大阪

淀屋橋・北浜・本町

YODOYABASHI / KITAHAMA / HOMMACHI

大阪屈指のビジネス街で見つける、個性派観光スポット

大阪市の北は梅田、南は難波。そして、その中間地点にあたるのが「淀屋橋・北浜・本町」エリアだ。大阪の南北を縦断するシンボルストリート「御堂筋」を南から北へ進むと、本町、淀屋橋と続き、淀屋橋の東に位置するのが北浜。北浜には大阪証券取引所があることから「経済・金融の中心地」として栄え、現在も「淀屋橋・北浜・本町」一帯は大阪有数のビジネス街として、数多くのオフィスビルが並んでいる。とはいえ、知る人ぞ知る個性派スポットが点在するのも同エリアの魅力。ビジネス街の中に突然現れる昔の日本の建物「適塾」、「北浜レトロビルヂング」や「新井ビル」などのレトロビル群、さらにはビジネス街ならではの高コスパなグルメスポットが盛りだくさん!大阪2大都市、梅田・難波を訪れる際に、フラッと立ち寄りやすい点も魅力だ。

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エリアの見どころ

  • spot 01
    中之島船あそび
    大阪を水上から観光! リバークルーズの楽しみ方
    大阪の中心部を大きな川が縦横に流れる水の都・大阪。そんな大阪ならではの観光の楽しみ方が、リバークルーズだ。クルーズ船に乗船して、水上から名所や自然を眺めれば、いつもとは違う大阪の魅力を発見できるはずだ。
    春は大川沿いがあでやかな桜で満開。水都大阪の観光船で優雅な水上観光を楽しもう
  • spot 02
    大阪証券取引所ビル旧市場館
    レトロな白い円筒形の外観とステンドグラスが美しい歴史的建造物
    長谷部竹腰建築事務所によって1935年(昭和10)竣工された大阪証券取引所旧市場館(現:大阪取引所)。都会に浮かぶ、円筒の白いレトロ建築の内装は、当時のまま残された荘厳なステンドグラスなどの装飾が目をひく。
    ビル群でひときわ目をひく美しい外観
  • spot 03
    大阪証券取引所ビル・五代友厚像
    レトロ建築を背にして立つ株式取引所の発起人「五代友厚」
    大阪株式取引所(現:大阪取引所)の設立発起人として設立に尽力した起業家、五代友厚。1836年(天保6)、薩摩(現:鹿児島県西部)生まれ。若くから頭角を現し、欧州視察などを経験することで海外にも精通し、明治維新のあとは官職に従事。大阪造幣局の設立に関わったほか、紡績業、鉱業、鉄道などの事業を次々に発展させ、起業家として活躍した。そのひとつが、大阪株式取引所の設立だ。五代をはじめとする数人が発起人となって設立に努め、商業都市大阪としての経済基盤構築に大きく貢献した。その活躍は渋沢栄一と双璧を成し「東の渋沢・西の五代」と称されるほどであり、こうした功績を讃えて正面玄関前に中村晋也氏作の高さ7.8mの銅像が建立された。
    威風堂々としたりりしい立ち姿
  • spot 04
    大阪レトロビル群
    街全体がフォトスポット!日本一のレトロ建築街へ
    北浜レトロビルヂング、新井ビル、生駒ビルヂング――。大阪市中心部、船場(せんば)には明治後期から昭和初期の近代建築が当時の姿で多く残る。30を超える建築物が徒歩圏内にあるので、ゆったりとレトロビルを巡る旅に出かけよう。
    船場を代表するレトロ建築のひとつ、新井ビル
  • spot 05
    北浜レトロビルヂング
    100年以上前のロンドンを思わす優雅な空間で英国式ティータイムを!
    中之島公園と土佐堀川を背に、大阪証券取引所の向かいに建つ北浜レトロビルヂング。もともとは北浜の株式関係者の集会所「株友会倶楽部」として1912年(明治45)に建設された。国の有形文化財にも登録されている小さな洋館は、今では珍しいレンガ造りで明治時代の面影を感じさせる。正面開口部を縁取る花崗岩の切石や玄関周りの変形アーチを受ける4本の柱、アクセントに置かれた2階の大きな窓枠もスタイリッシュなデザインだ。現在、同ビルは1912年(明治45)当時のロンドンにあるような純英国スタイルのティーサロン「北浜レトロ」を運営。北浜エリアのレトロカフェブームの火付け役でもあり、人気のアフタヌーンティーセットを目当てにリピーターが続出中だ。ミントカラーを基調にした店内には、アンティーク家具からドアノブや絵画まで、店内のいたるところに当時の英国製インテリアがずらり。2階のカフェスペースの窓からは中之島公園のバラ園が一望できるので、ティーカップ片手に優雅な昼下がりを過ごしてみては。
    英国グラスゴー派の意匠を感じる建物外観
  • spot 06
    新井ビル
    重厚感のあるクラシックな銀行建築とモダンデザインが見事に調和
    堺筋に面した登録有形文化財「新井ビル」。名建築家・河合浩蔵氏の設計で、1922年(大正11)に銀行として建てられた。当時の銀行建築は威厳と格式を重んじた古代ギリシャ・ローマ建築に起源をもつ古典様式が多く、同ビルの正面中央に列柱を並べたシンメトリーな意匠にもその特徴が表れている。ただ、2階以上には当時に流行しつつあったタイルを採用。シンプルかつミニマルな装飾で幾何学化されたスタイルは、見る人にモダンで華やかな印象を与えている。重厚感のあるトラディショナルスタイルと意匠性の高いモダンデザインが調和した銀行建築は、まさに大大阪時代を今に伝える近代建築だ。1、2階にあるパティスリー「GOKAN(五感)」では、パティシエが作る新鮮なスイーツと厳選したコーヒーや紅茶のペアリングが楽しめる。2階へ上がり、回廊に沿ってぐるりと配された個室へ入ると、高い天井と大きな窓、さらにはアンティークの調度類がずらり。大正ロマンを感じさせる内装のなか、クラシック音楽が静かに流れるムーディーな雰囲気に酔いしれて。
    1階と2階で異なる外観の意匠に注目を
  • spot 07
    生駒ビルヂング
    北浜の時計塔はレンガの味わいを生かしたモダンなデザイン
    1930年(昭和5)に、生駒時計店の本店として建てられた登録有形文化財。屋上に時計台を据えたシンボリックなデザインで、以前までは時計塔として街中に時報を響かせていた。現在は事務所を残しながら、受付にコンシェルジュを構えるサービスオフィス「北浜T4B」として活用されている。外観には多数の細い溝の模様があるスクラッチタイルを採用。当時流行していたレンガの味わいを生かしながら、モダンなデザインに仕上げている。それぞれの場所で貼り方を変えて作った絵柄をはじめ、アール・デコ様式の幾何学模様にも注目したい。時計台の下に続くガラス窓の部分は、振り子時計をモチーフにしたデザインで、夜にはライトアップも! 交差点に面する外壁に並べられたデザインが異なる8つのレリーフや、2階の窓台に置かれたワシの彫刻など、細部までこだわりが光るレトロビルだ。
    道路に沿うように隅切り(すみきり)した形状が美しい
  • spot 08
    適塾
    重要文化財に指定された歴史的な建造物
    江戸時代に活躍した医師であり蘭学者の緒方洪庵が1838年(天保9)に開いた私塾。福沢諭吉や大村益次郎をはじめとする名士を輩出し、天然痘の予防にも貢献したことで日本の近代医学の祖といわれる場所である。
    ビル群に突如現れる歴史ある建物
  • spot 09
    少彦名神社
    都会の真ん中にある薬神「神農さん」
    日本医薬の祖神である神皇彦霊神の子、少彦名命(すくなひこなのみこと)と、中国医薬の祖神、神農炎帝(しんのうえんてい)をご祭神に祀る神社。1780年(安永9)より、この地に鎮座する。
    ビルに挟まれた空間にある神聖なる場所
  • spot 10
    大阪名物スパイスカレー巡り
    大阪発祥の新名物「スパイスカレー」、その原点を巡る
    大阪、北浜駅周辺のエリアには、スパイスカレーブームの火付け役ともいえる「Columbia8北浜本店」をはじめ、多くのスパイスカレーの名店がひしめき合っている。各所に点在していて外観だけではパッと見てわからない店もあるため、注意して探してみよう。
    元祖、「Columbia8北浜本店」のカレー
  • spot 11
    スパイス食堂ニッキ
    多彩なスパイスカレーが大集合! 初心者も玄人も満足させる新名店
    パラエティ豊かな顔ぶれがずらりと並ぶ、大阪スパイスカレーに再ブーム到来! インドやスリランカなど現地をテーマにしたカレーや、最近は和ダシを利かせたひと皿も。そんなスパイスカレーの醍醐味を一挙に楽しめると、話題を呼ぶのは「スパイス食堂ニッキ」。激辛からマイルドまで、さらには一般的なカレーの2倍以上のスパイスを用いたヘビー級から初心者も食べやすいライト級まで、幅広いラインナップをそろえている。約10種を使う独自のブレンドスパイスと素材のうまみが調和した滋味深い味わいに、ハマる人続出中! おすすめは自家製バジルソースで変化をつけた「サバとバジルのココナッツカレー」と、鮮烈なスパイス感がクセになる「チキンマサラ」の定番2種あいがけ。魚介系と動物系のうまみをまとめ上げたスパイス使いが技アリのひと皿だ。そのほかメニューには、もう1種の定番「ラムとカシューナッツのカレー」や日替わりカレーも。スパイスカレーの奥深さを表現する同店に足を運べば、好みの味が見つかること請け合いだ。
    いちばん人気の2種あいがけ1000円
  • spot 12
    Columbia8北浜本店
    今や大阪グルメのトレンドとして定着、スパイスカレー発祥の名店
    大阪界隈を賑わせているスパイスカレー発祥のお店である「Columbia8北浜本店」は、このお店のために新設されたというミシュランのカレー部門で4年連続で紹介されるなど、つねに注目を浴びている。おすすめはキーマカレー。ポイントは辛さではなく、スパイスの香りを楽しむお店であるということ。添えられたシシトウを左手に持ち、かじりながら食べることで、苦味をアクセントにスパイスの味と香りで口腔内を満たす。またセットで提供される食中ドリンクはグレープフルーツジュースで、この酸味によって味がリセットされ、またイチから味わうことができるからおもしろい。苦味や酸味、甘味、塩味がふんだんに盛り込まれ、鼻に抜ける複雑で芳醇な香りと、インゲンの塩漬けの歯ごたえも合わさって、感じたことのない多幸感に包まれる。何がどの味なのかを探しながら食べてみるととても楽しく、おいしさが倍増するので試してみてほしい。
    お皿ひたひたのルーは、スープタイプのキーマカレー900円
  • spot 13
    船場センタービル
    グルメやファッションが集う巨大な問屋街
    全長約1000m。床面積17万平方メートルという広大なビルの中には、繊維製品、靴、時計、宝石などを扱う約600もの専門店が立ち並ぶ。Osaka Metroの御堂筋線、堺筋線、中央線などが乗り入れる抜群のアクセスの良さもあり、船場を代表するスポットとなっている。また、開業50周年を記念して愛称を募集し、「せんびる」と命名。老若男女に愛されるビルとなっている。
    阪神高速の高架下に造られた巨大な問屋街
  • spot 14
    洋食ふくもと
    元ホテルシェフが腕を振るう、ボリューム満点の愛され洋食
    船場センタービルの3号館、9号館の地下2階、10号館の地下1階、2階に並んでいるのが、ジャンルを問わないさまざまな飲食店。ビルが開業した年から営業する老舗をはじめ、流行りのメニューを提供する話題店や本格メニューをリーズナブルな価格で味わえる人気のお店など多種多様。そのなかで、ボリューム満点の洋食メニューで、船場で働く人々を支えているのが「洋食ふくもと」だ。スイスホテルなどの有名ホテルで腕を磨いた福本シェフがオープンした洋食店で、やさしいバターライスをふわふわ卵で包んだオムライス(890円)やサクサクの衣が食欲を誘うエビフライ(1200円)など、王道の洋食メニューがずらり。そして、ランチ時に6割以上の人がオーダーする人気メニューがトルコライス。福本シェフの出身地である長崎風をアレンジしたもので、カレー風味のピラフ、ナポリタン、トンカツがどっさりと乗ったひと皿だ。
    オープン以来、働く人々を支えてきたトルコライス1100円
  • spot 15
    南御堂
    都会の真ん中にたたずむ荘厳な寺院でひとときの休息を
    南御堂は大阪市中央区にある真宗大谷派の寺院で、正式名称を「真宗大谷派難波別院」という。「難波別院」の由来は、摂津国西成郡上難波村の旧地に建っていることから「難波」と呼ばれたためである。
    ビル群に囲まれた大空間
  • spot 16
    山本能楽堂
    古典芸能の情報を発信し続ける、国登録有形文化財の能楽堂
    国の登録有形文化財に登録されている、桟敷席をもつ木造建築の能楽堂。観世流能楽師・山本章弘が主宰する能楽の公演をはじめ、落語や文楽などさまざまな古典芸能の公演や、能楽の体験講座なども定期的に開催している。
    ビルに囲まれるようにして立つ木造の山本能楽堂
  • spot 17
    吉野鯗船場淡路町
    見た目も鮮やかな「箱寿司」発祥の寿司屋
    1841年(天保12)創業の「吉野鯗(よしのずし)」は、大阪伝統の押し寿司を芸術性豊かな高級料理「箱寿司」へと変えた老舗寿司店。今も昔ながらの伝統の製法を守り、「二寸六分の懐石」と讃えられる美しい箱寿司を作り続けている。
    趣のある店構え。店先には淡路町を舞台に描かれた『冥途の飛脚』の登場人物にちなみ「梅川・忠兵衛ゆかりの淡路町」の碑が立つ
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旅のヒント

  1. その1

    Osaka Metro御堂筋線「淀屋橋駅」「北浜駅」「本町駅」間は徒歩約15分程度でアクセスできるため、散歩がてら散策するのもおすすめ。

  2. その2

    ビジネス街のため、いたるところにコインパーキングがある。電車利用を避けたい方は車で移動しながら観光スポットを巡ることも可能なエリア。

  3. その3

    ビジネス街のため土・日曜、祝日は定休日となるスポットもあるので、営業日と営業時間を事前にしっかりチェック!

  4. その4

    平日のお昼は、ビジネスマンやOLで賑わう高コスパな飲食店でランチを楽しむのも良い。

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