている。国道55号沿いにあるレストラン&ファーマーズショップ「odori」では、阿波尾鶏と地元の新鮮な野菜が食べられるお店をコンセプトに多彩なメニューを用意。ハンバーグやカレーなど、阿波尾鶏の素材を生かした数々の料理を味わうことができる。大浜海岸に上陸するウミガメから着想を得た「ウミガメバーガー」も人気。この地で育まれた地鶏のおいしさを存分に味わい、しっかりとエネルギーを補給してから次の観光地に向かおう。
    「メガウミガメバーガー」1600円
  • spot 08
    太龍寺
    空海が修行した「西の高野」
    四国八十八箇所霊場・第21番札所の「太龍寺」は、標高600mの山頂近くにある。空海(弘法大師)と深い関わりを持ち、「西の高野」と呼ばれるほどの荘厳な雰囲気は、訪れる人に畏敬の念と感動を与えている。
    空海の像が境内を見守る
  • spot 09
    平等寺
    弘法の霊水で心身を癒やす寺
    四国八十八ヶ所霊場・第22番札所にあたる「平等寺」。「人々のこころとからだの病を平等に癒やし去る」という誓いにより、814年(弘仁5)に空海が建立した寺院といわれる。県南方面を旅行する際は立ち寄ってみよう。
    金剛力士像が出迎える山門
  • spot 10
    蒲生田岬
    四国最東端に広がる大パノラマ
    四国の最東端に位置し、アカウミガメの産卵地としても知られる蒲生田岬。灯台からの眺望がすばらしく、晴れた日には和歌山や淡路島まで見渡すことができる。大自然がつくり出した大パノラマに心と体を浸そう。
    紀伊水道を見渡せる蒲生田岬灯台
  • spot 11
    お松大権現
    猫神さんのご利益を求めて
    合格・必勝祈願の神様として知られる「お松大権現」。勝負必勝の神様として、受験シーズンは参拝者で賑わう。境内に奉られた通称「猫神さん」は、猫好きの旅行者にも人気。数々のユニークな演出で、訪れる人々を笑顔にしている。
    入り口に鎮座する高さ2mの招き猫
  • spot 12
    薬王寺門前町
    霊場の目前に延びるローカルストリート
    四国八十八箇所霊場第23番札所であり、厄除けの祈願寺として知られる「薬王寺」。お寺の目前には、土産物店や飲食店が顔をそろえる門前町が東へと延びている。桜町通(さくらまちどおり)と名付けられたストリートには、個性的なカフェやラーメン店などもオープンしており、お遍路さんや若者にも人気。近年では薬王寺門前町商店組合が中心となり、町を活性化させるための取り組みを進めている。薬王寺方面から通りを進んでいくと、JRの高架下に薬王寺の仁王像をモチーフにした巨大トリックアートが出現。壁から飛び出すように描かれた左右2体の仁王像とともに、記念写真を撮影することができる。ノスタルジックな街並みを散策しながら、近代的なアートとのコラボレーションを楽しもう。なお、薬王寺方面から門前町を抜けて15分ほど歩けば、ウミガメの産卵で有名な大浜海岸の景色を楽しむこともできる。さらに門前町から徒歩数分の場所に産直館などを備えた道の駅もあるので、休憩場所として活用してほしい。
    門前町から見た薬王寺
  • spot 13
    モラスコむぎ
    世界中の貝が集まる資料館
    1986年(昭和61)に貝の資料館として開館した「モラスコむぎ」。世界中から集めた貝や化石の標本約2000種6000点を所蔵する「貝の資料館」として、長年にわたって多くの観光客を迎え入れてきた。展示棟と管理棟の2つの建物があり、それぞれの外観は巻貝と二枚貝をイメージしたデザインとなっている。館内には、牟岐町大島の内湾に生息する千年サンゴの模型をはじめ、日本や世界に生息する貝の標本やライフスタイルの解説、生きている化石の仲間や、おもしろい名前の付いた貝の紹介など、さまざまな視点から貝の世界の奥深さを学ぶことができる。また、吹き抜けの中央ホールでは無垢材の椅子やテーブルが設置されており、ゆっくりと休憩することも可能だ。施設は「四国八十八景」に認定された「松が磯」の海と隣接しており、美しい太平洋を眺めながら自由な時間を過ごすことも可能。近年、施設内にコワーキングスペースや多目的スペースが増設され、町内外の人が利用する施設としてパワーアップしている。
    約6000点の貝や化石の標本を所蔵
  • spot 14
    In Between Blues
    太平洋に抱かれた藍染めスタジオ
    世界に誇る藍染め文化を継承する日本。徳島は、江戸時代に藍染めの染料となる蒅(すくも)の一大生産地として発展した歴史をもち、古来より伝わる技法を生かして作られた蒅は阿波藍(あわあい)と呼ばれてきた。徳島での藍染め体験施設は県央部(吉野川沿岸)に集中するが、同店は県南部で藍染め体験のできる数少ない施設のひとつ。工房の窓からは海陽町の雄大な海を見渡すことができ、海と空が描き出す青いグラデーションから豊かなインスピレーションを得ながら、自分だけの作品づくりを楽しむことができる。店主の永原レキ氏は、藍とサーフィン、遍路などの文化を結ぶことで、地元に新たな可能性を切り拓くことを目標に活動中。環境省アンバサダーにも就任し、地方の自然環境や歴史文化の価値を徳島から世界に発信している。店内には、オリジナルの藍染め商品も多数販売。美しいグラデーションが印象的な藍染めのサーフボードや、国外ブランドとのコラボレーションによるオリジナルキャップなど、ここでしか手に入れることのできないグッズが並べられている。店は不定休となっているため、足を運ぶ際には必ず予約をしておこう。
    美しい海が目前に広がる藍染め工房
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旅のヒント

  1. その1

    JR四国を利用して牟岐線で向かう場合は、最寄り駅は日和佐駅となる。門前町や薬王寺までは徒歩約7分。大浜海岸や「日和佐うみがめ博物館カレッタ」までは約17分となっている。

  2. その2

    徳島駅からJR牟岐線を利用する場合、日和佐駅までの所要時間は約1時間30分。道中に通過する一級河川の那賀川やローカルな山間部の風景を、汽車の車窓から眺める旅も一興だ。

  3. その3

    自家用車やレンタカーで訪れる場合は、道の駅「日和佐」の無料駐車場がおすすめ。観光シーズンには混み合うため注意が必要。

  4. その4

    京阪神から高速バスで向かう場合は、徳島駅から汽車やレンタカーに乗り換えるのが便利。そこからは徒歩やタクシーでの移動となる。

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