北海道

恵庭・千歳・支笏湖

ENIWA / CHITOSE / SHIKOTSUKO

ガーデンシティと呼ばれる恵庭と水質日本一にも選ばれた支笏湖を有する千歳

恵庭(えにわ)は、札幌と千歳のほぼ中間に位置。札幌近郊にありながら水と緑に囲まれた豊かな自然環境と大都市近郊農業を支える田園ゾーン、JR3駅それぞれを中心としてコンパクトに集約された都市機能をあわせもつ市だ。恵まれた住環境をきっかけとして個人宅の庭を公開する「オープンガーデン」がまちの文化となり、「花のまち」のイメージが定着している。市内には、ガーデンや花をテーマにした「えこりん村」、花の拠点「はなふる」などがある。恵庭に隣接する千歳は、空の玄関口・新千歳空港がある市。ビールや食品の工場も多数あり「キリンビール北海道千歳工場」など、一般見学の可能な工場もある。その一方で豊かな自然にも恵まれており、市内にある支笏湖(しこつこ)は日本最北の不凍湖。約4万年前に支笏火山の噴火でできた陥没地に水が溜まってできたカルデラ湖で、日本有数の水質を誇る。近くには恵庭岳や樽前山(たるまえさん)もある。また、湖畔には多くの観光客が訪れる支笏湖温泉街があるほか、少し離れたところには、秘湯として人気の高い丸駒温泉もある。

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エリアの見どころ

  • spot 01
    えこりん村
    羊牧場に広がるフィールド。楽しみながら自然とのつながりを感じる村
    ハンバーグレストラン「びっくりドンキー」のチェーン本部である株式会社アレフ。同社が、環境負荷を軽減し、持続可能な社会形成に貢献したいと造ったのが、エコロジーテーマガーデン「えこりん村」だ。
    多目的スペースもあるウェルカムセンター
  • spot 02
    千歳ワイナリー
    ハスカップワインから始まり、北海道産ワインの可能性を追求
    不老長寿の実とも呼ばれるハスカップ。日本で栽培されているのは北海道でも限られたエリアだけで、そのひとつが千歳市だ。その千歳産ハスカップを使ったフルーツワインを造っている「千歳ワイナリー」を見学しよう。
    閑静な住宅街にあるワイナリー。看板が目印
  • spot 03
    キリンビール北海道千歳工場
    人気ビールのおいしさの秘密を知ることができる工場見学
    千歳市のキリンビールの工場で行われている見学ツアー。「キリン一番搾り生ビール」の秘密やこだわりを知ることができ、さらに工場直送のビールを飲めるという特典も付いている。ビール好きなら訪れておきたい場所だ。
    壁一面に1200本のビールの缶。これは工場で1分間に中身を注入できる本数だそう
  • spot 04
    支笏湖
    澄んだ湖面と山々。四季折々の美しさを見せてくれるカルデラ湖
    約4万年前の火山の噴火でできた陥没地に水が溜まってできた「支笏湖」。アイヌ語で「大きな窪地」を意味する「シ・コッ」がその名の語源といわれている。高い透明度を誇る水は、淡く美しい「支笏湖ブルー」として有名だ。
    支笏湖温泉エリアから見た支笏湖。湖を囲む山の稜線が美しい
  • spot 05
    丸駒温泉旅館
    秘湯の老舗旅館がリニューアル。湖を生かした外気浴を楽しめる
    支笏湖畔にある「丸駒温泉旅館」。1915年(大正4)創業の老舗旅館で、秘湯としても知られる。2022年(令和4)5月、昔からのよさを生かしつつ利用客からの声をもとに客室改装を行い、リニューアルオープン。囲炉裏を囲んで夕食が楽しめるレストランも新設。また、支笏湖を一望できるテラスに新たに水風呂を設置し、サウナに入ったあと、湖を見ながら冷水浴と外気浴を楽しめるようになった。水風呂には湖水を用いており、サウナの本場・フィンランドさながらのサウナ時間を過ごせる。同旅館の浴場は、支笏湖畔で唯一朝日を見られる場所にあるので、朝日を浴びながらの温冷浴もおすすめだ。さらに、宿泊者向け無料プログラムとして「秘湯の学校」なるものを実施。丸駒温泉の歴史や温泉の仕組みをスタッフが紙芝居を使って説明、そのあと全国でも珍しい、足元から湧出する天然露天風呂で湯浴みをしたり、湖岸を掘って「MY秘湯づくり」に挑戦したりするというもの。敷地内の湖岸に温泉湧出スポットがある同旅館ならではの体験プログラムだ。日帰り入浴も行っており、料金は大人(中学生以上)1000円、小学生500円、3歳以上の幼児200円(3歳未満は無料)。
    支笏湖(しこつこ)を眺めながら水風呂に入り、外気浴をできるのは、サウナ好きにとって最高のぜいたく(画像提供:丸駒温泉旅館)
  • spot 06
    花の拠点 はなふる
    花のまち・恵庭(えにわ)の魅力がギュッと詰まった、人々の集う新拠点
    恵庭は札幌と新千歳空港の中間に位置する市。「恵庭」という名前にふさわしい、市民主導の「ガーデニングのまち」としても知られている。2020年(令和2)に誕生した「花の拠点 はなふる」は、複数の施設からなる恵庭の新しいシンボルだ。
    「花の拠点 はなふる」内にあるガーデンエリアの一部。後方に見える芝生の広場では、水遊びもできる
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旅のヒント

  1. その1

    札幌のベッドタウンとも称される恵庭は、札幌からJRの快速で24分、車は高速利用で約40分、一般道だと約60分。新千歳空港からはJRの快速で13分、車で約25分という距離。

  2. その2

    千歳へのアクセスは、札幌からだと車、バス、JRがある。車の場合、高速利用で約1時間、一般道で約1時間20分。JR利用だと千歳駅まで快速で約30分。

  3. その3

    支笏湖へ行くには、JR千歳駅と南千歳駅からもバスが利用でき、千歳駅からは約45分。車利用の場合は、札幌から約1時間10分、千歳市内からだと約30分。

  4. その4

    6~7月の花が咲き誇るベストシーズンに恵庭を訪れるのであれば、ガーデン散策で歩くことも踏まえ、靴はスニーカーなど歩きやすいものがおすすめ。また、ヒールでの芝生内への立ち入りは禁止なので注意を。

  5. その5

    支笏湖ではカヌーなどさまざまなアクティビティを行っている。時間をとって体験したい。冬には「千歳・支笏湖氷濤(ひょうとう)まつり」も開催される。

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