岐阜

東農

TONO

美濃焼の産地や旧宿場町など歴史豊かな観光スポットが多数

東濃とは岐阜県南東部エリアの総称。このうち多治見市、土岐市、瑞浪市は土岐川沿いのなだらかな丘陵地からなっており、古くから美濃焼の産地として発展した。そのため「美濃焼ミュージアム」や「セラミックパークMINO」「多治見モザイクタイルミュージアム」など、陶磁器関連の観光スポットが充実。鑑賞や体験を通して、美濃焼の歴史や現在の魅力などについて詳しく知ることのできるエリアだ。また、恵那市と中津川市は木曽川が東西に貫流する中山間地域で、「恵那峡」や「付知峡」など自然によってつくり出された景勝地が多数。さらに中山道の旧宿場町である「馬籠宿」、800年以上の歴史をもつ「岩村城下町」、大正時代のたたずまいを残す「日本大正村」といった歴史文化資源にも恵まれている。

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エリアの見どころ

  • spot 01
    馬籠宿
    江戸時代の面影を今に残すノスタルジーな宿場町
    江戸時代に中山道43番目の宿場町として栄え、現在も街道の石畳など当時の面影を残している馬籠宿。まるでタイムスリップしたようなノスタルジックな雰囲気に浸りながら、グルメや買い物などを楽しもう。
    江戸時代に参勤交代で多くの人が行き交った街道。なだらかな坂道の両側に趣のある建物が並んでいる
  • spot 02
    川上屋 馬籠店
    名物の栗きんとんをはじめ、さまざまな栗菓子がそろう
    江戸時代末期の1864年(元治元)に、中山道45番目の宿場町である中津川宿で創業した老舗和菓子店。特に国産の栗にこだわった栗菓子のおいしさで知られている。いちばんの名物は、毎年9~12月限定で販売される「栗きんとん」。蒸した栗に砂糖を加えて丹念に炊き上げ、そのまま茶巾で絞った手作りのものを提供している。おかげで栗の風味がしっかりと残っており、まるで本物の栗を食べているような食感と評判。なお、栗きんとんを羊羹でくるみ、竹川で包んで蒸し上げた「ささめささ栗」や、大きな栗をそのまま蒸し上げ、栗きんとんをまぶした「嬉しの栗」をはじめ、栗羊羹や栗の最中、栗サブレーなど、通年の栗菓子も多数。一年を通して栗の味を楽しませてくれる。
    栗本来のおいしさを大切にした名物「栗きんとん」1814円(6個入り)ほか。毎年秋になると多くの人が購入に訪れる
  • spot 03
    大黒屋茶房
    馬籠宿ゆかりの文豪、島崎藤村の小説に登場する栗おこわを賞味
    食事処と民芸品売り場を併設した馬籠宿でも有数の老舗店。建物は、馬籠で生まれ育った詩人・小説家、島崎藤村の初恋の人であるおゆうの実家でもあり、昭和時代に入ってから江戸時代の図面をもとに復元された。食事処の名物は、藤村の代表作『夜明け前』にも登場する「栗おこわ」。栗と小豆を別々に調理し、モチ米のご飯と合わせて調味料をほとんど加えずに蒸し上げている。単品でも注文できるが、おすすめはわんこそばやマスの甘露煮などが付く「Cセット」。いずれもできるだけ地元産の食材を使い、添加物を極力使用しないやさしい味付けを大切にしている。食事を済ませたら、併設する民芸品売り場へ。陶器や布製品など種類が豊富で、土産にぴったりの一品が見つかるはずだ。
    ボリューム満点の、栗おこわCセット2000円。「栗おこわ」の単品は800円で食べられる
  • spot 04
    日本大正村
    大正時代のたたずまいをそのまま保存した町並み
    国の登録有形文化財である「大正村役場」や恵那市文化財の「大正村資料館」など、町のいたるところに貴重な文化財が現存する「日本大正村」。レトロな雰囲気の漂う町並みをのんびりと散策しながら、大正時代にタイムスリップしたような気分に浸ることのできるスポットだ。
    明治時代に建てられた「大正村役場」。石門に付けられたモダンな街灯などに注目したい
  • spot 05
    大正ロマン館
    大正時代の建築物模型や楽器などを通して大正ロマンに触れる
    大正時代の雰囲気を保存した町並み「日本大正村」のなかにあり、1994年(平成6)に初代村長である俳優の高峰三枝子さんと、初代議長で元横綱力士である栃錦さんの記念館として開館。両名の「高峰三枝子展」と「元横綱栃錦相撲展」のほか、東京駅や帝国ホテルライト館などの精密な模型を鑑賞できる「大正時代の建築物模型展」や、アコーディオンやオルゴールといった世界のさまざまな楽器が並ぶ「大正時代の楽器・楽音器具展」など、多数の常設展示室を備えている。さらに定期的に開催される企画展では、洋画の父といわれる岐阜県出身の画家、山本芳翠(ほうすい)の油絵が展示されることも。建物の前には広々としたバラ庭園がある。
    大正時代のモダンな雰囲気を再現した「大正ロマン館」。毎年6月上旬には庭園にたくさんのバラが咲く
  • spot 06
    多治見市モザイクタイルミュージアム
    モザイクタイルの魅力を、展示と体験で満喫
    多治見市はモザイクタイル発祥の地。「多治見市モザイクタイルミュージアム」は、そんな地域の大切な地場産業を広く伝える役割を担うミュージアムだ。実際に使われていたモザイクタイルの壁面などを展示するとともに、詳しい製造工程や歴史などを紹介している。
    メルヘンチックな造形が目をひく外観。タイルの原料となる粘土の採土場をモチーフにしている
  • spot 07
    恵那峡
    「大井ダム」の建設によって誕生した美しく雄大な湖
    春の桜や秋の紅葉など、四季折々の雄大な峡谷美を観賞できる恵那峡。「さざなみ広場」や「桃介広場」をゆっくりと散策したり、日本初の発電用ダムである「大井ダム」の上を歩いたりといったさまざまな楽しみ方がある。
    豊かな大自然に囲まれた恵那峡。岐阜県でも有数の景勝地として知られている
  • spot 08
    恵那峡ワンダーランド
    多数のアトラクションやBBQ施設を完備した総合レジャーランド
    大観覧車やコースターなど20種類以上のアトラクションを完備している遊園地「恵那峡ワンダーランド」。さまざまな屋内施設やクラフト体験コーナー、BBQ場などもあり、一日ゆっくり楽しめる。
    恵那峡全体を眺望できる大観覧車など、たくさんのアトラクションを体験できる
  • spot 09
    恵那峡遊覧船
    大自然に囲まれた木曽川を気持ち良くクルージング
    恵那峡の両岸にそそり立つさまざまな奇岩や怪石を間近に観賞しながら、往復20kmの船旅を楽しめる「恵那峡遊覧船」。春の桜や夏の新緑、秋の紅葉など、季節ごとに異なる絶景を見せてくれるのも大きな魅力だ。
    広々とした恵那峡を進む遊覧船。恵那峡大橋の下をくぐり、付知川との合流点辺りでUターンする
  • spot 10
    恵那銀の森
    気持ちのいい森のなかにある風光明媚なグルメスポット
    旬の食材と手作りの味にこだわったおせち料理から、森の恵みを生かした洋菓子や和菓子まで、幅広いグルメが充実している「恵那銀の森」。四季折々の自然を感じながら、思いおもいのひとときを楽しみたい。
    木々に囲まれたピクニックエリアのテラス席。正面に笠置山を望む絶景を楽しめる
  • spot 11
    鬼岩公園
    多種多様な巨岩怪石が点在する自然がつくり出した景勝地
    巨岩怪石が数多く見られ、近年は漫画『鬼滅の刃』に登場する岩とそっくりだと話題の「鬼の一刀岩」が注目されている。さらに2021年(令和3)より、岩穴くぐりのイベントを毎月開催。ちょっとした探検も楽しめる。
    蓮華岩の上から見た「鬼の一刀岩」。ここから笠置山や恵那山などを眺望できる
  • spot 12
    虎渓山永保寺
    国の名勝である庭園や国宝の「観音堂」を備えた古刹
    土岐川河畔の丘陵にたたずむ臨済宗南禅寺派の「虎渓山永保寺」。鎌倉時代に全国で名庭を築いた夢窓国師(むそうこくし)の代表作といわれる美しい浄土教的庭園や、国宝指定の「観音堂」と「開山堂」などを鑑賞することができる。
    境内の「観音堂」と「無際橋」。岩山や池など、巧みな地割り構成にも注目したい
  • spot 13
    セラミックパークMINO
    世界の陶磁器文化を介して人の交流を促すテーマパーク
    陶芸の現代をテーマとする「岐阜県現代陶芸美術館」と、貸しホールや貸会議室、作陶体験施設などを備えた「オリベスクエア」によって構成される「セラミックパークMINO」。鑑賞から体験まで幅広い楽しみ方ができる。また、地元の美濃焼が購入できるショップにも注目したい。
    建物の設計者は世界的に著名な建築家、磯崎新(いそざきあらた)。地元で作られたタイルやレンガを積極的に使用している
  • spot 14
    多治見市美濃焼ミュージアム
    約1300年に渡って焼き続けられてきた美濃焼の歴史と現在を学ぶ
    「多治見市美濃焼ミュージアム」は、1300年ほどの歴史をもつ「美濃焼(みのやき)」について知ることができる体験型の博物館だ。「見て、知り、味わう」をテーマに、400年ほど前の貴重な織部焼の茶碗に触れられる特別鑑賞会や、簡単な体験イベントなども行っている。
    「多治見市美濃焼ミュージアム」の外観。広々とした駐車場も完備している
  • spot 15
    付知峡
    清らかな美しい滝などを観賞できる森林浴スポット
    約20mの落差がある「観音滝」や水量が多くダイナミックな「不動滝」などがあり、マイナスイオンたっぷりの景勝地として有名な「付知峡」。秋は紅葉の名所としても知られている絶景スポットだ。
    遊歩道から見た「観音滝」。エメラルドグリーンの滝壺の先に「不動滝」がある
  • spot 16
    苗木城跡
    戦国時代に築かれた山城の石垣が残る国指定史跡
    戦国時代に、木曽川右岸の山の上に築かれた苗木城。その山城跡が「苗木城跡」として今も残り、国の史跡に指定されている。入り口付近には「苗木遠山史料館」があり、苗木城の築城や当時の歴史について理解を深めることのできるスポットになっている。
    険しい岩山の上にたたずむ苗木城跡の本丸。ほかに大矢倉跡なども見学できる
  • spot 17
    岩村城下町
    「おんな城主の里」として有名な800年以上の歴史をもつ城下町
    町並みには歴史的かつ文化的なたたずまいが色濃く残り、情緒にあふれた史跡観光の町として人気の岩村城下町。近年は織田信長の叔母である「おつやの方」にまつわる伝承から、「おんな城主の里」としても話題を呼んでいる。
    岩村本通りには当時の面影を残した商家や旧家のほか、老舗の和菓子店や酒蔵なども立ち並ぶ
  • spot 18
    松浦軒本店
    江戸時代からの製法を守り続けている「カステーラ」が名物
    「松浦軒本店」は、岩村城城下町で1796年(寛政8)に創業した老舗和菓子店である。いちばんの名物は、江戸時代に長崎から伝わったポルトガル伝来の製法を8代にわたって守り続けている「カステーラ」。ふわふわとした食感と、どこか懐かしいシンプルな味わいが特徴だ。ほかにも、どら焼きの「ふくろう焼」や羊羹など、さまざまな和菓子が充実。あんこや砂糖漬けなどはすべて店内で手作りしており、特に地元のきれいな水を使ったあんこのおいしさに定評がある。さらに秋は栗菓子が多数登場。人気の「栗きんとん」は、国産の栗を使用して、一つひとつをていねいに手作業で作っている。地元の人々はもちろん、岐阜の味覚を楽しみに訪れる観光客からも好評の逸品だ。
    看板商品のカステーラ1本530円。現在も江戸時代と変わらない製法で焼き続けている(写真は1本を7等分にしたうちの2切れ)
  • spot 19
    岐阜県現代陶芸美術館
    焼物の町・多治見で陶磁器の世界に浸り「陶芸の現代」を学ぶ
    美濃焼の産地として有名な多治見市の美術館。「セラミックパークMINO」のなかにあり、地元にゆかりのある陶磁器が収集・所蔵・展示されている。展示室では見ごたえのある展覧会を開催。そのほか、陶磁器にまつわるイベントやショップも楽しめる。
    空間を広く使った展示室では、じっくりと作品に向き合うことができる
  • spot 20
    ストーンミュージアム博石館
    ピラミッドの地下にある迷路や宝石探しで、探検家気分を楽しむ
    鉱物産地で有名な岐阜県中津川市にある石の博物館。敷地内には日本最大級のピラミッドが立ち、宝石探しやユニークな体験などから、石の魅力をたっぷりと知ることができる。さまざまな鉱物の展示やグルメ、ショッピング施設も充実しており、一日かけて満喫することができる。
    巨大な石の門からスタート。博石館の入場料は大人1000円、小人(小学生)500円、3歳以上の未就学児は無料だ
  • spot 21
    市之倉さかづき美術館
    緑豊かな山々に囲まれた市之倉で、小さなさかづきから美濃焼を知る
    1000年以上も前から窯業が盛んな岐阜県多治見市市之倉町にある美術館。市之倉の産業観光の拠点として、2002年(平成14)に開館した。ここでは、主産品である明治期の「さかづき」をはじめ、地元ゆかりの人間国宝作家の作品を鑑賞できる。ミュージアムショップや作陶体験施設を敷地内に備えるほか、町内に点在する窯元情報について知ることができる。
    落ち着いた蔵造りの外観。芸術鑑賞だけではなく、ミュージアムショップや作陶体験も可能
  • spot 22
    夕森公園
    エメラルドグリーンに輝く、滝や紅葉で知られる公園
    冷涼で自然豊かな岐阜県中津川市の川上地区。その夕森渓谷沿い一帯の整備にともない誕生したのが夕森公園だ。標高700mの場所にあることから、夏場は避暑地としてキャンプや川遊びなどのために訪れる人も少なくない。また、ツーリングやドライブ、散策にも人気のスポットだ。公園の見どころは、「岐阜県の名水50選」に選ばれた「竜神の滝」。鮮やかなエメラルドグリーンの滝つぼは、神秘的で見る人の心を癒やしてくれる。竜神の滝までの遊歩道や夕森かけ橋を歩きながら、自然との触れ合いを楽しむことも。敷地内には、ほかに「忘燐(ぼうりん)の滝」「銅穴(どうこう)の滝」「アゼ滝」「一つ滝」などが点在している。ハイキングで「忘鱗の滝」「銅穴の滝」まで足を伸ばすのもおすすめだ。また、10月下旬から11月中旬になると紅葉が見頃に。毎年恒例の地元住民による植栽で、現在では1万5000本以上ものモミジが園内に植えられているとのこと。紅葉シーズンにあわせて、ウォーキングフォトラリーや夕森フォトコンテストなどが行われる「夕森もみじまつり」も開催される。
    落差が12mあるエメラルドグリーンの滝つぼが美しい「竜神の滝」。冬になると雪化粧をする
  • spot 23
    永昌寺
    島崎藤村ゆかりの古寺で、自然の流れに身をゆだねる
    岐阜県中津川市にある名刹で、馬籠宿(まごめじゅく)の大通りから少し離れた山のなかにひっそりとたたずむ。馬籠出身の小説家・島崎藤村の菩薩寺としても知られており、1558年(永禄元)に彼の先祖・島崎七郎左衛門が開創したとされている。藤村の小説『夜明け前』では、万福寺(まんぷくじ)という名で登場。実際にこの寺で滞在し、執筆をしていたこともあったという。境内では、藤村の遺髪と爪が埋葬されている墓や彼の家族、先祖代々の墓もある。藤村の文学が好きならば、ゆかりのあるこの場所をぜひ旅の行程に組み入れておきたい。ここには民宿があり、座禅体験や旬の山の幸を使用した精進料理が味わえるとあって、海外からの観光客も少なくない。畳が敷かれた客室からは、味わい深い庭園を眺められる。春には桜、秋には真っ赤な紅葉に彩られる、季節によって変化する境内の風景を楽しむのも一興。住職夫妻のもてなしと身体にやさしい料理、のどかな自然に心身ともに癒やされることだろう。
    情緒たっぷりな永昌寺の山門
  • spot 24
    清水屋資料館
    貴重な遺品展示を通して、島崎藤村のありし日に思いを馳せる
    岐阜県中津川市の馬籠宿は、江戸の日本橋から京都の三条大橋までをつなぐ中山道の宿場のひとつ。木曽11宿のなかでは最南端に位置する馬籠宿だが、現在は石畳の敷かれた坂にノスタルジックなカフェや雑貨屋、資料館が立ち並ぶ宿場町として、多くの観光客が足を運ぶ。その情緒あふれる町並みにたたずむ「清水屋資料館」は、かつて馬籠宿の役人を代々受け継いできた一族の家を利用した建物。8代目にあたる原一平(はらいっぺい)氏は小説家で、詩人・島崎藤村と親しい間柄だったそう。島崎の小説『嵐』に登場した「森さん」は、原氏であるといわれている。そのため、資料館には島崎直筆の『これより北 木曽路』の原本や、島崎が送った手紙などが残されている。江戸時代に作られた陶磁器や輪島の漆器といった、貴重な遺品を見ることも可能。1階受付スペースには囲炉裏が切られており、当時の雰囲気を感じられる風情たっぷりの空間だ。馬籠に訪れた際には、文豪や宿場の歴史に触れてみるのもいいだろう。
    中山道43番目の宿場町「馬籠宿(まごめじゅく)」に立つ清水屋資料館
  • spot 25
    東濃牧場
    標高700mの大牧場で自然に癒やしを求める
    東濃牧場は、岐阜県恵那市にある242万平方メートル(242㏊)もの広さを誇る牧場。目の前には、雄大な恵那山(えなさん)が広がり、遠くには御嶽山(おんたけさん)を望め、眼下には景勝地として有名な阿木川(あぎがわ)ダム湖が広がっている。敷地内では、岐阜県内の酪農家から預かった約700頭の乳牛や約50頭の和牛がのびのびと育てられている。雄大な牧場にたたずむ「東濃まきば館」では、バターやアイスの手作り体験への参加も可能。飲食スペースではステーキや濃厚なソフトクリームといったグルメも楽しめるので、訪れた際には味わっておきたい。東濃まきば館の営業は3月から11月までの期間となっており、冬の間は休業となる。手作り体験や野外BBQは事前の申し込みが必要なため、足を運ぶ前に予約しておくと安心だ。子どもから大人まで楽しめる牧場で、自然と触れ合う旅にするのもいい。
    大自然に囲まれた高原に広がる東濃牧場。思わず深呼吸したくなる澄んだ空気が気持ちいい
  • spot 26
    かんから屋
    つきたてのやわらかい「かんから餅」を趣のある空間で味わう
    岐阜県恵那市の岩村城下町には、400年以上前から歴史を刻む情緒たっぷりの町並みが残されている。当時の面影が残る建物が立ち並ぶなか、入り口に茶色の暖簾をかけているのが「かんから屋」だ。店に足を踏み入れると、どこか懐かしい雰囲気に包まれる。店の定番メニューは、店名にもなっている恵那名物の「かんから餅」。名前の由来は明言されていないが、餅をつく音が「かんから、かんから……」と聞こえたことから名付けられたという説も。1皿450円のかんから餅に載っているのは、こし餡、きな粉、ごまの3種類。地元で収穫された餅米が100%使用されており、嚙み切る必要がないほどやわらかい食感が特徴だ。かんから餅のほか、店にはうどんメニューも。「肉うどん(550円)」や、ネギやかまぼこ、油あげが載った「しの田うどん(450円)」なども楽しめる。餅を作る店ならではの「餅入りうどん(500円)」もぜひ味わいたい。岩村城下町に訪れた際は、つきたての餅と豊かな出汁の香りがするうどんで、心と身体を温めてみてはいかがだろうか。
    名物「かんから餅」は持ち帰り購入も可能であるため、お土産にもおすすめ
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旅のヒント

  1. その1

    「苗木城跡」は周辺に多くの駐車場がある。最も近いのは苗木城跡第一駐車場。しかし途中に石畳の道があり、車高の低い車は注意が必要だ。もしも心配な場合は、第一駐車場よりも少し離れるが「苗木遠山史料館」の駐車場を利用しよう。

  2. その2

    「鬼岩公園」は、平日ならドライブイン以外に散策コースの入り口付近にある駐車場も利用できる。駐車可能台数は5台ほど。また、「鬼の岩屋」や「蓮華岩」を観賞するだけなら、上流の松野湖にある駐車場を利用すると、それぞれ徒歩10分ほどで到着できる。

  3. その3

    「恵那峡」は「恵那峡遊覧船」や「恵那峡ワンダーランド」、「恵那銀の森」など足を運びたいスポットが多数。一日でまわるならば、早めの到着を心がけたい。

  4. その4

    「岩村城下町」から岩村城跡へは、岩村町歴史資料館の近くにある登城口から約800mを徒歩で上がっていかなくてはならない。車を使えば、少し遠回りになるが、岩村城跡の近くにある駐車場までアクセスすることもできる。

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