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CHITA

半島と2つの島からなる自然や歴史の豊かなエリア

愛知県の地図を見ると、東西にある2つの半島が太平洋に向けて突き出ている。その西のほうが知多半島。南北に細長く、西は伊勢湾、東は知多湾と三河湾に挟まれている。半島内に東海市と大府市、知多市、常滑市、半田市の5市と、知多郡の東浦町、阿久比町、武豊町、美浜町、篠島や日間賀島を含む南知多町の5町があり、全体の面積は約392.2㎢。平地は少なく、ほとんどがゆるやかな丘陵になっており、とりわけ海岸沿いに観光スポットが充実している。また、東海地方の空の玄関口である「中部国際空港 セントレア」のすぐ近くには、古くから焼物の作られてきた常滑市も。豊かな自然と歴史、そして海に囲まれた半島ならではの新鮮な海の幸を楽しめる、たくさんの魅力にあふれた人気エリアだ。

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エリアの見どころ

  • spot 01
    中部国際空港 セントレア
    離着陸シーンの見学からアート体験まで多彩な楽しみ方を提供
    国内外の多くの人が来場する国際空港。スカイデッキで飛行機が離着陸する瞬間を見学したり、ショッピングやグルメを満喫したりと、観光スポットとしても楽しむことができる。
    580万㎡の面積を有する「中部国際空港 セントレア」。国際線と国内線の航空機が数多く発着する中部地方の空の玄関口だ
  • spot 02
    フライト・オブ・ドリームズ
    大迫力のボーイング787初号機を間近に見学しよう
    「中部国際空港 セントレア」にある複合商業施設。「フライトパーク」ではボーイング787初号機の見学や、フライトシミュレーターの体験をしたり、機体の間近にある遊具で遊ぶことができる。さらに、グルメやショッピングも楽しめる「シアトルテラス」も併設されているので要チェックだ。
    展示エリアにはボーイング787初号機の実機を展示
  • spot 03
    やきもの散歩道
    「日本六古窯(ろっこよう)」のひとつである常滑焼(とこなめやき)の歴史をたどる
    常滑焼の歴史や魅力にたっぷりと触れられる「やきもの散歩道」。細い道の入り組んだ風情あふれる街並みを散策しながら、明治時代に築かれた「登窯」など、数々の貴重な文化財を間近に見ることができる。
    「やきもの散歩道」を代表する風景のひとつ、土管坂。明治期の土管(左)と昭和初期の焼酎瓶(右)が壁を覆う
  • spot 04
    INAXライブミュージアム
    世界のタイルコレクションや建築陶器を鑑賞
    「窯のある広場・資料館」、「世界のタイル博物館」や「建築陶器のはじまり館」など、6施設で構成される体験・体感型ミュージアム。観たり触れたり、さらに学んだりしながら、土とやきものが織りなす多様な世界を体験できる。
    左に見えるのが「窯のある広場・資料館」。土管を焼いた大正時代の窯と建物、煙突を保存公開している(国登録有形文化財・近代化産業遺産)
  • spot 05
    半田赤レンガ建物
    国産ビール黎明期の明治時代に造られた貴重なレンガ建造物
    明治時代に国産ビールの製造工場として誕生した「半田赤レンガ建物」。当時のビール造りの情熱に触れられる展示が充実しており、カフェでは明治期と大正期のそれぞれの味を再現した復刻ビールを味わえる。
    本格ドイツビールの製造を夢見た地元の起業家たちが、豊富な財力を投じて完成させた
  • spot 06
    MIZKAN MUSEUM
    「ミツカン」が歩んだ酢造りの歴史を楽しく学ぶ
    ミツカンの酢造りの歴史やものづくりへのこだわり、食文化の魅力などに触れられる体験型博物館。「大地の蔵ゾーン」や「時の蔵」など5つのゾーンに分かれており、趣向を凝らした演出を体感しながら、楽しく学ぶことができる。
    「時の蔵」で見られる弁才船(べざいせん)。長さは約20mある
  • spot 07
    野間埼灯台
    「恋する灯台」にも認定されたフォトジェニックな灯台
    青い海と砂浜に囲まれた現存する愛知県最古の灯台。南京錠をかけて恋愛成就を願うモニュメント「絆の音色」や、恋人同士で打ち鳴らす「絆の鐘」などもあり、2018年(平成30)には「恋する灯台」に選ばれている。
    凛とした白亜の姿が美しい「野間埼灯台」。灯台の向こうには伊勢湾と大空が広がっている
  • spot 08
    南知多ビーチランド&南知多おもちゃ王国
    海の生き物たちとの触れ合いや多彩なアトラクションを満喫
    アシカ・イルカショーが人気の「南知多ビーチランド」と、多数のパビリオンやアトラクションのある「南知多おもちゃ王国」が隣接したスポット。かわいい海の生き物と触れ合ったり、乗り物で遊んだりと、さまざまな楽しみ方ができる。
    インフォメーションもある正面ゲート。入場したあとは2つの施設を自由に行き来できる
  • spot 09
    南知多グリーンバレイ
    大自然のなかでバンジージャンプやスカイコースターに挑戦
    日本で最初にバンジージャンプ場が造られたことで有名なアトラクション&アスレチック施設。気分爽快な「スカイコースター」や全長約2㎞のフィールドアスレチックもあり、自然のなかで伸びのびと体を動かせるスポットだ。
    バンジージャンプやフィールドアスレチックなどで遊んだあとはBBQも楽しめる
  • spot 10
    内海海水浴場
    きめ細かでさらさらとした砂浜が続く東海地区最大の海水浴場
    知多半島の伊勢湾に面した西側にあり、世界の砂浜のなかでも特に砂粒が細かいといわれている海水浴場。東海地区でいちばん規模が大きく、海水浴シーズンには毎年たくさんの人で賑わっている。
    内海海水浴場で特に賑やかな千鳥ヶ浜。海岸沿いにはテラス席のあるカフェなどもある
  • spot 11
    日間賀島
    美しいビーチやタコ料理で島の豊かな自然とグルメを満喫
    知多半島の先端である師崎(もろざき)から約2kmの距離にある、名古屋からいちばん近い島。周囲およそ5.5kmの島内に、美しい自然や新鮮な海の幸、そして長く続く歴史を感じられるスポットなど、たくさんの魅力が詰まっている。
    日間賀島の「サンライズビーチ」。いろいろな色の石を使って描かれたタコの絵がかわいらしい
  • spot 12
    恋人ブランコ
    のんびりと揺られながら日間賀島の空と海の絶景を満喫
    日間賀島の絶景スポットとして人気を集めている「恋人ブランコ」。高速船が発着する東港から「サンライズビーチ」に向かい、さらにその先の高台へと続く階段を上った所にある。大きな松の木にロープでくくり付けられた丸太のブランコで、ロープの長さは約5m。長さがあるぶんだけ大きくゆっくりと揺れるため、目の前に広がる空と海の絶景を、のんびりと楽しめる。そのメルヘンチックな外見から、作られた当初は地元で「ハイジのブランコ」と呼ばれていたが、いつしか「恋人ブランコ」という名称が定着。恋人同士で並んで乗ると、その2人は幸せになれるというジンクスがあり、行楽シーズンにはたくさんの恋人たちで賑わっている。
    眼下に広がる海を眺めながら、ゆっくりと揺れるブランコ。目の前には佐久島などが見える
  • spot 13
    篠島
    美しい自然とおいしい海の幸を満喫できる楽しさ無限大の島
    知多半島と渥美半島に挟まれた三河湾にある篠島。日間賀島、佐久島と合わせて「愛知三島」と呼ばれている。名所旧跡やきれいなビーチ、絶景スポット、獲れたての海の幸など、さまざまな楽しみ方にあふれる島だ。
    篠島の船着き場。近くには愛知県有数の漁港基地、篠島漁港もある
  • spot 14
    えびせんべいの里 美浜本店
    豊富な種類の「えびせんべい」が試食でき、お土産選びが楽しい!
    伊勢湾と三河湾に囲まれた知多半島で古くから製造され、親しまれてきた「えびせんべい」。製造元のひとつ「えびせんべいの里」では、試食を楽しむことができ、休憩コーナーではコーヒーやお茶を無料で味わうことができるなど、ドライブの途中に立ち寄るのにもおすすめのスポットだ。
    南知多道路・美浜ICから近く、アクセスしやすいのもうれしい
  • spot 15
    半田運河・蔵のまち
    知多半島の海運の拠点となった運河
    江戸時代前期から酒や酢を中心とした醸造業で栄えた半田の町。その半田を象徴するのが、半田運河だ。江戸時代中期以降はこの運河を大型廻船が行き交い、産物が江戸や大阪などに海運されていった。運河の両岸には醸造業の黒板囲いの蔵や、明治初期の豪商邸宅が立ち並んでおり、独特の景観を形成。特に蔵に描かれた「ミツカン」のロゴマークは印象的で、フォトスポットになっている。両岸には遊歩道が設置されており、散策を楽しむ観光客や地元住民の姿が多く見られる。「MIZKAN MUSEUM」や「國盛 酒の文化館」、「旧中埜半六邸」など、半田を代表する観光名所も、この運河沿いに多く集まっている。車を利用の場合、半田運河から東へ徒歩5分ほどの場所にある、アイプラザ半田北側の駐車場を利用しよう。アイプラザ半田内には観光協会もあり、情報収集してから散策するのがおすすめ。
    産物を江戸や大阪に海運する拠点となった半田運河。1788年(天明8) には 5万石もの酒米が酒造りにあてられるなど、半田は酒の一大産地だった
  • spot 16
    新美南吉記念館
    半田が生んだ児童作家・新美南吉の生涯に迫る
    『ごんぎつね』や『手袋を買いに』など、数々の児童文学を著した半田生まれの新美南吉。同氏の故郷に建つ新美南吉記念館は、自筆原稿や日記、手紙、図書などの資料を通して、南吉文学の世界と生涯を余すところなく紹介している。
    芝生で覆われた、波打つ屋根のシルエットが印象的。自然とも調和する外観だ
  • spot 17
    新美南吉生家
    童話作家・新美南吉が幼き日を過ごした家
    『ごんぎつね』『手袋を買いに』などの作品で知られる童話作家・新美南吉(本名:新美正八、1913(大正2)~1943年(昭和18))の生家。父・渡邉多蔵、母・りゑの次男としてこの家に生まれた。向かって右側は多蔵が営んだ畳屋、左側は下駄屋となっている。4歳で実母を亡くした南吉は、祖母の家に養子に出され新美姓となるが、寂しさに耐えられずこの家に戻ることとなった。小説『音ちゃんは豆を煮ていた』には、家から往来を眺めるのが好きな主人公が登場するが、幼き日の南吉も道行く人をよく眺めていたという。この家での生活が南吉の想像力をはぐくみ、創作の原点になったと考えられる。また、この家は童話『狐』や『小さい太郎の悲しみ』など、病と闘いながら最期の作品を執筆した場所でもある。生家の周囲には岩滑八幡社(やなべはちまんしゃ)、常福院、光蓮寺など南吉ゆかりの地や、物語の舞台となった場所が多くあるので、巡ってみるのもおすすめだ。
    半田市の景観重要建造物に指定されている新美南吉生家。戦後は人手に渡っていたが、市が購入して復元し、1987年(昭和62)から公開している
  • spot 18
    まるはごんぎつねの湯
    県内屈指の高温の天然温泉をぜいたくにかけ流し
    知多半島道路・知多横断道路の半田中央ICから車ですぐの場所にある日帰り温泉施設。ドライブの途中に立ち寄るのにも最適だ。泉質はナトリウム塩化物強塩泉(高張性弱アルカリ性高温泉)で、地下1500mの地層から湧く天然温泉は源泉59.2℃と県内有数の高温。特に露天風呂にある「滝つぼ湯」は、源泉を落差3.5mの高さから落とすことで46℃前後という高温に管理している。内湯は日本家屋のような造りとなっており、見上げると立派な梁が見られる。天井が高くとられており、開放感も抜群。無料休憩所も備えており、併設の売店で購入した飲食物などを味わいつつゆっくり過ごせる。また、南知多町豊浜に本店がある、まるは食堂旅館の運営する「まるは食堂」も併設。名物のジャンボエビフライを味わえる。カタクチイワシや干しアミえびからとった出汁や豊浜で採れたわかめなどを使用した「ごんぎつねうどん」はこちらの店舗のみの限定メニュー。半田市内の豆腐店の揚げを使用するなど、地産地消にもこだわった1杯だ。
    日本庭園に囲まれた露天風呂。洞窟湯など趣向を凝らした浴槽も魅力。源泉59.2℃と県内有数の高温の湯をぜいたくにかけ流している
  • spot 19
    國盛 酒の文化館
    かつての酒蔵を生かした「酒」の博物館
    温暖な気候に恵まれ、江戸時代から酒や酢などの醸造業が盛んな半田。國盛は1844年(弘化元)に創業した半田を代表する酒蔵のひとつだ。國盛 酒の文化館はかつて酒造りが実際に行われていた蔵をそのまま活用した資料館で、日本酒についての知識を深めることができる。
    伝統的な酒造りの道具を多く展示。現代の酒造りと照らし合わせながら見学できる
  • spot 20
    半田空の科学館
    地球や宇宙の神秘に触れる知多半島随一の科学館
    地球や宇宙の仕組みを、体験しながら学べる科学館。知多半島唯一のプラネタリウムも見もので、さまざまなプログラムを上演している。また天体観測所には大型望遠鏡があり、定期的に星見会も開催。
    コニカミノルタ製2球式の投影機は、約8000個の星を映し出すことができる
  • spot 21
    TOKONAME STORE
    常滑焼の新たな魅力に触れられるショップ
    常滑焼を販売するストア、ワークショップ小屋、コーヒースタンドが集まる施設。1967年(昭和42)創業の常滑焼窯元、山源陶苑が営んでいる。ショップでは「TOKONAME(とこなめ)」「MOM kitchen(まむきっちん)」の2つの自社ブランド製品をおもに販売。いずれも伝統的な常滑焼の製法を大切にしながら、現代の食卓にもマッチするようデザインされた美しいフォルムが特徴だ。創業以来、梅干しや味噌を保存する甕(かめ)を製造している窯元だけあって、昔ながらの甕の新しい使い方を提案している。その1つが「かめパン」(800円、土・日曜のみの販売、要予約)で、その名のとおり甕でパンを焼き上げている。塩味とバターをしっかり利かせた、シンプルな味わいだ。食べ終わった甕は自宅でパンやケーキを焼くのに活用できるほか、TOKONAME STOREに持参すれば100円リターンしてくれる。また、常滑焼陶芸体験も実施。自社が手がける「MOM kitchen」で実際に使っている型を使用して、たたら成形という技法を用いての作品作りを体験できる。たたら成形は陶芸のなかでは比較的気軽にできるため、親子で体験するのもおすすめ。作品の焼き上がりまではおよそ1ケ月半。白・桃・蒼・黄・緑・飴色のなかから選んだ色を付けて届けてくれる。
    大きな倉庫の中にストア、ワークショップ小屋、コーヒースタンドが入っている
  • spot 22
    大蔵餅 常滑本店
    常滑土産に最適な「大蔵餅」や和素材を使ったかき氷も評判
    1951年(昭和26)創業の老舗和菓子店。特急も停車する名鉄常滑線の常滑駅から、北へ徒歩8分ほどの場所にある。草餅をこし餡で覆った、「大蔵餅」が名物だ。菓子に使用する餅米は、ほぼ100%常滑産を使用するなど、地産地消を心がけた菓子作りを行っている。店内には、手入れの行き届いた日本庭園を眺めながら一服できる甘味処が。かき氷が特に人気で、夏季には行列ができることもしばしば。いちばん人気は抹茶ミルク金時で、愛知県西尾産の抹茶茶葉を店内の石臼でていねいに挽いてシロップを作っている。また、餡は北海道産のあずきを厳選して使用するなど、それぞれの素材に徹底したこだわりを見せる。愛媛県宇和島産ユズの搾り汁を使用した「ゆず」や沖縄産の黒蜜を使ったかき氷なども人気。氷はあえてふわふわにし過ぎず、氷らしさが残るように絶妙に調整して削っている。そのほか、ぜんざいやあんみつなどの甘味もイートインできる。※あんみつは夏季を除く
    抹茶ミルク金時。通年販売されている
  • spot 23
    南知多温泉郷
    知多半島の海を一望する開放的な温泉郷
    知多半島の南端に位置する南知多町には内海、山海、豊浜の3温泉があり、「南知多温泉郷」と総称されている。泉質はナトリウム塩化物強塩泉。塩分濃度が高く、湯冷めしにくいのが特徴だ。いずれの温泉も海を望む好立地で、海水浴などのレジャーと一緒に楽しむことができる。
    千鳥ヶ浜海水浴場の前の旅館。ビロウの木が立ち並び、リゾートムード満点だ
  • spot 24
    恋の水神社
    「恋の水」と呼ばれる霊験あらたかな神水
    「恋の水」と呼ばれる泉の水神を祀る神社。第19代・允恭天皇(いんぎょうてんのう)が「東の方に延命の神水あり」というお告げを受け藤原仲興を遣いに出し、この泉を発見したと伝わっている。「尾張なる野間の知らぬ沢踏み分けて君が恋しき水を汲むかな」と仲興が詠んで以降、この泉は「恋の水」と呼ばれるようになったとされる。その後の732年(天平4)、病に伏した聖武天皇の后にこの水を献上したところ快癒したという伝説も残り、万病にご利益のある神水としてあがめられるようになった。また、病に倒れた恋人に水を届けるためこの地を訪れたものの、たどり着けぬまま息絶えた桜姫の悲しい逸話も胸を打つ。現代の世では特に「恋の病」に効くと噂が広がり、全国から若い男女が参拝に訪れている。参拝用の紙コップに願いを書き入れ、恋の水を柄杓(ひしゃく)でコップに汲み取り、社殿に供えるのがこの神社の参拝方法だ。
    水を司る神・美都波能女神(みづはのめのかみ)を祀っている
  • spot 25
    めんたいパークとこなめ
    明太子好きにはたまらない工場一体型テーマパーク
    無料で見学できる明太子工場や直売店、ミュージアム、フードコーナーなど楽しみが凝縮された明太子のテーマパーク。工場で漬け上がったばかりの新鮮な明太子を購入できるなど、明太子好きなら素通りできない魅力的な施設だ。
    約60mの長さを誇るめんたいミュージアム。スケトウダラが獲れる北の海の様子も知ることができる
  • spot 26
    師崎漁港朝市
    漁師町で毎朝開催されるスローな雰囲気の市
    知多半島の先端に位置し、漁業が盛んな師崎地区で開催される朝市。伊勢湾と三河湾が交差する師崎は豊かな漁場であり、市では地元で水揚げされた魚介や干物などの水産加工品が多く販売されている。日によって多少前後するが、15前後の店が出店。朝市ならではの元気な声が飛び交っている。各店の売場には手作りの佃煮や総菜など各店自慢の品々が所狭しと並べられており、思わず迷ってしまうこと請け合いだ。一部の店では試食もさせてくれるので、じっくりと品定めしよう。店頭に立つ地元の漁師さんやお母さんは気さくで、今朝の漁の話やおいしい調理法などいろいろ話してくれる。一般のスーパーには出回らない品も多数で、価格も良心的。毎月第3日曜には、海鮮汁を無料配布するサービスも実施(2022年6月現在休止中)している。イカの姿焼きをはじめ、その場で味わえるおすすめのグルメもあるので、ドライブの途中にぜひ立ち寄りたい。朝の8時から営業しているため少し早起きをして市を訪れ、その後は知多半島の名所をじっくり観光するプランを組むことができる。
    毎週水曜を除いて毎朝開催される(祝日、毎年12月の最終水曜は営業)
  • spot 27
    魚太郎知多本店
    新鮮な魚介が集まる巨大な鮮魚市場
    伊勢湾・三河湾の5つの漁港のせり権を持ち、新鮮な魚を多く販売する広大な魚市場。自家製干物のとろさばをはじめ、鮮魚や佃煮などの加工品といった海産物が約400種類もそろっており、お土産探しにもぜひ立ち寄りたい。また、鮮魚の品ぞろえも充実。三枚おろしやウロコ腹出しなど無料で下処理してくれるので、気軽に購入できる。もう1つ魚太郎の代名詞といえるのが、浜焼きBBQ。席料900円で炭や皿、トングなどBBQに必要な道具が一式貸し出されるので、手ぶらで訪れることができる。さらにソフトドリンク飲み放題も席料に含まれており、アルコール類は別途注文可。食材コーナーで好みの食材を購入し、各卓に備えられた炉で浜焼きを楽しめる。大あさりといったいずれの食材もリーズナブルで、市場で購入した商品も持ち込み可能。そのほか旬の地魚を使った定食を味わえる市場食堂や、海鮮丼などをオープンエアで味わえる屋台など食事処も充実している。
    鮮魚の品ぞろえも充実。三枚おろしやウロコ腹出しなど無料で下処理してくれる
  • spot 28
    まるは食堂旅館 南知多豊浜本店
    海を眺めながらかぶりつくジャンボなエビフライが名物
    知多半島の先端に位置する豊浜で、1950年(昭和25)に創業した魚屋「まるは」をルーツとする食堂旅館。1965年(昭和40)に提供を始めたエビフライが大評判となり、現在は愛知県内に多数の店舗を展開するまでに発展している。豊浜に構える本店は伊勢湾を一望するロケーションが魅力的。名物のジャンボエビフライは、ぜひオーダーしたい逸品。また、仲買の権利を持っており、毎日地元の市場から届く魚貝類の新鮮さは折り紙付きだ。旬魚を好みの調理法で提供してくれるのも人気の秘密。メインの食堂のほか、地下には回転寿司の「回転まるは」がある。市場の朝市や夕市で水揚げされた海の幸を、鮮度抜群のまま寿司や一品料理として提供している。また、こちらでも名物のジャンボエビフライを味わうことが可能。地下1300mから湧き出る天然温泉を楽しめる「うめの湯」も併設し、日帰りでも利用できる。宿泊し、海を眺めながら一日中のんびり過ごすのもおすすめだ。
    刺身や煮付けも味わえるエビフライコース(2640円)が人気。名物のジャンボエビフライははずせない(仕入れ状況により内容が変更になる場合あり)
  • spot 29
    観光農園 花ひろば
    知多半島の丘陵地の一面に咲く季節の花々
    広大な丘陵地の一面に、花々が咲き誇る観光農園。4月上旬から5月上旬にはネモフィラ、4月上旬から5月下旬頃にはポピー、6月中旬頃からはヒマワリなど、季節の花々が次々と見頃を迎える。また、12月中旬から4月中まではイチゴ狩り(要予約)もできるなど、楽しみ満載だ。
    ピーク時には最大28万本ものヒマワリが咲き誇る
  • spot 30
    豊浜魚ひろば
    豊浜漁港で揚がった新鮮な魚介類を産地価格で
    知多半島の南端に位置する豊浜漁港は、愛知県内でも随一の水揚げ量を誇る。豊浜は万葉の昔「須佐」と呼ばれており、天然の入り江を形成する良港として知られていた。「味鴨の住む すさの入江の 荒磯松 吾を待つ児らは ただ一人のみ 」と万葉集にも歌われるほど歴史のある漁港だ(味鴨=アジ)。そんな豊浜漁港の産地市場を、一般の消費者にも開放したのが豊浜魚ひろば。その日に水揚げされたばかりの鯛、伊勢えび、大あさりなどの魚介類が多く販売されている。品目の多さとリーズナブルな価格は産地ならでは。威勢のよい声がどこからともなく聞こえる、活気に満ちた雰囲気もテンションを高めてくれる。鮮魚のみでなく、わかめや海苔、干物、珍味など水産加工品を取り扱う店も多く、お土産選びにおすすめ。また、美浜町に本店をおく「えびせんべいの里」の支店があり、食事処も2軒ある。新鮮な魚を使った海鮮丼や刺身定食などをその場で味わうのは、市場を訪れる醍醐味だ。
    大漁旗が掲げられた活気ある産地市場
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旅のヒント

  1. その1

    「中部国際空港 セントレア」で「FLIGHT OF DREAMS」のみを利用する場合は、P1駐車場のAエリアからCエリアの辺りに車を停めるのがおすすめ。駐車場を出て、目の前に「FLIGHT OF DREAMS」のエントランスがある。

  2. その2

    車で「とこなめ陶の森 資料館」と「とこなめ陶の森 陶芸研究所」を訪れるときは、近くにある常滑市立常滑東小学校の東側ではなく、西側の道路から向かったほうが駐車場にアクセスしやすい。

  3. その3

    「南知多ビーチランド&南知多おもちゃ王国」や「南知多グリーンバレイ」は、一日中満喫できるスポット。そのため、美浜町・南知多町のすべてのスポットを巡るには、余裕をもって2日間に分けて足を運ぶのがおすすめ。

  4. その4

    「日間賀島」に向かう高速船は、東港と西港の2か所に発着する。島内の足を運びたいスポットに合わせて、どちらで船を降りるか判断しよう。

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