和歌山

熊野古道・本宮

KUMANO KODO / HONGU

歴史を歩く。神聖な山々に囲まれた「神が降り立った地」を目指そう

世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」として、広大な敷地のすべてが遺産として登録されている。その広さは東京ドームで換算するとおよそ110個分。熊野信仰のゴールは「熊野本宮大社」。そこを中心として、かつて参拝者たちが切り拓いた参詣道が放射線状に広がっている。紀伊半島の西側から入る「中辺路街道(なかへちかいどう)」は山の中を通って本宮大社を目指すルート。整備も進んでおり、途中の王子社など見どころも多い。また、かつて水害に遭うまで熊野本宮大社があった「大斎原(おおゆのはら)」は、日本一の大きい鳥居がある神聖なパワースポットで、一見の価値あり。宿泊は、川を掘れば温泉が出てくる川湯温泉がおすすめ。山・空・川に囲まれた温泉地で、何も考えずにゆったりと旅の疲れを癒やしてほしい。

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エリアの見どころ

  • spot 01
    中辺路街道
    中辺路から熊野を目指す!王子を目印に進むべし
    かつて、熊野への参拝者のほとんどが通ったとされている中辺路。細く上り下りが多い道のため、皇族であっても籠から降りて歩かざるをえなかった。参詣のためにひたすら歩いた人々の熱量を今も感じることができる。
    高さ50cmほどの牛馬童子像(ぎゅうばどうじぞう)は田辺市指定史跡
  • spot 02
    熊野本宮大社
    神々が降り立った地。すべての人が目指した熊野信仰の総本山
    熊野信仰の総本山、熊野本宮大社。こちらなしに世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」を語ることはできない。身分や老若男女、浄不浄を問わずすべての人に救いを差し伸べた熊野本宮大社にはいったい何があるのだろうか。
    荘厳な山門をくぐると聖域が広がる
  • spot 03
    大斎原
    神々が降り立ったとされる熊野信仰の原点。巨大な鳥居が目印
    熊野本宮大社の行き帰りに、この巨大な鳥居を見つけて立ち寄ったという人も多い。しかし、実は熊野詣において重要なスポットである大斎原。かつて熊野本宮大社があった場所は現在も神聖な地として信仰を集めている。
    日本一の大きさ! 大斎原の大鳥居
  • spot 04
    川湯温泉
    川を掘れば湧き出る湯! 季節の楽しみ方いろいろな天然温泉
    夏には川遊びと温泉を楽しめ、冬には大きな露天風呂が川の中に出現する川湯温泉。川底を掘ればお湯が湧き出て、川の水と混ざり合う。山と空に囲まれた自然の温泉を心ゆくまで満喫しよう。
    緑に囲まれた川湯温泉
  • spot 05
    湯の峰温泉
    今も昔も人々を癒やす、風情ある古湯
    「蘇(よみがえ)りの地」として古くから信仰を寄せられてきた熊野三山(くまのさんざん)。そのひとつ、熊野本宮大社のほど近くの山あいに、ぽっかり現れるのが湯の峰温泉だ。聖地の近くの湯治場として多くの人を癒やしてきたこの温泉地は、昔ながらのたたずまいが旅情をかきたてると今も人気を博している。
    湯けむり漂うレトロな街並み
  • spot 06
    渡瀬温泉
    湯けむり漂う西日本最大の露天風呂へ!
    古くから信仰を集め、今は「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産にも登録されている熊野三山。その熊野三山の熊野本宮大社周辺には、古来参詣客を癒やし続けてきた温泉地が点在する。そのひとつが渡瀬温泉だ。
    山あいの露天風呂は旅情たっぷり
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旅のヒント

  1. その1

    熊野本宮大社へはJR紀勢本線(きのくに線)「紀伊田辺駅」からバスで約2時間。

  2. その2

    中辺路街道を歩くなら、「滝尻王子」を目指そう。バスの場合はJR「紀伊田辺駅」から約40分。アップダウンの山道があるので、歩きやすい靴は必須。体温を調節できる服装で挑もう。

  3. その3

    滝尻王子から熊野本宮大社まで中辺路街道を徒歩で行くなら、3-4日の計画を立てよう。途中の民宿などをチェックして、無理のない参拝を。滝尻王子から熊野本宮大社まではバスで約1時間半。

  4. その4

    熊野本宮大社から川湯温泉まではバスで約10分。このエリアのバスの本数は少ないので計画的に移動するのがおすすめ。

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