山梨

清里・小淵沢

KIYOSATO / KOBUCHISAWA

豊かな自然に囲まれた、八ヶ岳連峰の南麓に広がる高原リゾート

清里や小淵沢のある北杜市は県北西部に位置し、八ヶ岳連峰、南アルプス山脈、奥秩父山塊といった山々に囲まれている。市中央部にある清泉寮や県立まきば公園、三分一湧水、清里テラスなどは、八ヶ岳の南麓標高約700-1300mの高原エリアにあたる。南斜面は日当たりが良く、古くから集落が形成され人々が暮らしていたエリアでもある。また三分一湧水を含む八ヶ岳南麓高原湧水群は日本の名水百選に認定され、日本一の名水の里ともいわれている。「そば処 三分一」は三分一湧水で打つ蕎麦がおいしいと評判で、遠方からも蕎麦好きが集う名店だ。山麓に広がる牧場「県立まきば公園」、森のなかの美術館「中村キース・へリング美術館」、標高1900mの山頂から清里高原を一望できる絶景スポット「清里テラス」など都会では味わえない大自然を身近に感じられる県内随一の自然派スポット。

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エリアの見どころ

  • spot 01
    清泉寮
    森と草原に囲まれた宿泊観光施設
    清里高原に宿泊施設として創立されて84年、八ヶ岳南麓エリアの観光の中心となっている。ショッピングやグルメ、自然体験や牧場体験、ミュージアム巡りなど多彩に楽しめる清里高原のランドマーク的施設。
    赤い三角屋根が印象的な「清泉寮本館」
  • spot 02
    清泉寮ジャージーハット
    並んでも食べたい絶品ソフトクリーム
    300平方メートルを超える大展望テラスが備わった「清泉寮ジャージーハット」。清泉寮の敷地内の自家牧場で搾られた有機ジャージー牛乳をはじめ、ヨーグルト、アイスクリーム、無添加ジャムやクッキーなど、清泉寮オリジナルのスイーツや土産物を販売している。そのなかで特に人気なのが「清泉寮ソフトクリーム」だ。自家牧場産の有機ジャージーミルクと八ヶ岳の澄んだ水を使った濃厚ながらもさっぱりとした味わいのミルクソフトクリーム。シーズン中や週末は行列必至だが、スタッフが手際よく作ってくれるので、並んでいる時間は思いのほか短い。また、バレンタインシーズンには、特別なチョコソフトも用意される。無料の足湯が設置された大展望テラスからは、正面に富士山を望み、日本百名山のうち9峰を見渡すことができる。富士山や南アルプスの雄大な景色を眺めながらのんびりと贅沢な時間を過ごしてみては。
    有機ジャージー牛乳を使った濃厚ミルクソフト
  • spot 03
    萌木の村
    グリーンの樹木が美しいナチュラルガーデンと個性派ショップが集う村
    八ヶ岳南麓、標高1250mに位置する萌木の村。ナチュラルガーデンに囲まれた約3万3000平方メートル(約1万坪)の敷地にはホテルやレストラン、クラフトビール工場、オルゴール博物館、メリーゴーラウンド、個性豊かなショップが集う。夏には特設の野外ステージで本格的なバレエ公演も開催される。
    小径を散策しながらショッピングが楽しめる
  • spot 04
    山梨県立まきば公園
    動物と触れ合える絶景公園
    八ヶ岳の山麓に広がる緑の美しい公園で、目の前には八ヶ岳や富士山など山並みの大パノラマ。園内には羊やヤギなど、放し飼いにされている広場があり動物と触れ合うことができる。
    緑の芝が広がる「動物ふれあい広場」
  • spot 05
    サンメドウズ清里 清里テラス
    スノー&マウンテン、年中遊べる観光施設
    八ヶ岳主峰赤岳の南麓に位置し、清里でいちばん高いところにある高原リゾート。ウインターシーズンはスキー&スノーボードが楽しめ、グリーンシーズンは山頂から清里高原を一望できる。
    清里一高い場所から山々を望む
  • spot 06
    中村キース・ヘリング美術館
    世界で唯一 キース・ヘリング専門の美術館
    高原植物に囲まれた自然豊かな場所にあるキース・ヘリングの作品を展示するために建てられた美術館。趣向を凝らしたさまざまな展示で彼の世界感を体験できるようになっている。高原の静かな環境のなかでじっくりアートと向き合ってみたい。
    80年代のアメリカの光と影を表現した世界的なアーティスト
  • spot 07
    平山郁夫シルクロード美術館
    平和を願った日本人画家・平山郁夫のシルクロード
    日本画家平山郁夫の絵画作品と平山夫妻が1968年(昭和43)以来、40年近くにわたって収集してきたシルクロードの美術品約1万点を、毎年2~3回開催する企画展で順次展示している美術館。大きな窓からは八ヶ岳と富士山が眺望できる。
    シルクロードにまつわる絵画や美術品の数々
  • spot 08
    三分一湧水
    先人の知恵が詰まった治水施設
    「日本名水百選」に選定された八ヶ岳南麓高原湧水群。最も有名なのが「三分一湧水」で江戸時代、下流の3つの村に農業用水を三等分するために造ったとされている。三方向の村落に平等に水が行き渡るように工事されたことから、現在の名称が付けられたといわれている。
    江戸時代からあるとされている三分一湧水
  • spot 09
    そば処 三分一
    八ヶ岳の自然がはぐくんだ絶品そば
    観光スポット「三分一湧水」のすぐそばにある人気のそば処。電車を利用するならJR小海線の甲斐小泉駅下車徒歩で10分ほどだ。店の周りがそば畑という立地に建ち、秋になると白いそばの花が一面に咲き、真っ白な絨毯を敷き詰めたかのような光景を見ることができる。地元産のそば粉から作った手打ちそばが名物で、石臼でゆっくりていねいに挽くこと、そしてミネラル豊富な三分一湧水を使用することによりそば本来の味を楽しめる。メニューには十割そばと二八そばがあり、人気は地元産の野菜天ぷらが付いた「十割天もりそば」。十割そばが数量限定なので時間が遅いと売り切れることも。全国のそば好きが訪れるとあっていつも満員御礼状態。待つ際はベルを渡してくれるので店の前で待っていなくても大丈夫。三分一湧水見学や隣接する農産加工物直売所で買い物しながら待つといい。
    人気の「十割天もりそば」は1600円
  • spot 10
    台ヶ原宿
    旧甲州街道の宿場町として栄えた
    ユネスコのエコパークに登録されている南アルプス。そのふもとの扇状地にひっそりとたたずむ台ヶ原宿は、旧甲州街道沿いに栄えたかつての宿場町。大正時代後期までは商業、交通の要衝として賑わった。現在でも往時の面影を残す酒蔵や菓子店が残され、ノスタルジーを求めて人々が訪れる。
    かつての台ヶ原宿のメインストリート。現在は生活道路となっている
  • spot 11
    山梨県立フラワーセンター ハイジの村
    子どもの頃に憧れたハイジの世界へ
    1974年(昭和49)に放送されたアニメ『アルプスの少女ハイジ』。その世界を忠実に再現したハイジの村では、自然豊かな花々の咲き誇る高原でスイス風の町並みを歩き、チーズフォンデュを食べ、ヤギと戯れるという、ハイジさながらの休日を過ごすことができる。
    入り口を入ったらすぐにハイジの世界が広がっている
  • spot 12
    山高神代桜
    山里に咲く桜の巨木。満開の姿は壮麗
    北杜市武川町の実相寺境内に立つ樹齢2000年ともいわれるエドヒガンザクラ。日本最古の巨木と認められ、1922年(大正11)に国の天然記念物に指定されている。例年の見頃は4月上旬から中旬。
    実相寺の境内に立つ山高神代桜
  • spot 13
    星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳 メインストリート「ピーマン通り」
    リゾナーレ八ヶ岳の中央に延びるヨーロッパの街並み
    自然の恵みを生かし、自然を遊び尽くすことをコンセプトとして誕生した星野リゾートリゾナーレ八ヶ岳の中央を貫くショッピングストリート。テーマ性の高い19軒の高級マルシェが軒を連ねる。
    イタリアの山岳都市をイメージしてデザインされた星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳 ピーマン通り
  • spot 14
    イルマーレ
    家族でとことん楽しめる全天候型室内プール
    「イルマーレ」は、「星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳」の地下部分に造られた全天候型の室内プールだ。施設の中心になっているのが、全長60mの「ビッグウェーブプール」で、ここでは毎時10分間、最大1.2mの高さの波が現れ、海を思わせる波の音を奏でる。水着や、ビーチボール、ビーチタオルといったアイテムもレンタル品が豊富にそろえられているので、手ぶらできた人でも気軽にプールを利用することができる。サーフボードよりも少し大きな板の上に立ち、パドルを漕いで水の上を散歩する「SUP(スタンドアップパドル)」のクルーズタイムも設けられているので、ぜひ挑戦してみよう。「キッズエリア」の充実ぶりも見逃せない。ここではたくさんの生き物が暮らす森のなかをイメージして、小型プール、ウォータースライダーなど、さまざまな遊具が並んでいる。「星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳」に宿泊し、ときどき部屋に帰って休みながら一日中プールで遊ぶ家族も多いのだとか。そんな自由な楽しみ方ができるのが、このプールのいちばんの魅力だ。
    森のなかの海をイメージしてデザインされた「ビッグウェーブプール」
  • spot 15
    ROCK
    フロンティアスピリッツを継承するカレーとクラフトビールの店
    清里、萌木の村に立つ「ROCK」はカレーとクラフトビールの専門店。創業は1971年(昭和46)に喫茶店として創業し、1997年(平成9)にはまだ珍しかったブリュワリー、すなわちビール醸造所を併設するレストランへと姿を変え、今もカレーとクラフトビールを看板メニューに掲げている。誕生以来50年を数えるというカレーは、地産の野菜から出汁を取り、牛肉とともに10時間以上煮込んだあとに冷蔵庫で2日間寝かせて完成するという手間のかかったひと品。隠し味のイチゴジャムと、トッピングのレーズンバターが、まろやかな風味を醸し出している。クラフトビールは「ピルスナー」「デュンケル」「清里ラガー」などレギュラー5種類のほか、季節ごとの限定メニューが用意されている。まだ無名だった時代の清里に店を建て、雪の日には立ち往生したトラックドライバーにカレーを振る舞ったという逸話も残るこのお店のパイオニア精神は、今も創造性あるメニュー創りに受け継がれている。
    カレーは採れたての野菜、まろやかなコールスロードレッシングがひと皿に同居する
  • spot 16
    吐竜の滝
    幾条もの滝が並ぶ神秘的なスポット
    八ヶ岳南麓を水源地とする川俣川の渓谷にかかる滝。駐車場からおよそ徒歩15分で滝のたもとにと到着する。滝への道は整備されているため、お年寄りや子どもでも安心して歩くことができる。
    吐竜の滝(どりゅうのたき)。滝の対岸は開けており、ゆっくり鑑賞できる
  • spot 17
    オルゴール博物館「ホール・オブ・ホールズ」
    オルゴール、自動演奏機の魅力を伝えるミュージアム
    「ホール・オブ・ホールズ」は世界各国のアンティークオルゴール、および自動演奏楽器、自動人形などを収集した博物館だ。蒐集点数はおよそ250点。そのうちの50台が常設展示され、館内では毎日コンサートが行われている。オルゴールと聞くと、私たちがまず連想するのは、小さな木箱などで作られた愛らしい音色を奏でる楽器だが、本館に展示されている大型のオルゴール、自動演奏楽器はオーケストラの演奏を思わせる壮大な音を出すものもある。ステレオなどの音響機器が発達する以前は、これらの自動演奏楽器は、限られた人が入手し、楽しむことができた高級品であったという。そんなオルゴール、自動演奏楽器の歴史をあらためてこの博物館で学び、その魅力を再発見してみよう。館内にはオルゴール、アンティークグッズのショップも設けられているので、友人、あるいは自分へのお土産に、お気に入りの一品を見つけることもできるだろう。随時、生演奏によるコンサートも開催されているので、事前に予定を確認して出かけてみたい。
    萌木の村の一角に立つ「ホール・オブ・ホールズ」
  • spot 18
    ホースファームポラリス
    牧歌的な高原で乗馬体験を楽しもう
    乗馬体験を気軽に楽しむことのできる乗馬スクール。まずは馬場でレッスンを受けてから、八ヶ岳山麓のトレッキングに飛び出そう。ヘルメットなど、必要な装備もすべてレンタル品が用意されている。
    左からスタッフの深江晃司さん、JOE、スタッフの金井篤穂さん
  • spot 19
    八ヶ岳倶楽部
    森のなかに点在するレストラン、ギャラリー、散策路……
    八ヶ岳南麓、標高1360mの森のなかにある「八ヶ岳倶楽部」。オープンは1989年(平成元)7月。それから30年以上もの間、ここでは人と自然の共生を大切にした営業が続けられている。エントランスに隣接するレストランでは、地産の食材を使ったプレート、天然酵母パン、1杯ごとに味わいが変わるというフルーツティー、クリーミーな味わいのココアなど、自然のなかでリラックスして食事がとれる。愛犬を連れての入店もOKなのもうれしい。そして、レストランに隣接するショップではさまざまな雑貨、ガーデニング用品などを扱い、これもレストランに隣接しているギャラリーでは、小物から家具まで、手作りの品物ばかりが並べられている。広い敷地内には散策路も造られているので、ランチタイム、ティータイムのひとときに森林浴も楽しもう。散策路の先にもステージがあり、ここでは作家によるアート作品の展示、企画展、グループ展などが随時行われる。
    エントランスは森のなかの隠れ家を思わせる
  • spot 20
    東沢大橋
    八ヶ岳南麓の名スポットに数えられる「赤い橋」
    北杜市を流れる川俣川の上流域にある東沢に架かる全長90mのアーチ橋。八ヶ岳方面の眺望に優れ、新緑、紅葉などを楽しめる。隣接する場所に、展望台を併設した広い駐車場が整備されている。
    川俣川の支流、東沢に架かる東沢大橋
  • spot 21
    明野のひまわり畑
    なだらかに連なる丘を30万本のヒマワリが埋める
    日本有数の日照時間を誇る北杜市明野(あけの)町のシンボル的存在となっているのが「ひまわり畑」。明野町浅尾を中心にした丘に「ひまわり畑」が連なり、大輪の花が競演を見せる。それは明野の夏を彩る艶やかなページェントだ。
    広い「ひまわり畑」が明野の町を一躍有名にした
  • spot 22
    白州・尾白の森 名水公園 べるが
    清流に沿って広がる森に自然と親しむ施設がそろう
    「名水百選」に選ばれた清流尾白川(おじらがわ)の扇状地に広がるおよそ20万平方メートル(6万坪)の森のなかに広がる公園。宿泊施設もさまざまなタイプのものが用意され、ゆっくり滞在しながらアウトドアライフを楽しむことができる。
    園内にあるえん堤は自然のシャワーを楽しめる人気スポットになっている
  • spot 23
    尾白の湯
    高濃度のお湯でゆっくりと疲れを癒やそう
    名水百選にも選定された尾白(おじら)川のほとりに立つ天然温泉。地下深くから湧き出る湯はミネラルなどの有効成分を多量に含み、疲労回復にも高い効果が期待できる。露天風呂は2種。このうちの「赤湯」は、温泉法が定める基準値のおよそ30倍という超高濃度のお湯で、含有物が空気に触れて酸化することで独特の茶褐色の湯が生成されるという野趣あふれるものだ。もう1つの「白湯」は、源泉と、尾白川の天然水を1対9の比率で混合。こちらも温泉に含まれる溶存成分は、普通の単純温泉の3倍以上の濃度を有している。湯舟から遠く八ヶ岳の優美なシルエットを遠望できるのも、この温泉の大きな魅力となっている。温泉施設にはこのほか、内風呂、サウナ、打たせ湯などの施設が整えられている。館内には食事処、休憩施設も併設されているので、湯上りのひとときをゆっくりと過ごすことができる。温泉施設に隣接する形で「白州・尾白の森 名水公園 べるが(はくしゅうおじらのもりめいすいこうえんべるが)」の森が広がっている。公園で自然を楽しんだあとに、湯に浸かるのもよいだろう。
    清流尾白川の流れの近くに立つ尾白の湯(おじらのゆ)。食事処なども併設されている
  • spot 24
    台ヶ原金精軒
    創業120年の老舗が作る確かな味の和菓子
    旧甲州街道沿いに立つ老舗和菓子店。この地に生まれた創業者が故郷の水と素材で創り上げた味が、今もかたくなに守り続けられている。季節販売の商品も多いので、まめに足を運び、旬の味を楽しもう。
    山梨県のブランド米「梨北米」と地産の大豆、アルプスの天然水で造られる生信玄餅
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旅のヒント

  1. その1

    電車を利用する場合、清里へはJR中央線の小渕沢駅からJR小海線を利用することになるが、徒歩で行くことのできないスポットが多い。最寄り駅からは比較的近いのでタクシーを利用するといい。

  2. その2

    「中村キース・へリング美術館」「三分一湧水」「平山郁夫シルクロード美術館」はJR「小渕沢」駅を拠点にして、3つまとめてまわると効率がいい。

  3. その3

    「清里テラス」「清泉寮」と「萌木の村」はJR小海線の清里駅を拠点にするとよい。「萌木の村」は徒歩で10分ほど。「清里テラス」は、「清泉寮」「萌木の村」どちらからも車で10分ほどでサンメドウズ清里に着く。

  4. その4

    「山梨県立フラワーセンター ハイジの村」へは都内から日帰りバスツアーが催行されているので楽に移動したい人にはおすすめ。

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