島根

松江市郊外・安来

MATSUE CITY SUBURBS / YASUGI

神社ごとに異なるご利益が楽しみなパワースポットの密集エリア

神話の里・出雲の隣に位置する松江市郊外。「古事記」や「日本書紀」などさまざまな神話の舞台として記され、縁結びをはじめとしたご利益にあやかれるスポットがたくさんある。ヤマタノオロチ退治で有名な素戔嗚尊(すさのおのみこと)が、妻の稲田姫命(いなだひめのみこと)と新婚生活を始めたとされる「八重垣神社」は、良縁を願う女性が集まるお社。神秘的な池に占い用紙を浮かべる、独特の祈願方法も人気となっている。山間のひっそりとした場所にありながら、出雲大社と並ぶ格式の高さを誇るのが「熊野大社」。一方、海岸沿いの景勝地にも、「美穂神社」「佐太神社」といった、由緒ある神様を祀った神社がある。また、鳥取県との県境に近い安来市は、ドジョウ掬い踊りの「安来節」と、たたら製鉄で有名な街。アメリカの庭園雑誌で18年連続日本一に選ばれている名園「足立美術館」、山陰屈指の名刹「清水寺」などの名所が点在している。

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エリアの見どころ

  • spot 01
    島根県立美術館
    宍道湖の湖畔に立つ美術館は「日本の夕陽百選」
    「水との調和」をテーマに、宍道湖(しんじこ)の湖畔にたたずむ島根県立美術館。ここから眺める夕日は「日本の夕陽百選」に選定され、夕日スポットとして注目されている。縁結びスポットの「宍道湖うさぎ」も人気。
    宍道湖畔に立つ美しいフォルムの美術館の屋根が、夕日に照り映える
  • spot 02
    松江フォーゲルパーク
    色とりどりの花と鳥たちに癒やされるテーマパーク
    国内最大級の広さを誇る温室ガーデン内には、一年中ベゴニアを中心とした花が咲く。3か所の鳥温室で世界中の鳥たちとふれあえるほか、フクロウやタカ、ワシの飛行ショー、ペンギンのかわいらしい散歩風景もぜひ見てみたい。
    ベゴニアだけでも約1000品種。花の苗も販売している
  • spot 03
    八重垣神社
    神秘の水をたたえた「鏡の池」に占い用紙を浮かべる縁占いが人気
    ヤマタノオロチ退治で名高い素盞嗚尊(すさのおのみこと)とその妻・稲田姫命(いなたひめのみこと)が結婚した場所として伝わる。奥の院の森にある「鏡の池」に浮かべた占い用紙に硬貨を載せてご縁を占う「縁占い」をぜひ試してみたい。
    社務所で授かった占い用紙を池に浮かべ、硬貨をそっと載せて占う「縁占い」
  • spot 04
    熊野大社
    出雲大社と並ぶ格式ある古社は、火の発祥の神様
    火の発祥の神社として、古くから出雲大社と並び信仰を集める。大国主命(おおくにぬしのみこと)の祖先である素戔嗚尊(すさのおのみこと)を祀り、縁結び、厄除け、商売繁盛などのご利益があるとされている。
    大きな注連縄(しめなわ)からも、格式の高さが伝わってくる
  • spot 05
    美保神社
    美保神社と出雲大社で「出雲のえびすだいこく両参り」
    島根半島の東端に鎮座する美保神社は「えびす様の総本宮」。商売繁盛はもちろん「鳴り物の神」としての信仰もあつい。また、出雲大社と両方お参りする「えびすだいこく両参り」はご利益が倍増するといわれている。
    うっそうとした森に包まれて「えびす様の総本宮」が鎮座する
  • spot 06
    足立美術館
    日本一に選ばれた日本庭園と名画鑑賞に何度も訪れたい美術館
    アメリカの日本庭園専門誌のランキングで「19年連続日本一」に選ばれている名園。横山大観、上村松園らの日本画、北大路魯山人の陶芸など、日本有数のコレクションも合わせて鑑賞できるとあり、国内はもとより世界中からも鑑賞に訪れている。
    伝統的な手法に基づいて作庭された足立美術館の主庭・枯山水庭
  • spot 07
    安来節屋
    どじょうすくい踊り名人になれる安来節の体験道場
    島根県の安来(やすき)といえば「安来節」。そして安来節といえば、ひょうきんな表情と独特な腰の動きの「どじょうすくい」が思い浮かぶ。かつて安来近在の村人が川から捕ってきたどじょうを肴に酒盛したとき、座興にどじょうをすくう仕草をまねて踊り、それが安来節のリズムにぴったりで、「どじょうすくい」の踊りが安来節とともに地域社会に浸透していったという。安来節は歌詞のバリエーションが豊富で、ほかの民謡や浪曲を交えて唄ったり、その場の雰囲気にあわせてアドリブで唄われたりもする。つまり自由度が高いのだが、切っても切れないのが「どじょうすくい」の踊りなのだ。「安来節屋」では、その「どじょうすくい」の踊りを、懇切ていねいな指導で楽しく体験できる。そして安来節屋の主人は、「安来節全国優勝大会」師範どじょうすくいの部で3年連続優勝の実績をもつ一宇川勤氏。なんといってもここの魅力は、どじょうすくい踊りの第一人者に指導を受けられること。また、店では安来節グッズのほか、オリジナルの手作り煎餅を販売。足立美術館の近くなので、ついでに立ち寄ってみたい。
    「どじょうすくい体験」では、第一人者が親切に手ほどきしてくれる
  • spot 08
    月山富田城跡
    大内氏や毛利氏と覇を争った尼子氏が本拠とした難攻不落の城
    安来市(やすぎし)の飯梨川流域にある月山富田城跡(がっさんとだじょうあと)は、戦国時代に難攻不落を誇った山城跡。尼子氏(あまごし)が代々居城とし、覇権を争う大内氏や毛利氏との戦いの拠点だった。悲劇の武将・山中鹿介(やまなかしかのすけ)でも有名だ。
    対岸の勝山城跡方面から月山富田城を望む
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人気スポット

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旅のヒント

  1. その1

    このエリアは、鉄道やバスなど公共交通機関の本数が少ないので、車の利用がスムーズ。遠方からの場合、現地でレンタカーを借りるのがおすすめ。松江市郊外へは、山陰道松江玉造IC、安来市へは安来ICを利用する。

  2. その2

    冬場は積雪に見舞われることがある。車の場合、雪用タイヤの装備は万全に。特に米子道、松江道は雪が深いエリアを走るため注意が必要。

  3. その3

    「足立美術館」は年間を通してバスツアー客が多く訪れる場所。混雑を回避するには、開館時間の9時より早めに到着するといい。来場者数によっては、オープン前から入館できる場合もある。

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