山口

下関

SHIMONOSEKI

幕末維新の史跡に出合える本州最西端の海峡都市

本州の最西端に位置する下関市は、山口県最大の都市であり、県内唯一の中核市および中枢中核都市に指定されている。豊かな自然に恵まれた温暖な気候のこの地は、海の幸、山の幸の宝庫として食文化が育まれてきた。有名な特産品のフグをはじめ、近代捕鯨発祥の地といわれていたこともあって古くから鯨との関わりが深く、節分に鯨を食べる風習がある。また、本州と九州をつなぐ関門海峡は、車や電車、船だけでなく関門トンネル人道が整備されていて歩いて15分程で横断することができる。美しい景観や海、グルメを楽しめる一方、明治維新の拠点という歴史の舞台となったこの地では、1895年(明治28)に行われた日清講和会議と下関条約の歴史的意義を後世に伝えるため、1937年(昭和12)に日清講和記念館が設立された。このほかにも数多くの文化財を見ることができ、歴史好きには最高のスポットだ。

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エリアの見どころ

  • spot 01
    ふく・長州料理 KATSUMOTO
    地元のブランド肉や新鮮な魚介類を味わえる長州料理の店
    むつみ豚、下関和牛、長州鶏などのブランド肉や、海に囲まれた山口県ならではの新鮮な魚介類。そんな地元食材を使った長州料理を地酒と一緒に楽しもう。
    やわらかくジューシーな「むつみ豚のステーキ」1320円。そのほか、さまざまな長州料理を提供
  • spot 02
    下関くじら館
    下関の鯨文化を守り、伝える鯨料理専門店
    江戸時代に長州捕鯨が始まって、北前船の寄港地だった下関から鯨肉や油などが各地に伝わり、明治になって日本初の近代式捕鯨会社が長門に本社を、下関に出張所と倉庫を置いたことで、山口県は近代捕鯨の発祥地と呼ばれるようになった。「下関くじら館」は、先代の店主・小島洋二さんが新聞記者で鯨文化について取材をしていくなかで、日本の文化のひとつとして途絶えさせてはいけないという想いから、1977年(昭和52)に始めた鯨料理専門店だ。1982年(昭和57)にIWC(国際捕鯨委員会)で商業捕鯨の一時停止が決定された時期も、下関の鯨文化を守りたいと懸命に店を続けてきた。そして、2019年(令和元)に日本がIWCを脱退し、商業捕鯨が再開された現在では、下関は国内における唯一の沖合商業捕鯨基地として、次世代への鯨文化の継承に取り組んでいる。洋二さんの娘である現在の店主・純子さんは、気さくな接客で店を切り盛りするかたわら、IWCにも出席し鯨文化を守る活動を続けている。「下関くじら館」では「鯨は大衆の食べ物」というコンセプトで、できるだけリーズナブルな価格で、刺身から揚げ物、鍋までさまざまなメニューを提供。下関を訪れた際にはぜひ鯨肉を楽しみたい。
    「鯨のお刺身三点盛り」3300円。手前左が鹿の子、右が頬肉、奥が希少な尾の身。鯨肉は高たんぱくで低コレステロール
  • spot 03
    関門海峡
    本州と九州を結ぶ海上交通の大動脈
    本州西端の山口県下関市と九州北端の福岡県北九州市の間に位置する海峡。古くから重要な水路として知られ、イギリス、アメリカ、フランス、オランダの四国艦隊下関砲撃事件の舞台にもなった。
    関門海峡は電車、車、船、徒歩のいずれでも渡ることができる
  • spot 04
    海峡ゆめタワー
    クリスタルのように輝く姿が美しい、関門海峡のランドマーク
    関門海峡・下関市のシンボルである「海峡ゆめタワー」。全長153mと西日本最大級の高さを誇り、展望室からは瀬戸内海、巌流島などが見渡せ、まさに絶景といえる雄大な景色が広がる。
    天に向かってそびえ立つ「海峡ゆめタワー」
  • spot 05
    角島
    美しい海に架かる長い橋を渡った先にあるフォトジェニックな小島
    日本屈指の長さを誇る角島大橋や、ベージュの石を積んで造られたクラシカルな雰囲気の角島灯台など、絶景が数多く見られる角島。南国のようなコバルトブルーの海と白い砂浜が続き、リゾート気分も味わえる。海水浴やキャンプ、釣りなど楽しめるアクティビティも多い。
    本土と角島を結ぶ角島大橋は2000年(平成12)11月3日開通
  • spot 06
    角島大橋
    コバルトブルーの海に架橋された日本屈指の人気スポット
    角島大橋は、本州の下関と抜けるような空とコバルトブルーの海に浮かぶ角島とを結ぶ、絶景の橋だ。本州側から見ると、橋の先に角島とこぶりな鳩島が見えて、色彩といい構図といい、フォトジェニックなポイント。全国有数の観光スポットとして高い人気を誇る。
    山口を代表する観光スポットに成長
  • spot 07
    角島灯台
    今も現役で活躍する明治初期の貴重な灯台
    総御影石の石造りでやわらかな印象を与える角島灯台の美しさは、日本屈指と讃えられている。全国に16基ある「のぼれる灯台」のひとつで、灯台の105段の細いらせん階段を上り展望部に到着すれば、角島が誇る日本海の絶景パノラマが広がる。
    「灯台の父」と呼ばれるリチャード・ヘンリー・ブラントンが設計。イギリス製のレンズを使用している
  • spot 08
    下関市立しものせき水族館・海響館
    フグの仲間やペンギンなど下関ならではの見どころが満載の水族館
    下関市の関門海峡沿いにある水族館。フグの仲間の展示や関門海峡の潮流を再現した関門海峡潮流水槽のほか、世界で数体しかないシロナガスクジラ(生息時の推定体長26m)の全身骨格標本や、日本最大級のペンギン展示施設「ペンギン村」がある。
    2020年(令和2)4月1日にオープン20周年を迎えた
  • spot 09
    はい!からっと横丁
    大人も子どもも楽しめる下関の遊園地
    「しものせき水族館・海響館」「唐戸市場」「カモンワーフ」で賑わうあるかぽーとにある遊園地。関門海峡を一望できる「大観覧車」や回転ブランコ、キディライドなど楽しいアトラクションがいっぱい。小さな子どもから大人まで家族そろって楽しめる人気のスポットだ。
    遊園地のシンボルともいえる全高60mの大観覧車
  • spot 10
    唐戸市場
    関門海峡沿いに位置する熱気と活気にあふれる下関の台所
    唐戸市場は、下関の地元はもちろん、北九州の食のプロも通う卸売市場。一般の人も新鮮な食材を安く手に入れられるとあり、地元でも親しまれている。また、建物は国内の優秀な建築作品として、一般社団法人日本建設業連合会より「日建連表彰BCS賞」を受賞した。
    獲れたての鮮魚や水産加工品などが手に入る
  • spot 11
    カモンワーフ
    下関グルメや土産物が集結するシーサイドモール
    下関観光の拠点となる一日遊べる人気スポットで、下関のふぐや、関門自慢の海の幸が味わえるレストラン、名産品・土産物店が集結。海沿いのボードウォークからは関門海峡のすばらしい景色が見渡せ、夜はライトアップされた夜景も楽しめる。
    観光客もたくさん訪れる下関のベイエリアにある商業施設
  • spot 12
    伊東繁商店
    注文を受けてから作る新鮮さと確かな技術が魅力
    肌寒くなる11月に本格的な旬を迎える「ふぐ」。豊かな漁場があり、古くからふぐの集積地である下関は、ふぐの取扱量日本一を誇る「ふぐの聖地」。下関ではふぐのことを、「福」を呼ぶ縁起物として「ふく」と呼んでいる。そんなふぐをお土産に買いたいなら、唐戸市場へ足を運ぼう。唐戸市場は、中国・四国地方から九州にかけて、各地で獲れた海産物と農産物が集まる西日本最大級の市場だ。そのなかでもおすすめしたいのが、鮮度の良いふぐだけを扱う「伊東繁商店」。使用するふぐは関門の清流で3日間泳がせてエサを吐き出させ身を締めたものだとか。もちろん、刺身にも冷凍ものはいっさい使用しない。刺身用、鍋用、唐揚げ用、一夜干しなど品ぞろえも充実しており、全国発送にも対応してくれるのがうれしい。
    下関に来たら食べたいグルメのひとつ「ふぐさし」
  • spot 13
    久保田商店
    唐戸市場の隠れた銘品「ふくっ子」を味わおう
    鮮度抜群の海産物をはじめとする名産品グルメが有名な下関の唐戸市場。でも、真の魅力は「市場で働いている人たちと会話が楽しめる」ところにある。市場は朝7時まではプロ御用達として、9時以降は一般の買い物客で賑わいを見せるという。場内を歩いてみると、働く人たちの熱気でいっぱい。あちこちから聞こえてくる笑い声やかけ声は、市場ならではの光景だ。働く人たちとの会話を楽しみながら、新鮮な魚や食材に出合えるのも、市場ならではの醍醐味。そんな活気あふれる唐戸市場のなかで、「いらっしゃい!」と元気な呼び声をかけるのが久保田商店の女将さん。店の人気商品は「ふくっ子やかまぼこの入ったセット(500円)」だ。「ふくっ子」は、高級白身魚のすり身を使用し、ふぐの骨から抽出したエキスを練り込んで作られた風味豊かな歯ごたえのあるちくわだ。献立に1品プラスしたいときなどにおすすめ。
    乾物から加工品までさまざまな海産物が並ぶ久保田商店
  • spot 14
    みちなか
    関門の豊かな海の幸を堪能したい人におすすめ!
    関門の台所といえば、唐戸市場。ふぐはもちろん、鯛やハマチなど、豊かな漁場で漁獲された新鮮な海の幸がずらりと並ぶ。卸売に加え、一般客向けの小売も行うため、特に休みの日には、おいしい魚を求める人たちで賑わう。「みちなか」はそんな唐戸市場に店を構える、創業70年超えの老舗ふぐ問屋。目利きの職人による仕入れはもちろん、製造まですべて自社で一貫して行っており、鮮度と品質の高さは折り紙つきだ。お手頃価格がうれしい地魚の刺身、関門ならではのふぐ刺しやふぐの一夜干し、自宅で揚げたてを楽しめるふぐの唐揚げ、刺身に鍋、ひれがセットになったフルコースセットなどが購入できる。また、唐戸市場では、魚をもっと食べてもらいたいとの思いから、毎週末と祝日に「活きいき馬関街」を開催中。ふだんは卸売・小売を行う店舗による海鮮屋台がずらりと並び、海鮮丼をはじめとした旬の魚料理が存分に味わえる。
    店頭にはふぐをはじめとした新鮮な魚介が並ぶ
  • spot 15
    赤間神宮
    関門海峡を望む、下関を代表する歴史的パワースポット
    歴史ファンはもちろん、そうでなくとも一度は聞いたことがあるだろう「壇ノ浦の合戦」。平家敗北により海に沈んだ安徳天皇を祀り、平家一族の墓もある赤間神宮は、下関を訪れたらぜひ立ち寄りたい歴史的スポットだ。
    参拝客が最初に目にする美しい「水天門」
  • spot 16
    日清講和記念館
    時代が動いた瞬間をほうふつとさせる歴史ロマンの舞台
    日清戦争を終結に向かわせるため、下関の迎賓館「春帆楼」を舞台に開催された「日清講和会議」で使われたテーブルや椅子などの調度品をはじめ、貴重な資料を保管・展示する歴史的記念館だ。
    レトロな外観が目をひく日清講和記念館
  • spot 17
    巌流島(船島)
    関門海峡に浮かぶ無人島、宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘の地へ!
    下関から約3km、関門海峡に浮かぶ船島という無人島は、通称を巌流島といい、宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘の地として知られる。いったい、どんな島なのか、実際に巌流島に上陸してみよう。
    展望広場に立つ武蔵・小次郎像。躍動感のある姿の向こうに関門橋も望める
  • spot 18
    海転からと市場寿司
    関門の台所・唐戸市場にある人気の寿司店
    関門海峡に面した唐戸市場は、「関門の台所」と呼ばれ、ふぐ、鯛、ハマチ、ウニなど、近海ものの旬な魚介類を扱う地方卸売市場だ。漁師が漁で獲ったり、育てたりした魚を直接販売するという珍しい形態を取っている。そんな唐戸市場の賑わいを楽しみながら新鮮な魚介類を食べられるのが「海転からと市場寿司」だ。市場の2階にある人気の寿司店で、毎朝6時30分から仕込みをし、60種類くらいの寿司を提供している。「極上の寿司を手頃な価格で」がコンセプトで、口の中でとろけるようなおいしいネタとシャリは、一般的な回転寿司の概念を覆すほどだ。おすすめのネタは、春夏であれば県内仙崎産のウニ、年間通して食べられる下関名物のとらふぐや鯨など。仙崎産のウニには甘みがあって、鯨は高たんぱく、低脂肪でヘルシーなうえ、うまみがある。ほかにも、天然鯛、天然ヒラメ、ハマチ、白子(冬季のみ)などが人気だ。関門海峡の目の前で新鮮な海の幸を楽しもう。
    市場のなかならではの旬なネタを味わえる。手前は「くじらの赤身にぎり」480円
  • spot 19
    元祖瓦そば たかせ
    見た目のインパクト大! 山口県の郷土料理・瓦そば発祥の店
    下関の名物ふぐに負けじと考案された、下関発祥のもう1つの名物・瓦そば。モチモチ&パリパリの食感や、瓦に載ったインパクトも相まって、今や、地元の人にも観光客にも愛される郷土料理に。
    「元祖瓦そば」2人前2640円。できたてのジュージュー、パチパチという音が食欲をそそる
  • spot 20
    関門トンネル人道(下関側)
    本州から九州まで、関門海峡を歩いて渡れる海底トンネル
    関門海峡には、1本の橋と、3本のトンネルが通っていて、本州の山口県と九州の福岡県をつないでいる。そのトンネルのなかの1本が、上が車道、下が人道の二層構造になっている国道2号線の関門トンネルだ。関門トンネル人道は、世界でも珍しい歩行者専用の海底トンネルで、1958年(昭和33)に開通した。徒歩の場合は無料で、自転車や原動機付自転車の場合は押して歩けば20円で持ち込みが可能だ。入り口にある大きなエレベーターに乗ると、一気に地下55mのトンネルに着く。エレベーターを降りると広場のようになっていて、そこから福岡県の門司まで国道が延びている。門司までの780mをワクワクしながら歩き始めると、ゆるやかな下り坂になっているのがわかる。そして、10分もかからないうちに400m地点の県境に到着!そこから門司までの380mの上り坂が始まる。ウォーキングやランニングをしている地元の人も見られ、予想以上に手軽に本州と九州を歩いて行き来できる醍醐味や満足感を味わえるので、下関を訪れた際にはぜひ立ち寄りたい。
    入り口には2機の大きなエレベーターがある。片方には下関名物の1つ、クジラが扉に描かれている
  • spot 21
    ふく処 喜多川
    下関名物のふぐ料理の数々が堪能できる、老舗のふぐ専門店
    豊臣秀吉の世に禁止されたふぐ食が、伊藤博文により解禁されたのがここ、下関。本場下関の老舗のふぐ専門店で、熟練の技が作り出す、美しくおいしいふぐ料理を味わおう。
    ふぐ料理の代表格・ふぐ刺。このように、皿の上に菊の花のように盛り付けたものを菊盛りという
  • spot 22
    shuan KU café
    赤レンガの煙突で知られた、下関の老舗酒蔵「下関酒造」のカフェ
    「日本酒をもっと気軽に楽しんでほしい」という想いから誕生した「下関酒造」直営の酒蔵カフェ。メニューは日本酒や甘酒を使ったスイーツやドリンクがラインナップされ、酒蔵ならではの空間でゆっくり味わえる。
    酒蔵カフェ「shuan KU cafe」と日本酒ストア「酒庵 空」を併設する「下関酒造」※老朽化により煙突は解体された
  • spot 23
    みもすそ川公園
    壇ノ浦古戦場跡の目の前!攘夷戦砲台跡でもある公園
    みもすそ川公園は、1185年(元暦2・寿永4)、源氏と平家の最後の戦いとなった壇ノ浦の戦いがあった関門海峡の目の前にある。みもすそ川は、平清盛の正室で、この戦いで孫の安徳天皇を抱いて入水した二位の尼の辞世の句「今ぞ知る みもすそ川の 御ながれ 波の下にも みやこありとは」から地名が生じたといわれ、今も公園の下に暗きょとなって流れている。園内には、源頼朝の弟・義経と平清盛の息子・知盛の像が、義経は有名な八艘飛びの躍動感あふれる姿、知盛は入水後に浮き上がって首を取られないように鎧兜(よろいかぶと)を二重に着て、いかりを担いで海に飛び込んだという姿で、関門橋をバックに勇ましく立っている。また、ここは幕末の攘夷戦の砲台跡でもあるので、長州砲の原寸大レプリカも並ぶ。長州砲の正式名称は八十斤加農(カノン)砲。1863年(文久3)、翌1864年(元治元)に長州藩と列強4国(米英仏蘭)の間で発生した下関戦争の際に使用されたもので、関門海峡に向けて5門がにらみを利かせている。平家が滅びて武士の時代が始まった舞台であると同時に、約670年後、武士の時代が終わるきっかけとなった舞台が奇しくもこの下関というのは、歴史の不思議な巡り合わせを感じる。
    目の前の関門海峡は、本州と九州の間の幅が最も狭い場所で、早鞆(はやとも)の瀬戸といわれ、潮の流れが激しい
  • spot 24
    旧下関英国領事館
    明治時代後期に建てられた赤レンガの領事館
    西日本の外交・経済・交通の拠点であった明治時代の下関に建てられた英国領事館。市の有形文化財、かつ、国の重要文化財である見事な赤レンガの建物は、現在も、展示室、喫茶・パブ、ギャラリーとして活躍している。
    赤レンガの立派な建物から下関の歴史が感じられる
  • spot 25
    火の山公園
    瀬戸内海と日本海を見晴らす展望台と砲台跡を有する公園
    火の山公園は、標高268mの火の山山頂にある山口県屈指のビューポイント。展望台に立つと、瀬戸内海や日本海、関門橋の先の九州が一望のもとで、眼下に広がるパノラマ感に圧倒される。日本夜景遺産に登録されていて、夜も昼間とはまた違うすてきな夜景を眺められる。山頂までは、無料のパークウェイを使って車で行くこともできるが、ロープウェイや遊歩道を利用して景色を楽しみながら登るのもおすすめだ。山麓には火の山公園トルコチューリップ園があり、春になると桜やツツジ、チューリップ、ビオラなどの鮮やかな競演も楽しめる。「火の山」という名称は、かつて、のろし場が山頂にあったことが由来だといわれており、地理的に攻防に適しているようで、1888年(明治21)には旧日本陸軍の下関要塞 火ノ山砲台も造られ、戦後に開放されるまでは民間人の入山が禁止されていたという。園内には今も第3砲台跡、第4砲台跡が残っていて、見事な石造りと煉瓦造りの造形を間近で見ることができる。
    展望台からの見晴らし。関門海峡を行き交う船を眺められる
  • spot 26
    ホテル西長門リゾート
    コバルトブルーの日本海が目の前に広がる温泉露天風呂
    日本海側の下関の沖合に角島(つのしま)という島があり、本土と角島大橋でつながっている。ホテル西長門リゾートは、その角島大橋を渡る手前の海岸沿いに、リゾートホテルならではのゆったりとした構えで立っている。目の前には、コバルトブルーの海と白い砂浜、海の上を走る角島大橋、その先の角島を見晴らす、すばらしいロケーションだ。日帰り利用できる温泉大浴場は、露天風呂が2つ、内湯が2つあり、どちらの浴槽も、この絶景を眺めながら温泉を楽しむことができる。一般的な日本海のイメージをくつがえす南国リゾートのような印象で、鮮やかな海の青と砂の白のコントラストに心も癒やされるようだ。砂は微細貝が砕けて混じっているため白く、太陽光に照らされた海の浅いところは青しか反射しないので、このような見事なコントラストに仕上がっているという。特に、開放感抜群の露天風呂から、日本海に沈む夕日を眺められる時間帯は格別だ。最高にぜいたくなリラクゼーションを堪能したい。
    屋根がなく開放的なあまがせの湯。日帰り利用ではこちらが男性用
  • spot 27
    グランビスタ角島
    日本海に沈む夕日を見られる、角島のフォトジェニックなレストラン
    コバルトブルーの日本海に浮かぶ角島。その西端に立つ絶景レストランは、旬な海鮮メニューからフォトジェニックなコンテンツまで、誰かに教えたくなるワクワクがいっぱい!
    角島の西端、日本海に面して立つ絶景レストラン
  • spot 28
    下関市立近代先人顕彰館(愛称:田中絹代ぶんか館)
    女優・田中絹代の足跡、有形文化財の建物、両方を楽しめるミュージアム
    市指定有形文化財である旧逓信省下関電信局電話課庁舎の建物。その中に、映画史に燦然と輝く女優・田中絹代の記念館が入っている。映画好き、建物好きにはたまらない、見ごたえのあるミュージアムだ。
    旧逓信省下関電信局電話課庁舎の建物が活用されているミュージアム
  • spot 29
    AKAMA布久亭
    関門海峡を眺めながらふぐをいただける日本料理店
    伊藤博文がふぐ食を解禁した下関で、関門海峡を眺めながら名物のふぐを楽しめる日本料理店。海と反対側には安徳天皇を祀る赤間神宮もあり、下関の歴史を感じる場所にある。
    美しく菊盛りにされたふぐ
  • spot 30
    関門海峡(早鞆ノ瀬戸)
    観光スポットの集まる本州と九州を隔てる海峡
    "古くから海上交通や陸上交通の要衝で、本州と九州を隔てる細長い海峡。2017年(平成29)には、下関と北九州にまたがるエリア内の鉄道や近代化の遺構が日本遺産「関門""ノスタルジック""海峡 -時の停車場、近代化の記憶-」に認定された。"
    橋長1068mの関門橋は1973年(昭和48)開通
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旅のヒント

  1. その1

    関門海峡は、関門トンネル人道を徒歩で渡る場合のみ無料、そのほかの手段は有料。自転車と第1種原動機付自転車は関門トンネル人道を通らなければならないが、乗車はせずに押して渡ること。なおかつ有料なので注意。

  2. その2

    はい!からっと横丁は入館無料で、遊具ごとに利用料を支払うシステムになっている。

  3. その3

    赤間神宮はパワースポットとして有名で、芳一堂には耳なし芳一が祀られている。

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