和歌山

白浜

SHIRAHAMA

大地と海が作り出した自然の美しさに癒やされる、関西屈指のリゾート地

かつては『万葉集』にも詠われた名湯・白浜温泉で全国に名を馳せ、今は関西有数のレジャーとリゾートの一大観光地であり、パンダの大家族が暮らす町として知られる西牟婁郡白浜町。その名の由来となったとされる美しい白砂の海岸は、夏には海水浴客で賑わいを見せている。そんな白良浜を海沿いに南下していくと、景色は一変。大岩盤「千畳敷」や、断崖絶壁の「三段壁」など、自然がつくり出した圧巻の造形美を望むリアス式海岸が広がっている。もちろん、海の魅力は食にもあり。水揚げされたばかりの新鮮な魚介類を堪能するのも、白浜ならではの魅力といえる。また、世界遺産「熊野古道」にはいくつかのルートがあり、田辺市から続く大辺地(おおへち)ルートが白浜町を通っている。古くは南方熊楠の行った自然保護活動が今登録につながったともいわれており、白砂が珍しい「熊野三所神社」の境内には古墳が残るなど、紀州の歴史を語るにも、欠かせないエリアだ。

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エリアの見どころ

  • spot 01
    アドベンチャーワールド
    パンダファミリーが暮らすテーマパークでいろんな動物たちに出合おう
    サファリでのんびり過ごす動物や、優雅に泳ぐ海の動物に出合え、さまざまなアトラクションで一日中遊び回れるテーマパーク。見て、触れて、遊んで、動物たちの暮らしをのぞいてみよう。
    食事中の楓浜 (ふうひん)
  • spot 02
    白良浜
    白い砂浜と青い海。白良浜を中心に白浜のスポットを遊び尽くそう
    サラサラとした手触りの砂が特徴の白良浜。その砂の白さと海の青さのコントラストに魅了され、関西だけでなく全国から観光客がやってくる。ビーチを中心に周辺の名勝、グルメを思いきり楽しもう。
    海開きをすると全国から人が訪れる
  • spot 03
    崎の湯
    臨場感満点、湯けむりと潮風香る万葉の古湯
    道後、有馬と並んで「日本三古湯」のひとつに数えられる白浜温泉。古くは「牟婁(むろ)の湯」と呼ばれ、『日本書紀』や『万葉集』にも登場するほどの歴史を有する。白浜温泉のなかでもユニークなのが「崎の湯」だ。
    ダイレクトに海を感じられるワイルドな露天風呂
  • spot 04
    熊野三所神社
    リゾートビーチから1歩入ると静寂の森が広がる、砂浜の神社
    白良浜を歩いていると見える鳥居。「こんな所に神社が?」と驚くかもしれないが、森に囲まれ静寂を感じられるスポットなのでぜひ足を運んでみて。周辺には名勝「円月島」を眺められる足湯もある。
    海の近くにある静かな神社
  • spot 05
    千畳敷
    幾重もの岩盤がむき出しに。ダイナミックな自然と夕陽の景勝地
    太平洋にせり出した舞台のように、大きく、美しく岩盤が広がる。積み重なった地層が織りなす岩の形状や質感、その表情はさまざまあり、夢中になって散策してしまう。海に沈む夕陽の景勝地としても有名だ。
    自然の壮大さを感じられる
  • spot 06
    三段壁
    約50mもの高さを誇る断崖絶壁は、太平洋を一望する天然の展望台
    昔は漁師の見張り台として活躍していたという、遙か遠くまで太平洋を見渡せる海沿いの断崖絶壁。嵐や風雨に耐え抜いてきた威風堂々としたその姿は、見ている者を圧倒する迫力に満ちている。
    三段壁展望台から、その全貌が垣間見える
  • spot 07
    三段壁洞窟
    地下36m。波しぶき上がる断崖絶壁のアドベンチャー!
    三段壁展望台に隣接する建物からエレベーターで地底36mへ下ると、源平合戦で活躍した熊野水軍が船を隠した場所ともされる三段壁洞窟に到着。まず目に入るのは、1600万年前に波が岩盤に描いた模様・漣痕(れんこん)が広がる天井絵巻。地上とはまた違った自然の造形美に息をのむ。進むと、洞窟内とは思えない広間に牟婁大辯才天(むろだいべんざいてん)が鎮座。どんな願いも叶えてくれるといわれ、パワースポットとして訪れる人も多い。さらに奥には熊野水軍の番所小屋を忠実に再現したフロアや、外光が差して波が入り込む横穴、海水が勢いよく吹き上がる「潮吹き岩」などがあり、ここでしか見られない光景が連続する。途絶えることのない波音が反響し、洞内はまさに異空間。ゆっくり見て回れば30分ほどという、自然と歴史へのショートトリップは、何よりも貴重な体験として思い出に残るはずだ。
    洞内は滑りやすい場所もあるので、注意しよう
  • spot 08
    円月島
    美しい夕景にうっとり。白浜にある不思議な形の小島
    白浜を代表する名勝「円月島」。小島にぽっかりと穴のあいた不思議な景色を見ることができ、円月島と夕陽のコラボレーションは多くの人をひきつけてやまない。白浜へ来たなら訪れておきたいスポットだ。
    沈みゆく太陽と円月島の影が美しい
  • spot 09
    白浜海中展望塔
    自然のなかで泳ぐ魚たちと一緒に、白浜の海を海中散歩
    白浜の海に生息する生き物たちを海中から望める展望塔。長いらせん階段で水深8mまで潜り、のびのびとダイビングをしているような気分で、きれいな青い海をたっぷりと堪能しよう。
    広大な海にぽつんと建つ展望塔
  • spot 10
    とれとれ市場
    西日本最大級の大型海鮮マーケットで白浜グルメをたっぷり満喫
    白浜をはじめ、日本全国から取り寄せた新鮮な魚介と、和歌山の特産品を販売する巨大マーケット。買ってその場で食べられる海鮮BBQも人気で、海鮮加工品から地元の銘菓まで白浜の魅力をぎゅっと並べた、定番観光スポットだ。
    大きなマグロが泳ぐ正面玄関
  • spot 11
    フィッシャーマンズ・ワーフ白浜
    食べる、買う、遊ぶがすべて叶う、漁師直営の海鮮市場
    名勝「白良浜」を一望する絶好のロケーションに建つ、白浜の海を存分に満喫できる複合施設。地元の漁師たちが運営するだけあり、魚介類の鮮度、おいしさは折り紙付き。クルージングなどのアクティビティも体験できる。
    味・価格ともに大満足できる漁師直営の海鮮レストラン
  • spot 12
    白浜エネルギーランド
    錯覚を利用した不思議な体験ができるテーマパーク
    人間、自然、化石が持つエネルギーについて、頭と体を使って学べる体験型のテーマパーク。平衡間隔がなくなる不思議な体験や目の錯覚が起きるトリックアートなど、五感を使って学びながら遊び尽くそう!
    入り口は海側と山側の2か所にある
  • spot 13
    南方熊楠記念館
    南方熊楠の膨大な研究内容を学べる山中ミュージアム
    1867年(慶応3)に和歌山県で生まれ、1941年(昭和16)にその生涯を終えた南方熊楠は生物学者や民俗学者としてさまざまな歴史を築いてきた巨匠。そんな彼にスポットを当てたミュージアムで、その生き様と数々の功績に触れていく。
    熊楠の活躍が詰まった展示室
  • spot 14
    ナギサビール
    「白浜らしさ」がギュッと凝縮された地ビール
    今や白浜町の代表的なお土産のひとつとして名高い「ナギサビール」。その誕生は1996年(平成8)にさかのぼる。1994年(平成6)に酒税法が改正されて小規模醸造所によるビール製造が可能となり、全国的に地ビールがブームに。そんななか、故郷・白浜で地ビールを造りたいと眞鍋和矢さんが単身渡米してビール造りを学び、創業したのが「ナギサビール」だ。日本人の繊細な味覚にあうように、と設計された味わいは、やさしい香りとやわらかい風味が特徴。食事のお供としても、単体でも楽しめる逸品と幅広いファンに支持されている。定番は「ペールエール」「アメリカンウィート」(各400円)「みかんエール」(490円)の3種。ほかにも時期によってさまざまなビールがあるので、ぜひ飲み比べてみてほしい。きっとお気に入りに出合えるはずだ。白浜町内の多くの店で気軽に買えるほか、オンラインでも購入可能。白浜町内いそぎ公園にある工場は、水曜を除く9-17時30分は見学もできる。10人以上の団体での見学の場合は要予約。
    造り手のこだわりが詰まった定番3種
  • spot 15
    レストラン珊瑚礁
    絶景を眺めながら海の恵みを味わおう
    南紀白浜といえば、パンダや温泉などに並ぶ名物が風光明媚な円月島と豊かな海の幸。「レストラン 珊瑚礁」は、穏やかな海を隔てて目の前に円月島を眺めながら海の恵みを味わえる「ザ・白浜」な老舗レストラン。1968年(昭和43)に創業し、現在は2代目が営む。天然の本クエや珍しいクツエビ、アワビなどさまざまな地元の新鮮魚介料理がメニューに並ぶなか、やはりいち押しはユニークな看板からも一目瞭然の伊勢えび料理。売れ筋は「伊勢海老ランチ」で、ほかの伊勢えび料理は4000円-のためお得。伊勢えび1尾にサザエも付いて、大満足の内容だ。ほか、各種定食や会席コース料理も充実。団体は15名程度まで利用可能。前述のクツエビは紀南地方のみで獲れる希少なエビ。濃厚な味とモチモチの歯ごたえにコアなファンも多いそうだ。クツエビなど希少な魚介は入荷情報を公式サイトでリアルタイムにチェックできる。公式サイトは店主自らが担当。食材も情報も、抜群の鮮度で提供している。
    伊勢えびを丸ごと1尾堪能できる人気「伊勢海老ランチ」3850円
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旅のヒント

  1. その1

    関西方面から車で向かう場合は、阪和自動車道を南進。湯浅御坊道路、再び阪和自動車道を経由して南紀白浜ICへ。大阪・堺JCTからだと約2時間。

  2. その2

    電車では紀伊半島の海沿いに延びるJR紀勢本線を利用。新大阪駅や天王寺発の特急「くろしお」で、約2時間30分。パンダ柄のラッピングをして「パンダくろしお」などもあり、気分を盛り上げてくれる。

  3. その3

    関東方面からは、羽田空港発着便のある南紀白浜空港もおすすめ。搭乗時間は1時間ほど。空港からJR白浜駅までは路線バスで約20分と、便利にアクセスできる。

  4. その4

    JR白浜駅から白良浜や三段壁などがある西の海岸沿いまでは約5-6kmの距離があり、複数スポットを訪れたい場合は車移動がベター。

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